新卒「フレッシュトーク」を直撃リポート!技術職が発案したコミュニケーションと学びの場で得た効果

サイゲームスでは、新型コロナウイルス感染症対策の一環として全社的に基本在宅勤務を行っています。これは4月に入社した2020年度新卒社員も同様で、新卒社員たちはオンライン化された新卒社員研修を通して、ゲームクリエイターとして歩みだす前に基礎的な知識を習得している最中です。
今回は、現在在宅勤務で行われている新卒社員研修の内容を簡単にご紹介しながら、新卒社員たちが自主的に始めた「フレッシュトーク」という企画についてリポートをお届けします!

20年度新卒社員研修は
オンラインでの在宅受講方式

サイゲームスでは、例年新卒研修を対面で行なっていますが、今年はオンラインで実施しています。研修内容そのものは例年とほぼ同じで、PCや周辺機器などの必要機材を会社から自宅へ郵送し、在宅で受講できる方式にしました。
職種によって異なりますが 、研修期間は最長で6月末までで、大まかに下記の通り実施されます。
・4月~5月中旬:全職種共通の全体研修
・5月中旬以降:専門的カリキュラム(職種別)
この研修中には個人面談も実施され、配属先が決定します。

研修では知識を得ることも重要ですが、この期間の同期同士の交流も大切なこと。そこで彼らは、社内SNSで雑談したり趣味で描いたイラストを投稿したりして、積極的に情報を共有し合っています。また、彼らの発案で週末には自由参加型のオンライン懇親会も開催し、コミュニケーションを取っています。

▲新卒デザイナーが社内SNSに投稿したイラスト。マスクでの感染予防は大切……!

「研究の話」から「コーヒーの入れ方」まで
自由に発表・参加ができるフレッシュトーク

そんな新卒社員が自主企画として始めたのがビデオ通話サービスを使用した勉強会「フレッシュトーク」です。挙手制で発表者を募り、参加は任意。発表者は10分間の持ち時間の中で1つのテーマについて発表を行い、発表後には質疑応答が行われます。

テーマは学生時代の専攻や研究内容、趣味の話など。何でも自由に発表します。ボイスチェンジャーの研究の話をする人もいれば、学生時代のアルバイト経験から得た「簡単なコーヒーの入れ方やコツ」を発表する人もいて、バラエティー豊かです。それぞれが得意分野を話すことで、他のメンバーはそれらの知識に加えて、発表者の人となりを知ることができて、お互いへの理解を深められる勉強会となっています。

▲新卒「フレッシュトーク」の講演内容から抜粋
▲『ゲームからリアルをどう見るか』 実際に使用したスライドより
▲『Rubyで始める黒魔術』 実際に使用したスライドより
▲『文字レイアウト入門』 実際に使用したスライドより
▲『光で音を可視化する計測について』発表中の様子

発表の場には発表者と視聴者の他に、勉強会を円滑に進めるための司会進行役もいます。これまで司会を経験したことがなくても、「初めてだけど良い機会なのでぜひやってみたい!」と意欲的にその役を引き受けてくれる人もいました。

発表内容を聞いている新卒社員からはチャットでたくさんのコメントが寄せられていました。質疑応答時間には、発表者が予想もしていなかった質問が出ることもあり、「その発想はなかった!」と刺激を受けているんだとか。
「フレッシュトーク」はもともと「互いを知る」という目的から始まった企画でしたが、その他にも以下3つのような効果があったそうです。

1.「どう楽しんでもらうか」という発想で取り組む経験ができた
2.「伝えたいことを伝える難しさ」を学ぶことができた
3.発表者側を体験することで、研修でも積極的に講師とコミュニケーションを取れるようになった

3つ目の効果は、新卒研修を運営している人事スタッフたちも目に見える成長として実感した点です。

発案した新卒社員へインタビュー

今回「フレッシュトーク」の取り組みが始まった経緯や勉強会を運営して感じたことについて、発案者である新卒技術職2名に話を聞きました。

フレッシュトークを始めようと思ったきっかけや実現までの経緯を教えてください。

ショウヘイ 取り組みを始めたきっかけは、入社後の研修がオンラインだったため同期で直接コミュニケーションをとる機会がなかなかなく、相手を知りつつ自分のことも知ってもらえる機会があるといいなと思ったことです。また、自宅で研修を受けていることにより、スキマ時間が作りやすく自身の研究に時間をあてやすい状況です。時間をかけすぎてしまいがちですが、発表という期日を設けることで研究の進捗を良くする狙いもありました。

タクヤ 4月下旬、発案者のショウヘイさんからアイディアを聞き、まずは技術職の同期内で「スキルサーズデー(社内勉強会)のようなものをやってみないか?」と提案したところ、「面白そう」「ぜひやりたい!」と前向きな意見を多くもらいました。その後上長にも相談して実施が決定し、具体的な話を進めていった、という流れです。
最初はテーマ、発表時間、どれくらいのペースで行うかなど、おおまかなルールを技術職内で決めていきました。内容が決まっていく中で、「他職種の話も聞いてみたい」という声が大きくなった結果、新卒全体で実施できるよう調整を始めたのですが、私としては他職種との交流機会になればという思いもありましたね。
そして発案から3日後、新卒同期全体に発表者を募集してみたところ、半数以上の同期が立候補してくれました。日程調整や司会進行役の募集などを経て、連休明けの5月8日に初回を実施することができました。その後は毎週月曜日と金曜日に実施しています。

運営していて大変なことはありますか?

タクヤ 発表会の運営自体で大変なことは特にありません。幸いにも私が大学・大学院時代に所属していた研究室で、ミーティングや他大学との合同合宿の運営、学会への参加などの経験をしていたことが役立ったのではないかと思います。
毎回の司会進行役も、同期が順番に担当してくれているので助かっています。大変なこととは少しずれてしまいますが、開催日が複数日程あるため特定の日だけ参加者が少ないみたいなことがないように必ず周知、リマインドを行うよう徹底しています。
一方で、在宅環境での発表会という点では少し苦労していることがあります。発表会はビデオ通話サービスを用いて行っていますが、画面共有の仕方や発表資料として使う映像の音声の乗せ方など、フェイス・トゥ・フェイスで行う発表会とは違った準備を事前に行う必要がありました。私を含め発表者たちにとって、オンラインでの発表は初めてのことでしたが、今後に役立つ経験をしていると思っています。

実際に、フレッシュトークを実施してみて感じたことを教えてください。

ショウヘイ 多種多様なスキルを持った同期が揃っているなと感じています。私は学生時代にゲーム制作を中心に生活していたこともあり、周囲にいる人々もゲームに関する技術に長けた人が多かったのですが、同期には違う分野の技術を研究してきた人が多いです。それぞれの話を聞ける良い機会となっていて、これまでとは違った刺激をもらっています。
そのほかの点ではフレッシュトーク自体、何気ない会話の中で出たアイディアだったのにも関わらず、2週間という短期間で実現に向けて進んでいったことが印象的でした。発表者を募集すれば自然と集まりましたし、司会進行役を希望する人も続々と現れたので、協力的でエネルギッシュな同期が多いなと思っています。

タクヤ 同期たちが何事にもすごく積極的に取り組んでくれることが非常に印象的でした。半数以上の同期が発表者として手を挙げてくれて、視聴者としては毎回8割以上の人が参加してくれています。
さまざまな職種の人が参加してくれるおかげで、発表テーマも学生時代の研究から、最近取り組んでみたこと、絵を上手く書くコツなど多岐にわたるものになりました。
「この人がこういう知識を持っているんだ」とわかったことで、新たな繋がりが生まれたり、共通言語が生まれたり、今後業務上で依頼がしやすくなったりするのかなと思います。
発表時のコメント、質問も積極的に発言されているので、会自体の盛り上がりにも運営者として満足しています。
また、「せっかくならロゴも作ろう」という希望が出たので同期のデザイナーが作ってくれました。最終的に複数案の中から投票して決まったのが、このロゴです。完成した時には「フレッシュトーク」を20新卒の同期で作っている実感がより強まりました。

「フレッシュトーク」について課題に感じている点、改善していこうと思っている点はありますか。

ショウヘイ テーマ設定です。私自身も発表者として感じたことですが、技術職以外の同期もたくさん参加してもらえるイベントとなり発案者としてうれしい反面、技術的な背景や知識が必要となる専門的なテーマにしようとすると、どうしても伝わらなかったり退屈に感じさせてしまったりという可能性があります。この研修期間では予定通り進めますが、また同じような機会があった時はテーマ選定のやり方を改善したいです。

タクヤ 最初は決めてはいなかった司会者制度を導入したり、職種別研修のスタート後は、開始時刻の変更をしたりといった細かい改善は日々行ってきました。ショウヘイさんからもあったように、このような会を開催する際は、何か1つのテーマを決めて、それについて話すなどできたらと考えています。例えば、「おすすめの映画について」や「1週間で〇〇にチャレンジ」などテーマを絞って、定期的に開催できたらいいな、と思っています。

サイゲームスの勉強会、講演会の取り組み

インタビュー中にもありましたが、今回新卒社員は、これまでサイゲームスで行われてきた「スキルサーズデー」という勉強会を参考にして、自分たちの勉強会を企画したそうです。
これらの勉強会は、在宅勤務に移行している現在もなお継続的に実施されています。

・エンジニア向け社内勉強会「スキルサーズデー」
・社内勉強会「CyStudy」


新卒社員たちも研修期間を終えた後は各部署に配属され、みなさまに「最高のコンテンツ」をお届けする一員となります。彼らが関わるコンテンツにもご期待ください!