【Tech Kids Grand Prix 2019リポート】小学生が大舞台で自作アプリやゲームをプレゼン!
国内最大級の小学生プログラミングコンテスト、今年も開幕!
サイゲームスでは、プログラミング教育を通してコンテンツ産業の発展に貢献することを目的として、子どもたちがプログラミングに親しむ機会の提供を支援し、未来の優秀な技術者を育成する活動を継続して行っています。
その中でも国内最大級の小学生プログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix」については、昨年の初開催時から協賛企業としてサイゲームススタッフが審査員を担当し、企業賞の提供を行ってきました。
今回は、9月23日に渋谷・ヒカリエホールで開催された、「Tech Kids Grand Prix 2019」の決勝プレゼンテーションと授賞式の様子をリポートします!
■Tech Kids Grand Prixとは?
Tech Kids Grand Prixは、小学生のためのプログラミングスクール「Tech Kids School」が主催する、小学生であれば誰でも参加できるプログラミングコンテストです。開発言語の指定はなく、コンピュータープログラミングを用いて開発したアプリケーションやゲーム作品を応募することができます。
※ロボットや電子工作など、特殊なハードウェアを必要とする作品は不可
Tech Kids Grand Prix 2019 決勝プレゼンテーションスタート!
今年、決勝プレゼンテーションの舞台に立ったファイナリストは、応募総数1422件の中から3次審査までを勝ち抜いた、小学3年生から6年生までの10人。
それぞれ制限時間内に、開発したアプリやゲームの魅力、開発の背景などをわかりやすくプレゼンしていきます。
作品もプレゼンテーションも、大人が圧倒されるほどのクオリティー!
みなさんプレゼン後の審査員からの質問にも堂々と答えていました。
客席からどよめきが聞こえる場面もあり、どのファイナリストも会場を大きく沸かせていました。
今年度のファイナリストの中には、昨年度の決勝プレゼンテーションに触発されて、コンテスト応募に挑戦したという子も。また、初めて作った作品を持って決勝の舞台に立ったファイナリストからは、「私が作品を作った過程が、プログラミングを始めたばかりで悩んでいる人たちの参考になるとうれしいです」とのコメントもありました。
今回のコンテストは、このようにプログラミングを通じて小学生たちがお互いに刺激しあえる場になっていることを感じられる場面が多くありました。
その他にも、アジア太平洋地域から招待された小学生プログラマーによるゲストスピーチが行われたり、会場外にはプログラミング体験ブースがあったりと、観覧に訪れた子どもたちも楽しんで過ごしていました。
来年のコンテストにも、観覧していた子どもたちの中から次の挑戦者が現れるかもしれませんね。
いよいよ受賞作品発表!果たして結果は…?
審査員による審査が終わり、会場が固唾を飲んで見守る中、いよいよ結果発表です。
優勝したのは、家族の健康状況を管理できるアプリ「Famik(ファミック)」を発表した小学6年生・澁谷 知希さん!
澁谷さんの作品は、病院の待合室で着想を得たもので、子どもの体調や症状などを時系列で記録して家族にシェアする機能や、病院検索機能などが搭載されているというもの。
身近な課題をプログラミングによって解決しようという着眼点と、実際にアプリとしてリリースされてもおかしくないクオリティーの高さが評価され、堂々の優勝に輝きました。
また、協賛企業賞の1つであるCygames賞は、フラクタルがテーマの作品を発表した小学4年生の齋藤 之理さんが受賞。
一見難しく見える数学のテーマですが、「好き!」という熱い想いでエンターテインメントに昇華されたことが高く評価されました。
プレゼン時には、そのこだわりに会場からも驚きと笑いの声が響きました!
(その他の大会結果については公式サイトをご覧ください)
最後に、審査員を代表してサイゲームスCTO室テクニカルディレクターの永谷が総評を述べました。
▼永谷コメント
「自由に楽しみながらプログラミングをして、自分の思ったものややりたいことを形にする経験はとてもエキサイティングなものです。みなさんの作品とプレゼンを通じて、子どもらしい身近な題材だとしても、作り手の強い想いが詰まっていたら人々の共感を得ることができるということに気付くことができました。みなさんが興味の赴くままにたくさんの作品を生み出し、楽しい共感を生み出すイノベーターになってくれることを楽しみにしています。」
小学生のプログラミングに対する熱意と技術が、プログラミングに興味のある子どもだけではなく、周りの大人にも大きな刺激を与えたTech Kids Grand Prix 2019。
サイゲームスではこれからも、子どもたちがプログラミングの楽しさを体感できる機会を増やすため、継続的にさまざまな支援を行っていきます。