初開催「プリコネフェス2021オンライン」制作チームインタビュー ”全プリコネファンが楽しめる”イベント企画の舞台裏

2021年2月20日、21日の2日間にわたって開催された『プリンセスコネクト!Re:Dive(以下、プリコネR)』初のユーザー参加型イベント「プリコネフェス2021オンライン」。当初は2020年11月にオフラインでの開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から上記日程に変更し、無観客でのオンライン開催となりました。3月26日時点でのYouTube視聴回数は2日間で延べ180万回超えを記録するなど、多数の『プリコネR』ファンのみなさまに視聴いただいています。
今回は、「プリコネフェス2021オンライン」の企画チームにインタビューを実施!企画立ち上げから当日の様子まで、両日とも約7時間に及ぶボリュームで実施されたさまざまなステージプログラムの舞台裏に迫りました。

★「プリコネフェス 2021 オンライン」のアーカイブ(YouTube)はこちらからご覧いただけます★
「プリコネフェス2021オンライン」DAY1
「プリコネフェス2021オンライン」DAY2

▲「プリコネフェス2021オンライン」2日間のタイムスケジュール

幅広いプレイヤー層が楽しめるステージ型プログラムを
オンラインイベントとして目指した形

まずは、「プリコネフェス」を企画した経緯から教えてください。

企画が立ち上がったのは、2020年2月の2周年直後ぐらいです。それまで生放送を定期的に行う中で、視聴者数も伸びていましたし、「Animelo Summer Live(アニサマ)」にも出演して大きな反響をいただけたこともあり、ゲーム内だけでなくゲーム外でも盛り上がれる場が作りたいとプロデューサーの木村(唯人)と話していました。

確かに、1周年記念の生放送あたりから、たくさんの方に視聴いただけるようになってきた印象ですね。「プリコネフェス」の企画内容はどのように決めていったのでしょうか?

より多くの方に楽しんでいただけることを意識して企画を詰めていきました。
ゲーム性が好き、キャラクターが好き、楽曲が好きなど、ユーザーの方によって『プリコネR』を楽しんでいただいているポイントが異なります。例えば、ゲーム性メインの方向けに運営チームへの質問にお答えしたり、アニメやストーリーメインの方向けには各種バラエティーコーナーにシナリオにちなんだ内容を取り入れたりと、フェス全体で企画のジャンルが偏らないようにしました。

▲TVアニメ『プリコネR』メインのステージでは各話のストーリー振り返りも。アニメRPGらしいコーナーでした

今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、無観客での開催となりました。オンラインだからこそ工夫したことはありますか?

オンラインなので基本的には画面映えを大事にして、出演していただくキャストさん一人ひとりの個性や魅力を、ユーザーのみなさんにお届けできるように意識しました。コーナーの内容については、テレビのバラエティー番組なども参考にしながら、その番組はどこが面白いのかを研究し、案を出していった感じです。
オフラインでの開催を計画していた時にはステージプログラムをここまで大掛かりにする予定はありませんでした。お客さまが会場を回っていくだけで『プリコネR』の世界観を楽しめる造り物など色々なプランを考えていて、その中にステージもあるぐらいの位置付けだったんです。それが無観客開催となったことで、各ステージの時間を長くしたり、客席予定だった場所を使ったバラエティーコーナーを用意したりと、予定していたものを切り替えていきました。

▲ステージ前のスペースも使って行われたバラエティーコーナーの1シーン

コメントを通したコミュニケーションで
“一緒に盛り上がっている”という一体感を

ユーザー参加型イベントということで、ユーザーのみなさんとのコミュニケーションで工夫したことはありますか?

オンラインならではの要素として、ユーザー(視聴者)のみなさんとのコメントのやり取りがあると思いますが、キャストさんがコメントを手元で見られるようにしていました。ただ配信を眺めるだけでなくコメントを介して交流することで、ユーザーのみなさんも一緒に盛り上がれたらと思ったんです。

ステージプログラムの間の「ギルドハウスなう!」は、特にユーザーのみなさんとの交流を意識しているように感じました。

そうですね。キャストさんが、ギルドハウスからYouTubeのコメントやハッシュタグでのつぶやきを拾って交流する――そんなゆるっと見られる番組をコンセプトとして企画しました。
システマチックなことで言えば、プログラムとプログラムの間に発生するステージ転換中も視聴者のみなさんが楽しめるものを届けたいということで、サテライトのステージを用意することにしました。

▲「ギルドハウスなう!」の様子

両日ともメインステージとはまた違う、ゆるっとした雰囲気で楽しめました。MCの方もそれぞれのカラーが活きていましたね。

DAY1は最後のステージで今作と前作『プリンセスコネクト!』の配信番組コラボをすることが決まっていたので、前作の番組で進行を担当していた相坂優歌さんと長妻樹里さんを「ギルドハウスなう!」でもフィーチャーしたいと考えました。前作から楽しんでくださっているユーザーの方も懐かしさを感じていただけたのではないかと思います。
DAY2は人気ギルド【リトルリリカル】の2人を担当している日高里菜さんと小倉唯さんにご依頼しました。ほんわかした雰囲気はそのままに、DAY1と少し変化をつけたいと思っていました。

ユーザー参加という意味では、「プリコネグランプリ2021 表彰式(以下、プリコネグランプリ)」や「もっと知りたいプリコネ!」など事前募集した企画も多数ありました。こちらの反響はいかがでしたか?

「プリコネグランプリ」は、実際の応募数がどうなるのか正直不安でした。でも、蓋を開けてみたら、逆に選定に困るぐらい多くの応募をいただきまして、やって良かったと思っています。

募集した4部門(川柳部門、グッズ部門、ギルドハウス家具部門、美食部門)はどのようにして決めたのでしょうか?

まずはブレストレベルで、案をとにかく多く出すところから始めました。川柳部門、グッズ部門、ギルドハウス家具部門に関しては、応募しやすいことも部門として採択した理由の1つですね。グッズやギルドハウス家具は、受賞したものを実際にゲームに実装したりグッズ化したりで、ユーザーのみなさんに還元できるということも大きかったです。最後の美食部門は、やっぱり『プリコネR』らしい賞が欲しいとなって、この案になりました。ただ、応募ハードルの高さが懸念材料としてありました。

合計で1万件以上の応募があったそうですが、ここまで想定していましたか?

全く想定していませんでした。正直「2〜3000ぐらいかな? 5000あればうれしいな」と思っていたんです。特に、美食部門は10件もないのでは……と懸念していましたが、実際は選定に困ってしまうほど、たくさんの方からご応募いただきました。本当にありがたいです。

ファンアートもレベルの高い作品が多かったです。

そうですね。絵を描くのも大変だと思いますが、たくさん応募いただきました。参加していただいた方の数や声を見ていると、やっぱりゲーム内だけではなくゲーム外の企画も楽しんでいただけているんだな、やってよかったなと感じました。

▲ファンアートの作品の一部。生放送中ご紹介したもの以外にもたくさんの作品をお送りいただきました!

授賞式は映像も凝っていて、「金のおにぎり」のトロフィーはコメントでも大きな反応がありましたね。

このコーナーは、『プリコネR』の雰囲気は残しつつ、今までにないものにしようと企画しました。海外の映画賞や音楽賞のようにキャストの方にもドレスアップしてもらい、普段とは違った豪華さを演出しました。木村やディレクターと、ゴージャス感、やり過ぎ感をいかに表現するかを議論する中で出た案がプリコネならでは!の「金のおにぎり」でした(笑)。

▲いつか「金のおにぎり」の実物も見てみたいですね

「もっと知りたいプリコネ!」への質問は、どのくらい届いたのでしょうか?

こちらは、質問の募集をTwitterで告知したその日に約6000件、最終的には1万件ぐらいの質問をいただきました。

どのような質問が多かったのか教えてください。

やはり「クランバトル」と「装備ランク」に関しては本当に多かったですね。生放送で木村が話していたように、そこは最優先事項として鋭意対応中です。日程などの具体的な部分は言えませんでしたが、開発チームも改善しなければいけない課題だと認識していること、必ず対応するので安心してプレイしていただきたいことはユーザーのみなさまへお伝えできたかと思います。
その他には、「開発チームの推しキャラは誰ですか?」「作るのに大変だったイベントやキャラクターは何ですか?」といった開発メンバーへの質問も意外と多かったです。

回答に対するユーザーのみなさんの反応については、どのように感じましたか?

反応は概ね好意的だったと思います。例えば、「なんでこれに答えていないんだ」といったコメントが多ければ、こちらがフォーカスしている部分とユーザーのみなさんが求めている部分がズレていることになるので注視していました。もちろん、全てが好意的なコメントではなかったですが、先ほど言った「クランバトル」や「装備ランク」に関しては、「それが聞きたかった」との声が多く、お伝えできて良かったと感じました。

そのような生の声は、今後の開発や運営に反映させていくわけですね。

もちろんです。今回に限らず、ユーザーのみなさんが『プリコネR』に対してどのような反応をしているかは、極論を言えば毎日見ています。アップデートに対してどんな反応があるかを見て、必要に応じてすぐに修正・検討できるような体制を整えています。そのぐらいのスピード感、温度感は今後も変えずに、きちんとユーザーのみなさんに寄り添った運営ができたらとスタッフ一同、考えています。

スクラップ&ビルドのイベント作りの振り返りと
今後のイベント開催への展望

各チャレンジコーナーでは『プリコネR』らしいミニゲームが行われました。企画を考える上でどのような苦労がありましたか?

最初に出していたコーナー案はたくさんあったのですが、ほとんど採用されませんでした。やはりコロナ禍ということで、こういう進行だと密になるからダメとか、検証をすればするほど出てきてしまって。これは密になる、これは見栄えが良くない、これは実現性がない……など、会場に見立てたスタジオでの検証を繰り返した上で、最終的に残ったものが採用されました。

苦労して生み出された中で、上手くいったと思うゲームはどれでしょうか?

DAY2の「プリコネチャレンジ!フェス出張版」で行った、星型の輪を投げる「狙って、キラ〜ン☆」(輪投げ)は良かったなと思います。最初は見栄えを心配していたのですが、実際の映像やユーザーの方々からの声を見ても悪くなかったのかなと。

旗揚げゲーム「ふむ。最高の旗だな。」は、ユニの声による指示もユーザーのみなさんから好評で、音源化を希望する声もあがっていましたね。

そうですね(笑)。想像以上の反響があり驚きました。

▲ミニゲーム「ふむ。最高の旗だな。」では小原好美さんがリアルタイムで指示を読み上げる声が話題になりました

逆に、もう少し練った方がよかったと感じたものはありますか?

正直反省点のほうが多いです。1つ挙げるならクイズはもう少し練るべきだったと思います。3人が同時に言ったキャラクター名を当てる「せーので!クイズ」は、ヒントやおかわりが可能なため簡単になってしまいましたし、「プリコネ検定」は4択クイズをわざわざリアルイベントでやる必要がなかったなと。それよりも、もっとギミックを増やして、出演者全員が何かしら関与できる形式を詰めるべきだったと反省しました。

「プリコネヒストリー」などのストーリーを振り返る企画では、アフレコ秘話や制作裏話を聞くことができました。企画時の意図について教えてください。

これまでの3年間、やってきたことを振り返る場はあまりなかったんです。そこで、「プリコネフェス2021オンライン」を開催するにあたり、ポイントを3つ用意しました。「プリコネヒストリー」ではメインストーリーを、「イベントヒストリークイズ」ではストーリーイベントを、「もっと知りたいプリコネ!」ではアップデートをそれぞれ振り返っています。アップデートはボリュームの関係もあり直近1年分にはなりましたが、「今後もユーザーのみなさんの声を聴いて開発していきます」と伝えられればと思い企画しました。

ストーリーはボリュームがあるので、全部読むのは大変ですからね。

ストーリーをまだ読んでいない方に、少しでも内容や登場キャラクターを知ってもらいたいという思いで企画しました。今回であれば、キャストの方のイチオシシーンを紹介しましたので、そこをベースに魅力が少しでも伝わっていれば幸いです。イベントストーリーに関しても、現在はサイドストーリーで昔のストーリーイベントが順次プレイできるようになっています。これをきっかけにプレイしてもらえたらうれしいですね。

▲キャストそれぞれのオススメシーンでは、前作の思い出やオーディション時の話など裏話が盛りだくさんでした

「プリコネフェス2021オンライン」をまだ視聴されていない方に向けて、特にオススメなポイントをぜひ教えてください。

もちろん理想としては全部見てもらいたいのですが、キャラクターの育成や、クランバトル、バトルアリーナなどのゲーム内のコンテンツが好きな方にとってはDAY1の「プリコネヒストリー」やDAY2の「もっと知りたいプリコネ!」などのプログラムは、普段語られることの少ない、開発者としてのメッセージを木村から多くお伝えしているので、オススメです。あとは「プリコネグランプリ」もかなり凝っていますから、見ていただきたいですね。
また、延期させていただいた「スペシャルキャラライブ」については、みなさんにお届けできるように鋭意制作中ですので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。

では最後に、今後リアルイベントを実施する際には、どういったコンテンツを提供していきたいですか?

当初考えていたように、ステージイベントだけではなくユーザーの方が見て回るだけでも楽しめるコンテンツを作りたいです。ステージプログラムに関しても、一方的に発信するのではなく、一緒に参加して楽しんでいただけるものにできればと思っています。また、今回はタイムキープが甘かったところや、「スペシャルキャラライブ」が延期になったという大きな反省点もありました。そういったところを改善して、ユーザーのみなさんに安心して楽しんでもらえるもの提供したいです。


以上、「プリコネフェス2021オンライン」企画チームへのインタビューをお届けしました。2021年2月15日にサービス開始から3周年を迎えた『プリコネR』はこれからもユーザーのみなさまの声を大切にしながら開発・運営を続けてまいります。今後もどうぞご期待ください!