Q1.今のお仕事の内容を教えてください。

海外事業部のローカライゼーションチームに所属しています。主な担当はゲームの英訳や翻訳された文章の編集といった「書く言葉」の他、英語の音声収録に立ち合ってディレクションをする「話す言葉」に関わる業務です。その他、海外でのイベントや出張があるときはサポートスタッフとして同行し、通訳やパネルディスカッションの司会をすることもあります。

このようにローカライザーには状況に応じてさまざまな役割が求められますが、どのような場合でも「言葉」を伝えることに集中して取り組んでいます。

Q2.お仕事のやりがいを教えてください。

言葉を通して人と人を繋げられたときにやりがいを感じます。例えばアメリカには日本のゲームが好きな人が多いのですが、ローカライゼーションというプロセスがないとそういった人たちに日本のゲームを届けることができません。

自分たちが翻訳することによって、世界中のみなさんにゲームを遊んでいただけるようになるのだと思うと日々の業務が楽しくなりますね。

▲2019年、アメリカで行われたアニメ・エキスポのパネルディスカッションで、司会・通訳を務める様子(左)

Q3.サイゲームスの好きなところは?

組織としての体制が整っているところです。海外事業部内には欧米事業部やアジア事業部などがあり、海外展開上のパブリッシングやマーケティングなどの業務はそれらの部署がしっかり担当してくれているので私たちはローカライゼーションの仕事に集中できます。

また、個人的には毎日新しい刺激を受けながら経験を積んでいきたいと考えているので、複数のプロジェクトに関わりながら働ける点も好きです。

Q4.将来の夢を教えてください。

他部署との連携を深め、より良いローカライゼーションのやり方を見つけたいです。例えば新作のコンセプトを練る段階からローカライゼーションスタッフの参加機会がもっと広がれば、あらかじめグローバル展開を見据えた形でのシステムだったり、より多くの人に響くポテンシャルのある作品作りだったりができるのでは、と感じています。また、個人的にはゲームのディレクションもやってみたいですね。

Q5.プライベートの過ごし方について教えてください。

読書やゲームをしたり、サックスやクラリネットを演奏したり、絵を描いたり、英語で小説を書いたり……と色々です。趣味で小説を書いているのは、ローカライゼーションには想像力が求められるからですね。物語を翻訳するためには、母国語で作家に匹敵するような力が必要なのではないかという想いがあります。辞書を見て、その通りの言葉に翻訳しても情緒がなくなってしまうので、自分自身も言葉の表現力を磨くようにしています。

※内容は取材当時のものです。


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