Q1.今のお仕事の内容を教えてください。
「シネマティクス室」という部署に在籍しています。
シネマティクス室はプリレンダー(※)を活用し、ハイクオリティーなビジュアルコンテンツを制作するチームです。私の業務内容は、キャラクターにまつわるコンセプトアートの提案・モデル制作・キャラクターワークフロー構築などに加え、他部署と連携してキャラクターを動かす最終アウトプットまで、全体的な進行の舵取りを担っています。
※ プリレンダー……事前に生成(レンダリング)されている3DCGのこと。例えば、ゲームだとオープニングムービーが該当する。
Q2.お仕事のやりがいを教えてください。
ゼロから提案したキャラクターが、コンセプトアートの状態から3Dモデルになり、さまざまな工程を経てアニメーションとして動き出す瞬間はいつも感動します。無から命が生まれるような感覚です。そのキャラクターが難度の高いフォトリアル(写実的な描写)であったり複雑な形状だったり、生みの苦しさが強ければ強いほど動いたときの喜びもひとしおです。
私は美大卒業後、ゲーム業界で約20年間キャラクター制作に携わってきました。弊社では新たに全体的な進行を担い、さまざまな事柄を俯瞰して見るようになったため、先を見通す力がついてきたように感じます。3DCG技術は日進月歩で発展しています。その時々でベストを尽くしていても「もっと改善できる」と感じますし、クオリティーに満足することはないですね。大変ですが、同時に楽しさも感じます。
Q3.サイゲームスの好きなところは?
「信頼し任せてくれる」ことです。この文化はセクションやチーム、プロジェクト単位ではなく、会社全体に根付いているよう感じます。例えば、やりたいプランがあるときは筋道を立てて提案すれば他部署でも話を聞いてくれます。
さらに、「信頼し任せてくれる」ことの積み重ねで自己肯定感が上がり、いつの間にか自信をもって自発的に動くようになります。「任せてもらえた分、自分ももっとベストを尽くそう!」というマインドになっていくんですよね。また、開発に必須であれば、機材やソフトの購入がスムーズなところも好きです。
Q4.将来の夢を教えてください。
シネマティクス室からハイクオリティーなビジュアルコンテンツを発信し、世界中のユーザーのみなさんの心を揺さぶるような作品を作りたいです。「心を揺さぶるビジュアルコンテンツ」とは、独自性と普遍性を織りまぜたような、見た事がありそうで実はまだ誰も表現していないものだと考えます。
Q5.プライベートの過ごし方について教えてください。
子どもが大きくなり遊んでくれなくなってきたので、最近は妻と日帰りできる範囲で「珍スポット」巡りをしています。
行って帰ってくるだけでもリフレッシュができますね。
Q6.最後に一言
※内容は取材当時のものです。