「ブレイバーン選手」プロレスデビュー戦を勝利で飾る!サイゲームス×DDTプロレスリングの異色コラボが新しい楽しみ方を生む

2025年2月23日(日)、東京・後楽園ホールでDDTプロレスリングによるプロレス大会が開催され、その中でオリジナルTVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』とのコラボ試合が行われました。

今回サイマガでは、イベントの様子や試合をリポートするとともに、コラボに携わったスタッフ、選手から試合の感想やこだわりなどをインタビューしました。さらに、同日にデビューした「ブレイバーン選手」のコスチュームデザインを手掛けた大張監督から、貴重なラフイラストとコメントを独占入手!アニメとプロレスの融合が生み出した、作品の新しい楽しみ方をお届けします。

アニメとプロレスの異色コラボ!
企画発足の経緯とは?

今回プロレスとコラボを果たした『勇気爆発バーンブレイバーン(以下、ブレバン)』は、企画・原作をサイゲームス、監督を大張正己さん、制作をCygamesPicturesが担当し、2024年1~3月に放映されたオリジナルTVアニメです。陸上自衛隊に所属する青年、イサミ・アオが謎のロボット「ブレイバーン」と出会い、未知の機械生命体「デスドライヴズ」と闘う物語を描きます。

本コラボの企画は、株式会社CyberFight(※)で営業を統括する、常務執行役員・高橋さんからのオファーをきっかけに始まりました。高橋さんは元々『ブレバン』の大ファンで、ユニークな大会を数多く行う「DDTプロレスリング(以下、DDT)」(※)となら相性が良く、コラボによって良い相乗効果が期待できるはずと考えていたそうです。話を聞いたサイゲームスの担当者が、DDTとのコラボは『ブレバン』の世界観やファン層とマッチしており、双方のファンのみなさんが楽しめると考えたため、今回のコラボが実現しました。

※ 株式会社CyberFight……株式会社サイバーエージェントの子会社であるプロレス事業会社。DDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレスなどプロレス団体の運営を行う

※ DDTプロレスリング……日本のプロレス団体。両国国技館や後楽園ホールなど大きな会場での大会の他、新幹線の車内やオフィス内などでリングを設置せずに試合を行う「路上プロレス」を展開。ユニークな試合形式が多くのファンの方々に支持されている

会場は満員!
熱狂のイベントリポート

今回のコラボに際して、2024年12月から2025年1月にかけてSNSで告知。この告知は大きな反響を呼び、ファンのみなさんから「一体どんな内容になるのだろう?」「DDTがコラボ先として最適」という旨のコメントが寄せられました。

期待が高まる中で迎えた当日の会場は、なんと満員!初めてプロレスを観戦する『ブレバン』ファンの方々もいらっしゃったようです。

▲売店付近。プロレスファンと『ブレバン』ファンの方々で大盛況
▲会場は満席。オンラインで観戦する方も多数

コラボ試合が行われたのは大会のセミファイナル。試合形式は、ブレイバーン選手、上野勇希選手、MAO選手によるチーム「ブレイブホープ」と、納谷幸男選手、彰人選手、高尾蒼馬選手によるチーム「DDTデスグリード軍」がぶつかり合う6人タッグマッチです。
場内の実況と解説には、ゲストとして声優・稲田徹さんが参加しました。稲田さんはアニメ『ブレバン』で敵将の1人、強欲を司る「クピリダス」役を担当しています。また、稲田さんはDDTが管理・認定する「アイアンマンヘビーメタル級王座」(※)の王者だったこともあり、『ブレバン』およびDDTと縁が深いことでも知られています。
そして、ブレイバーン選手からはブレイバーン役の声優・鈴村健一さんによる新録ボイスが……!作品の世界観を踏まえた演出で、まるで『ブレバン』の番外作品が実演されているような空間となりました。

※ アイアンマンヘビーメタル級王座……場所や対戦相手を問わずレフェリーの敗北判定で即座にベルト所持者が移動するルールの王座

▲煽りV(※)で「私たちは決して負けはしない!」と叫び、貫禄たっぷりに入場したブレイバーン選手。彼が入場すると、会場には驚きと笑いの声が上がった

※ 煽(あお)りV……プロレスや格闘技の大会で、試合の経緯や選手同士の遺恨(因縁)などを紹介する、試合前に流れる映像

▲上野選手(上)、MAO選手(下) リングインすると、イサミ&スミスの描き下ろしイラストのポーズを披露

試合は開始早々からブレイバーン選手のドロップキックが炸裂。デビュー初日とは思えない華麗な身のこなしから圧勝ペースかと思いきや、上野選手が連携を申し出るとなぜか連携を拒否……!アニメ第2話でブレイバーンがスミスの搭乗申し出を拒否するシーンを彷彿とさせました。チームワークが乱れる中、ブレイバーン選手の必殺技がかわされたことを機に「ブレイブホープ」は劣勢へ。

▲ブレイバーン選手に連携を拒否され、ショックを受ける上野選手(一番右)

中盤からは、様々な「強欲」を抱えて技を放つ「DDTデスグリード軍」が優勢に。ヒートアップした稲田さんも実況席を立ち、リングサイドに駆け寄って「あなたたちの欲はそんなもんじゃないでしょう!」と鼓舞。

▲「DDTデスグリード軍」を鼓舞する稲田さん
▲「DDTデスグリード軍」は稲田さんの鼓舞で奮起。正義は負け、「強欲」が世界を支配してしまうのか?

苦しい展開の中、MAO選手が奮闘しなんとかブレイバーン選手に交代すると、なぜか場内に『ブレバン』のオープニング主題歌「ババーンと推参!バーンブレイバーン」が響き渡ります。MAO選手が「さっきから何なんだこの歌は!」と困惑しながらも、ブレイバーン選手のボディ・プレスと3人の合体(連携)技で一気に反撃へ……!

▲3人の合体技「ブレイブスイートクラッシュ」が納谷選手に直撃

最後は、ブレイバーン選手が「MAO、上野、そしてこの試合を見てくれている良い子のみんな!リングの上でも一緒に叫ぶぞ!必殺技の名を!ブレイブ・クロススティンガー!」と叫び見事、技を命中させてブレイバーン選手が率いる「ブレイブホープ」が勝利を収めました!

▲高尾選手から3カウントを奪い、ブレイバーン選手が勝利!必殺技「ブレイブ・クロススティンガー」は大張監督命名とのこと
▲稲田さんがマイクを取り「またいつでも強欲軍(DDTデスグリード軍)はDDTに現れるでしょう。ガーッガッガッガ!」と捨てゼリフを吐いて退場
▲「DDTのみんな、また会おう!」と試合を締めたブレイバーン選手

イベントを終えた感想やこだわりなど
関係者・選手にインタビュー!

コラボに携わったサイゲームス・株式会社CyberFightのスタッフと、ブレイバーン選手・上野勇希選手・MAO選手に、イベントの感想やこだわりなどを聞きました!

まずはサイゲームスの担当スタッフに話を聞きます。

イベントを終えての感想を教えてください。

サイゲームススタッフ 選手含め、大きなケガなく終えられてホッとしています。選手や関係者の協力でコラボ試合が実現しました。ダイナミックな試合展開や会場の一体感を楽しんでいただけたならうれしいです。

イベント準備中のエピソードがあれば教えてください。

サイゲームススタッフ プロレスの演出と『ブレバン』の大切にしたいポイントをすり合わせるため、DDTさんと多くやりとりを重ねました。解説や選手のみなさんが『ブレバン』を全話視聴し、その知識を活かして当日の試合を盛り上げてくれたんです。また、この試合だけ特別に会場内に実況を流して、初観戦者も楽しめるよう対応してくださいました。
さらに、サイゲームス、DDTさん、そして大張監督の細部に至るまでのこだわりによって、コスチュームが完成したのはイベント当日の朝となりました。DDTさんはプロレスとアニメの世界観を融合する表現力に加え、柔軟な対応で会場を盛り上げるホスピタリティーが素晴らしいと思いました。

大会を終えて、どのような反響がありましたか?

サイゲームススタッフ 鈴村さんのセリフもあり、ヒーローショーのような熱い展開が好評でした。大会当日には、Xのトレンドにも入って驚きました。多くのファンのみなさんが関心を持ち、大いに楽しんでいただけたようで良かったです。

『ブレバン』をプロレスで表現する上での苦労やこだわりを教えてください。

サイゲームススタッフ 実は『ブレバン』の世界観をプロレスに採り入れるのは、お互いに似た要素があるからかあまり難しくありませんでした。例えば、必殺技や二人一組での共闘といった要素はもちろん、選手同士がお互いの技を避けず真っ向から受ける姿勢や、試合を追うごとに成長していく姿などは、イサミとスミス・ブレイバーンとスペルビアといったキャラクター同士の関係や、作品で描かれた彼らの心の変化に似ていると感じます。
『ブレバン』をプロレスで表現する上でこだわったのは、ボイスの台本や煽りVです。『ブレバン』に寄せるため、多くのアイディアをDDTさんに提案し、柔軟にご協力いただきました。

今後の展望を聞かせてください。

サイゲームススタッフ 4月から『ブレバン』とDDTのコラボグッズの販売がスタートします!アクリルスタンドやA4クリアファイルといったグッズはもちろん、限定カラープラモデルといったユニークなグッズまで取り揃えました。4月11日(金)~4月20日(日)まで、新宿マルイ アネックスでPOP UP STOREを開催しますので、ぜひ足をお運びください。終了後には通販も予定しています。
『ブレバン』は引き続き多くの催事やコラボに取り組んでいますので、今後の展開に期待いただくとともに、末永く応援していただけるとうれしいです!

▲クリアファイル。右上のイラストは最初にコラボイベントを告知した際に登場。スーパー・ササダンゴ・マシン選手にブレイバーンの要素が足され、今回のコラボを象徴するようなデザインに
▲『ブレバン』とスーパー・ササダンゴ・マシン選手がコラボした限定カラープラモデル。コスチュームがブレイバーンのカラーリングとなっている
POP UP STORE 詳細情報はこちら

■株式会社CyberFight

株式会社CyberFight 常務執行役員高橋 晃 さん
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イベント企画・運営やセールスプロモーション、マーケティングなどの仕事を経て、2018年からDDTプロレスリング(現:株式会社CyberFight)に入社。現在は東京女子プロレス事業統括を兼務し、DDT・東京女子プロレス両団体の法人営業・渉外、海外業務の責任者を務めている。

大会を終えて、どのような反響がありましたか?

CyberFight・高橋 たくさんの方にチケットをご購入・ご来場いただき、感謝しております。初めてプロレスを観戦された方からも、次回大会のチケット購入やお礼のご連絡をいただきました。重ねて感謝いたします。

『ブレバン』をプロレスで表現する上での苦労やこだわりを教えてください。

CyberFight・高橋 今回のコラボで初めてプロレスを見るファンの方の期待に応えるため、ビデオやボイスを新規収録し、試合の流れも作品の世界観を崩さないよう工夫しました。また、描き下ろしイラストも筋肉の質感や汗、躍動感、ポーズなどに徹底的にこだわりました。

『ブレバン』の感想があれば教えてください。

CyberFight・高橋 初回放送日、帰宅途中にSNSのざわつきを見て帰り、急いで録画を視聴して眠れなくなりました。感想は「やってくれたな」です。自分も何か面白いことをしないと、と創作意欲が湧いたことを覚えています。『ブレバン』は、シリアスからギャグまで幅広い要素を盛り込む「懐の深さ」を持ち、ファンのみなさんが笑ったり泣いたりしながら応援する内に、いつの間にか夢中になる魅力があります。その点がDDTによく似ていますし、(真面目にやっているのに)「なんじゃこりゃ!?」と受け取られてしまうのも共通点かもしれません。そこで、コラボを通じて良い相乗効果が生まれると考え、企画を提案しました。今回のコラボで当初感じた衝動がかたちになり、感慨深いです。

今後の展望をお聞かせください。

CyberFight・高橋 POP UP STOREをオープンしますので、ぜひご利用ください!また、ブレイバーン選手は今回がデビュー戦なので、次戦にも期待しています。DDTがピンチのときに駆け付け、強大な敵に対してパワーアップした姿を見せる日が来るかもしれません。

■選手のみなさん

「まるで熟練のプロレスラーが乗り移ったかのように身体が動いた」と語るブレイバーン選手。インタビューでは、そんなブレイバーン選手の頭の中に響いたという「熱き魂の声」も特別にお届けします!

プロレスラーブレイバーン 選手
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2025年2月23日にDDTプロレスリング・後楽園ホール大会にてプロレスラーとしてデビュー。デビュー戦で必殺技「ブレイブ・クロススティンガー」を披露し、見事勝利を収める。生年月日、身長、体重、血液型、出身地などは不明。
プロレスラー上野 勇希 選手
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DDTとアメリカの団体・AEWで活躍する同級生・竹下幸之介選手の闘う姿に心を打たれてDDTに入団。DDTが管理・認定しているシングル戦(1対1で選手が対決すること)王座、「DDT UNIVERSAL王座」の6度にわたる防衛をはじめ、シングル戦を中心に活躍。打点の高いドロップキック、飛距離のあるダイビング・ボディ・プレスで場内を沸かせる。(プロフィール)
プロレスラーMAO 選手
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中学1年生のときに夜更かしして偶然見たプロレスにハマり、YouTubeに「中学生プロレス」という動画を投稿していたところ、それがDDT代表取締役社長の目に留まったことがきっかけでDDTに入団。自慢の跳躍力を活かしたファイトで、先輩たちを相手に奮闘中。(プロフィール)

イベントを終えての感想を教えてください。

ブレイバーン選手 今回はDDTでのデビュー戦ということで気持ちが昂っていたが、無事に地球とDDTを救うことができた。これも応援をしてくれたDDTファンや良い子のみんなのおかげだ。ありがとう!(熱き魂の声(以下、魂):ユニークな世界観を持つ作品をしっかり表現しなければと思っていましたが、試合が始まると完全にブレイバーンが乗り移って、ファンのみなさんの応援で戦うことができました!)

上野選手 DDTファンのみなさんには、デビューしたブレイバーン選手の存在感や今回のコラボならではの空気感を楽しんでいただけたと思います。また、プロレス初観戦の方々にもDDTを楽しんでもらえた感覚があり、非常に良い雰囲気の中で楽しく試合ができました。

MAO選手 「あのブレイバーンがプロレスデビューってどういうことだよ!?」という思いがありました。果たして9mもの全長を誇る彼が後楽園ホールに収まるのか心配でしたが、いざ入場してみるとコンパクトに収まっている上、体型は均整が取れていて動きも良く、一緒に組むのに何の問題もありませんでした。なぜかMAOとはチームワークが上手くいったのでとても満足しています。

リングで戦うにあたり、どのようなことにこだわりましたか?

ブレイバーン選手 勇敢でありながら技巧を駆使した華麗な技の組み合わせ……つまり、イサミのようなファイトをしながら、頭の中に響く「熱き魂の声」と共に戦うことで「プロレスラーとしての私」を目指していた。(魂:作品を観てブレイバーンの行動や思考を理解し、彼ならどう動くかをイメージして試合に臨みました!)

上野選手 プロレスの先輩として大きな背中を見せてやろうと思っていたのですが、最終的にはブレイバーン選手のペースに乗せられ、気が付いたときにはDDTを救ってもらっていました。また彼に頼りたいと思います。次の目標は、ブレイバーン選手に負けないくらいのマイクパフォーマンスをすることです。

MAO選手 下手に指示を出すと「まだ早い」とか「こんなとき、MAOならどうするんだ」とか言ってきそうなので、あまり刺激しないように戦いました。もしかしたらリング下には超次元3Dプリンター・ビルドバーンで自作した凶器があったのかもしれません。でもきっと「まだ早い」だったんだろうなあ……。

作品に対する感想や、登場キャラクターに対する想いを教えてください。

ブレイバーン選手 そうだな、君たちにもぜひ聞いてほしい。私とイサミの物語を……チャプター……ワン。『出会い、そして…結ばれるふたり』。(魂:ブレイバーンにとっての成長物語であり、イサミとスミスの関係がかけがえのないものになっていくのが印象的でした!アニメで表現されているエネルギーや希望、仲間との絆はプロレスにも通じますね。ブレイバーン選手としてリングに立つことを通じて、誰かに勇気を与えられると思うと胸が熱くなります!)

上野選手 作品自体がブレイバーンのように常識外のことばかりで、ずっと楽しい時間が続きました。TVの前の僕もついツッコんでしまうようなユーモアにあふれており、観るほど心を鷲掴みにされました。スミスもイサミも人間くささが感じられ、振り回されて困惑し、絶望や落胆を味わいながらも、根っこにある夢やお互いの存在を感じながら勇気を爆発させる姿がとても好きです。

MAO選手 とても型破りだなと思いました。しかし、キャリアを重ねた大張監督という強固な柱があるからこそ、『ブレバン』は型破りでありながらも、熱い勇気が爆発する作品になっているのでしょう。プロレスも基本がしっかりしていないと型を破れないですからね。

今後やりたいことや展望を教えてください。

ブレイバーン選手 MAO、上野勇希……この二人はイサミにも負けない熱き魂を持っている。DDTに再び脅威が迫ったそのとき、リングの上でまた共に戦えることを願っている。……だが、その前に……「ブレイブナイツ」を結成したイサミ&スミスに、一体なぜ私も誘わなかったのか、一度ちゃんと話し合う必要があるんじゃぁないか? ……イサミーーーー!!私もリングの上で戦えるぞ、イサミィィィーーーー!!!!!(魂:ブレイバーン選手として、DDTやプロレスの歴史に名を残したいですね。それはもちろん……チャンピオンベルトの獲得です!まだまだ見せていない技もたくさんありますので、次戦を楽しみにしてほしいですね……ふふふ。)

上野選手 ブレイバーン選手と一緒に遊びに行ってみたいです。描き下ろしイラストでスミスが僕のコスチュームを着てくれたこともあって、彼と縁が深い僕とブレイバーン選手が二人で遊ぶ、というのは面白そうです。一回でウンザリするのか、クセになっちゃうのか気になります。また、今度は僕が『ブレバン』の世界に入り込んでみたいです。上野勇希が勇気爆発したら宇宙も救えるかもしれません。

▲(左)上野選手 (右)描き下ろしイラストで上野選手の衣装を着用しているスミス

MAO選手 もし『ブレバン』の新作が放映されるなら、上野・MAOの二人で出演し、『ブレバン』の世界で暴れ回る自分たちを見てみたいです。もちろん、そのときはまたブレイバーン選手もDDTマットで大暴れしてほしいです。そして、オジサマこと「スペルビア」もプロレスデビューして、ブレイバーン選手とリング上で推して参るシーンをいつか見てみたいですね。

▲今回の記事のために撮影した、特別なオフショット

大張監督インタビュー

コスチュームデザインや技名など、今回のイベントのために様々な監修にあたった大張監督。デザインのこだわりや、イベントの感想などをインタビューしました!

有限会社スタジオG-1NEO 代表取締役大張 正己 さん
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監督・アニメーター・デザイナー・音響監督。高校卒業後、アニメ制作会社に入社して以来、ロボットアニメを中心に数多くの作品に参加。TVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』では監督、ブレイバーンデザイン、音響監督などを務めた。大のプロレス好き。

コラボを実施すると最初に聞いたときの感想をお聞かせください。

大張監督 「ぼくが考えたヒーローがプロレスラーとしてデビューする」プロレス大好きな子どもの頃からの夢が、現実になる……
あまりにもうれしいオファーに感動するとともに、なんとしても成功するようにと魂込めてプロレスラーVer.をデザインしました。

▲大張監督が描き下ろしたコスチュームデザイン(ラフ)。このデザインをもとにコスチュームが制作された
▲マスクデザイン。マスクはプロレスファンにとって重要なアイテム……!じっくりとご覧ください

コスチュームデザインのこだわりポイントを教えてください。

大張監督 ヒロイックさと動きやすさの両立になります。

試合の感想をお聞かせください。

大張監督 すべてが素晴らし過ぎました。上野選手、MAO選手、ブレイバーン選手が素晴らしかったのはもちろん、対戦相手の強欲軍(DDTデスグリード軍)の選手たち、そして稲田さんにも感謝したいと思います。

アニメとプロレスの共通点を教えてください。

大張監督 僕は若手の頃からプロレスラーの動きからヒントを得て、アクションカットを描いて来ました。キャラクター、ロボット共にです。
そしてプロレスは人生の縮図です。大切なことを学べるという意味では、アニメとプロレスは共通点と言えるかも知れません。

今後やりたいことや展望をお聞かせください。

大張監督 ズバリ、『ブレバン』の新規映像を創りたいですね……
そして、本編を劇場で観たいです。応援上映や全話一気上映とか、燃えませんか?

TVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』のファンへのメッセージをお願いします。

大張監督 いつもイサミやスミス、ブレイバーンを応援してくださり誠にありがとうございます。放送から1年経った本作が、これほど多くの展開を迎えられるのは、すべてみなさんのおかげです。これからもブレイバーンは勇気を胸に爆発し続けていきます。引き続き何卒よろしくお願いいたします!


以上、イベントの模様とインタビューをお届けしました。今後も『ブレバン』の展開や、サイゲームスの様々なコラボ企画にご期待ください!また、4月11日(金)からスタートするPOP UP STOREにも、ぜひ足を運んでみてください。

■POP UP STORE情報
・開催期間:4月11日(金)~4月20日(日)
・開催店舗:新宿マルイ アネックス 6F エテルノレシ公式ショップ
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-1-26
・特設サイト:https://www.eternorecit.jp/collabo/artist/202504er-bbbb-ddt.html

オリジナルTVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』

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