仕事体験テーマパーク「カンドゥー」にeスポーツ体験ができる『グランブルーファンタジー ヴァーサス』コーナーが登場!

千葉県幕張新都心にある子ども向け仕事体験テーマパーク「カンドゥー」と、『グランブルーファンタジー(以下、グラブル)』の人気キャラクターたちによる対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジー ヴァーサス(以下、GBVS)』のコラボレーションが実現。2022年12月24日~2023年1月9日の冬休み期間限定で、カンドゥー内に『GBVS』を使ったeスポーツ体験コーナーが登場します。今回は11月に行われたプレ期間の様子や、実際に体験した子どもたちの声を紹介。さらに、サイゲームス、カンドゥーの担当スタッフそれぞれにインタビューを実施し、本開催に向けての想いを聞きました。

『GBVS』とのコラボが実現
テーマパーク「カンドゥー」とは?

カンドゥーは、キッザニアの創設者でもあるルイス・ラレスゴイティ氏が創始したアメリカ発のロールプレイテーマパークで、日本ではイオンモール幕張新都心に入っています。パークは2500平米もの広さがあり、警察官、科学者、銀行員、ダンサー、パイロット、ユーチューバーなど、約30種類にも及ぶさまざまな職業のアクティビティーを体験できます。また、「親子3世代で一緒に安全に楽しめる」というコンセプトのもと、大人も子どもと一緒にアクティビティーに参加ができる他、パーク内に常設されたレストランでゆっくり休憩することもできる、ファミリーに人気のテーマパークです。

『GBVS』は、『グラブル』の人気キャラクターによる対戦アクションRPGとして、2020年2月にリリースされた格闘ゲームです。リリース当初からオンラインでさまざまな規模のeスポーツ大会が開催され、2022年8月には格闘ゲームの世界大会「EVO 2022」のメインタイトルにも選出されました。

今回、サイゲームスはeスポーツ文化のさらなる発展や浸透に協力したいと考え、『GBVS』を通じたeスポーツ体験の場を「カンドゥー」にご提供する運びとなりました。

当社では、冬休みのオープンに先駆けて11月22日~28日の7日間をプレ期間として、eスポーツ体験コーナーを設置。本記事では、プレ期間でのアクティビティーの様子をご紹介します。

練習後にトーナメント形式で対戦!
アクティビティーの流れをご紹介

アクティビティーは1回30分、最大人数4人で行われました。
アクティビティーコーナーの中には、4つの机にそれぞれアーケードコントローラー(以下、アケコン)が用意されています。サポーター(スタッフ)のガイドで、まずは子どもたちにeスポーツの説明をするところからスタート。実際に一人ひとりが練習した後、トーナメント形式で対戦し、優勝者を決めるという流れで行われました。

▲最初に実際のeスポーツ大会の試合の映像を見ながら基本的な動きを学びます。実況付きの熱い映像に、子どもたちは夢中の様子

アクティビティーの最初に、まず「eスポーツとは何か」について実際の『GBVS』の大会映像を見ながらサポーターから説明をします。普段からゲームをしている子どもも、1対1の対戦ゲームはやったことがない子が多いようで、「かっこいー!」という驚きの声とともに、食い入るように映像を見る姿が印象的でした。

▲大きなスクリーンとアケコンを使いながら基本操作をレクチャー。子どもを見守るお父さんもこの後練習に参加していました

次に、サポーターが大きなスクリーンの前でアケコンを使った基本的な操作をレクチャー。移動、ジャンプ、攻撃などの基本的なボタンに加えて、ガードの大切さとeスポーツで重要な「読み合い」について簡単に触れます。『GBVS』は基本的な攻撃からアビリティ(必殺技)までが1ボタンから繰り出せるので、小さなお子さんでも簡単にプレイできるという特徴があります。

操作説明の最後に、サポーターから大事な点として「eスポーツはスポーツの一種。勝負をするときはお互いを尊重し合い、マナーを守ることが重要である」といった説明があります。

▲男の子も女の子も興味津々

ここまで来ると、子どもたちは早く自分の手でアケコンを触ってみたくてたまらない様子。それぞれの机に設置されたアケコンで、実際に『GBVS』をプレイしていきます。練習モードで好きなキャラクターを選び、技の出し方を練習していました。

▲個性的な『GBVS』のキャラクターの中からお気に入りを見つけて練習に励みます

『GBVS』のキャラクターは、男性女性の比率に偏りがほとんどありません。キャラクターの選び方一つを取っても、子どもたち一人ひとりのこだわりや好きなものが反映されているようでした。

▲お父さんと一緒にキャラクター選びをする女の子。「このかっこいいお姉さんがいい!」とジータを選択

練習が終わると、いよいよ対戦です。実際のeスポーツ大会と同じように、参加者によるトーナメントが組まれます。1回戦は友達や兄弟、親子など、参加者の希望の組み合わせで決定。希望がない場合はサポーターが指定した組み合わせで行われます。そして勝ち上がった人同士で決勝戦を行い、優勝者を決定します。また、1回戦を勝ち上がれなかった人同士で3位決定戦も行われます。

年齢や体格差は、eスポーツには関係ありません。どの試合も拮抗した戦いが繰り広げられ、子どもも大人も白熱していました。

▲試合中はサポーターが回って実況をしてくれます。熱い試合を制するのは……
▲第1回戦は父VS娘、父VS息子の組み合わせでした。この後、決勝戦はまさかの父VS父に!

優勝者から4位まで決定したら、お互いのプレイを拍手でたたえ合ってアクティビティーは終了です。体験後には、「やりがい、達成感がある」「もっとプレイしたい」という感想が聞かれ、中には他の時間枠を予約して再びアクティビティーに参加してくれた子もいらっしゃるなど、盛況となりました。

eスポーツ文化の発展のため
子どもたちと『GBVS』の化学反応

今回のカンドゥーでのeスポーツコーナー出展について、サイゲームスの『GBVS』プロジェクトマネージャー、eスポーツ室の『GBVS』担当スタッフの2名に話を伺いました。

今回の出展について、『GBVS』を提供するに至った経緯を教えてください。

サイゲームスは元々ゲーム分野のeスポーツ文化の発展に協力したいという姿勢があり、また『GBVS』も格闘ゲームとしてeスポーツ文化の興隆や浸透へ貢献したいという想いが常々あります。今回の出展で、子どもたちに楽しみながらeスポーツに触れてもらい、結果的にそういった文化やeスポーツ選手といった職業もあることを知ってもらう良いきっかけになればと思い、『GBVS』を提供させていただきました。

今回の出展に際して、最初にお話があがったときの感想を教えてください。

『グラブル』自体は子どもたちに浸透しているゲームではないので、率直に知ってもらえる良いきっかけになればうれしいと思いました。
また、お子さんと『GBVS』の掛け算(コラボ)自体はかなりマッチしているのではと予想しました。というのも、『GBVS』は基本技からアビリティまでを1ボタンで繰り出せるほど操作が簡単です。また『グラブル』の世界観やビジュアルの美しさ、魅力的なキャラクターも、純粋に「触ってみたい」と思っていただける導入の強みになると思います。一見、「格闘ゲーム」という言葉の響きは「子ども」と合わないように見えますが、今回の体験は子どもたちにとっても「難しそうに見えるものが自分でも簡単にできる」という成功体験に繋がるのではと考えました。

プレ期間はどのような様子でしたか?

普段『GBVS』で行われるイベントの参加者は、20代後半~30代くらいの方がメインの年齢層になるので、今回の出展のように10代未満の方が触れるイベントは非常に新鮮でした。アクティビティー自体は時間が短いため、「どのコマンドを押してどんな攻撃をする」というレベルでプレイできるようになるお子さんは少なかったですが、オンラインではなく(物理的に)横に並んだ状態で相手と1対1で戦うという体験は、子どもたちにとっても珍しい体験だったのではないかと思いました。

簡単に、『GBVS』とeスポーツの関わりを教えてください。

来年の2月にはリリースから3周年を迎えますが、引き続き多くのユーザーのみなさまがプレイしてくださっています。自社大会の「GBVS Cygames Cup」も毎回多くの参加応募をいただいていますし、ユーザーが開催する大会もES(イベントサポート)に毎月のようにさまざまなお客さまから申請をいただいています。おかげさまで 2022年8月には格闘ゲームの世界大会である「EVO 2022」のメインタイトルに選出していただき、2023年3月から行われる「EVO Japan」でもメイントーナメントタイトルに選ばれました。

▲2022年12月にオフラインで開催された「GBVS Cygames Cup 2022 Autumn」の配信アーカイブ

続いてeスポーツを楽しんでくれている方を応援する取り組みや環境づくりについて、教えてください。

今の取り組みは、大きく「大会の主催」と「コミュニティーイベントの支援」の2つです。コミュニティーイベントは、毎週オンラインでユーザーの方が大会を開いてくださっていたり、場所を借りて大きめの大会を主催してくださったりという感じです。コミュニティーイベントに参加されている方がそのまま大きな大会に出てくださることが多いので、コミュニティーイベントの支援には力を入れています。イベントを主催することはやはり非常に労力がかかることですので、主催者の方のご相談には積極的にお応えして、可能な限り現地に足を運んで見守っています。コミュニティー間の交流などもあり、ユーザーのみなさんが『GBVS』を盛り上げようとしてくださっていて、あたたかな雰囲気があります。

プレ期間ではアクティビティーを通してeスポーツを初めて知ったお客さまも多いようでした。改めて「eスポーツ」と「スポーツ」の共通点と違いは何でしょうか。

eスポーツは一般的なスポーツや競技と同様に、知識を取り入れ、それをプレイにどのように活かすかを考えて練習や戦略構築を重ねていくことが必要です。逆に、体を大きく使うことがない分、基本的に男女や年齢差、もしくは身体面で何らかの障がいを持った方も関係なく同じフィールドに立って戦えます。これは「eスポーツ」と「スポーツ」の違いであり魅力の一つだと考えています。

特に「格闘ゲーム」は基本的に1対1で戦いますので、勝っても負けても100%自分の責任になります。今の子どもたちにとって、ゲームはあまりにも身近な存在ですが、1対1のゲームは実はそんなに多くないのではないでしょうか。
そんな馴染みのない中で、今回のアクティビティーは、格闘ゲームを勝ってうれしい&負けて悔しい「ゲーム」ではなく、相手を尊重して練習を積み重ねてきたことをたたえ合う「eスポーツ」として、 スタートから認識していただける良い機会になっていると思います。参加を機に普段のゲームの遊び方も変わってくる方がいらっしゃるかもしれませんね。

子どもたちに、また親子で遊ぶ方に、『GBVS』をどのように遊んでいただきたいですか?

1人で遊ぶRPGモードもありますが、まずは身近な人と一緒にプレイを楽しんでほしいなという想いがあります。家族、兄弟姉妹、友人と一緒に始めて切磋琢磨して対戦を楽しむ体験は、人ありきの格闘ゲームならではです。まずは身近な人と一緒に楽しんで、そこから新たなコミュニケーションが生まれていけばうれしいです。

本期間に向けて、どんな方に今回の体験に来ていただきたいと思いますか?

できるだけ多くの方に体験していただきたいです。『GBVS』は操作がシンプルだからこそ、強くなるためにコマンドの組み合わせや駆け引きをより深める必要があります。今回のプレ期間では、大会の実況映像を見た上で、同じようにコンボを繋げたいと練習をしてうまくいかず、悔しがっているお子さんもたくさんいました。アケコンで『GBVS』を触ってみないとわからないこともたくさんあると思いますので、ぜひこの機会に『GBVS』でeスポーツを手軽に体験してみていただきたいです。

子どもたちの可能性を広げる
カンドゥーとしての想い

続いて、カンドゥーのスタッフのみなさんにインタビューをさせていただきました。

カンドゥーのビジョンや取り組みについて、簡単にお教えいただけますでしょうか。

カンドゥーは、「国内No.1のエデュテイメントテーマパーク」をビジョンに掲げ、徹底的にお客さまのニーズに寄り添うテーマパークを目指しています。その中の一つのツールとして、仕事体験を通して好きなもの/嫌いなもの、得意なもの/苦手なものを知り、自分には/お子さまには何が向いているのか、何に喜びを感じるのかに気付くきっかけとなる空間を提供したいと考えています。
一般の方はもちろん、平日は学校団体でのご予約が多いです。お子さん優先ではありますが、もし空きがあれば大人の方も一緒にアクティビティーが体験できるため、親子で同じ思い出を共有できるという特徴があります。今回『GBVS』のアクティビティーでも、プレ期間中に親子で体験された方もいましたし、学校団体の引率の先生と児童で一緒に参加して対戦していたグループもありました。

カンドゥーとして「eスポーツ」を取り上げることについて、どういった想いでしょうか。

私は日頃から基本的に職業には男女や人種、国籍などによる差別や区別はあってはいけないと思っています。eスポーツは、男女や人種も関係なく、ときには体に障がいのある方を含めて、みなさんが同じ世界で勝負できる文化です。仕事体験を提供しているスタッフとして、それは子どもたちに夢や希望を与えることができる世界だと思いました。とはいえ好きなら誰でもeスポーツプレイヤーになれるわけではなく、プロの世界は果てしなく厳しいという点まで含めて、今回の体験を通して知っていただきたいなと考えています。

今回の出展について、ご感想をお教えください。

先ほど申し上げた通り、私たちは顧客のニーズに寄り添っていきたいと考えていますし、顧客のニーズはその時代時代を反映していくものだと思います。その中で世界的に興隆している「eスポーツ」という文化を広める機会をカンドゥーから提供できること、また純粋に子どもたちに非常に楽しんでいただけているとのことで、心からうれしく思います。

プレ期間を経て、子どもたち・親御さんの様子はいかがでしたか?

かなり好評で、毎回募集の枠が埋まっていました。7日間を通して200名以上の方に参加いただき、また2回、3回、中には4回とリピートしてくださるお子さんがいらっしゃったのが非常に印象的です。年齢は1~4年生が61%と一番多く、5年生~中学生が11%、未就学が18%と、幅広い年齢層のお子さんに体験していただけました。

体験者のお声としては、やはり「キャラクターがかっこいい!かわいい!」といったビジュアル面で関心を持ってくれた子から、「結果がすぐ分かるので楽しい。勝つことで自信に繋がる」と達成感を持ってくれた子、「格闘ゲームは初めてだったけど、楽しかったのでまたやりたい」という子まで、みなさん非常に喜んでくださっていました。非常に悔しがっているお子さんもいましたが、スポーツとしてのマナーを守ってくれていましたし、1回優勝した子が次に来てくれたときに勝ち上がれず、eスポーツの世界の厳しさの片鱗を味わっていたこともありました。

保護者の方、お子さんいずれも「eスポーツ」に関してはほとんど知らなかったようで、だからこそ初めから『GBVS』をeスポーツとして素直に認識してくださった方が多かった印象です。普段ゲームをご家族でするというお客さまでも、格闘ゲームをしたことがある方はかなり少なく、新たな体験として一緒に楽しんでくださり、またコミュニケーションのきっかけになっているようで非常にうれしく思います。


以上、サイゲームスの担当スタッフとカンドゥーのみなさまのインタビューをお届けしました。
本期間もさらにみなさまに楽しんでいただけるよう運営してまいりますので、冬休みはぜひカンドゥーにお越しください。

カンドゥー『グランブルーファンタジー ヴァーサス』eスポーツ体験コーナー

■期間
2022年12月24日(土)~2023年1月9日(月・祝)

■場所
イオンモール幕張新都心 ファミリーモール3階「カンドゥー」にて

※体験にはパークの事前予約が必要です
※詳細はカンドゥーHPをご確認ください

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