デザイン関連書籍を集めた図書室 「最高のコンテンツ作り」のためのインプット&リフレッシュの場【サイゲームスの働く環境 Vol.6】

良いコンテンツは良い仕事環境から生まれる。そんな想いから、サイゲームスではスタッフが気持ち良く働けるように環境や制度の整備を進めています。
サイゲームスの働く環境Vol.6では、社内のみんながインプットの場として活用できる東京拠点の「デザイナー図書室」をご紹介。設立の経緯と目的、そして設備内容に迫ります。

点在するデザイン関連書籍を集約した
「デザイナー図書室」

デザイナーやイラストレーターは業務で様々な書籍を参考にしています。デザイナー図書室が設立されるまではそれぞれの職種やチームで書籍を所持・管理していました。
しかし、各職種・チームで書籍を管理しているとどこにどんな書籍があるかわかりにくく、必要な本を探すのに時間がかかってしまうケースがあったのです。
そこで「書籍情報にアクセスしやすいよう1か所に集約したほうが良いのでは」「異なる職種やチーム間で、本を手に取りながら情報や知見のシェアができると良いのでは」とデザイナー推進部へ提案が届き、図書室の設立計画が始まりました。

デザイナー推進部のスタッフを中心に、どのような図書室にするかアイディアを練ることに。執務エリアとは雰囲気を変え、「書籍を集めるだけでなく、コンテンツづくりに活かせるような空間にしよう」と計画しました。当初はゲーム会社らしく、重厚なファンタジーの雰囲気を出したいなどとも考えましたが、幅広く利用されることを考慮し、カフェのような現代的なデザインに決定しました。
コンセプトは、「シックなカフェ風図書室」です。

▲社内のデザイナーが描いたデザイン画。施工会社さんにすべてお任せするのではなく、サイゲームス側で監修することで、自分たちの作りたい空間を実現しました

内装は全体的な色味の統一感を重視。床、天井、棚、壁、扉などにはブラウンやグレーを使い、椅子やテーブルなどの家具もその色に合わせました。読書に集中できる落ち着いた環境を作るため、また、シックな雰囲気を演出するために、やや暗めの間接照明をメインとしたライティングにしています。

▲こちらは施工会社さんに選んでもらったデザインチェア。居心地の良い空間にしようと、家具にもこだわりました

美術関連書籍の他に実用書なども収蔵
社内のみんなが活用できる空間を目指して

デザイナー図書室には約1万2000冊の書籍が収蔵可能です。蔵書は芸術・美術関連など、デザイナーやイラストレーターの業務に活かせるもの、学習に役立つ本を多く取り揃えています。また、「サイコミ」をはじめとするマンガ作品や、サイゲームスのことを扱った記事が掲載されている雑誌なども所蔵しています。

▲Blu-rayプレーヤーとモニターを備えた視聴ブースも3席用意。映像のインプットの場としても使えます

壁一面が書架になっており、一番上の棚には、ライツ事業部から提供されたフィギュアや、山本二三氏(※1)が描いてくださった絵、Cygames展(※2)に展示した『神撃のバハムート』バハムート像の縮小版模型などを飾っています。

※ 山本二三(やまもと にぞう)氏……40年以上にわたって日本のアニメーションを牽引し、多くの名作の美術監督・背景アートを担当してきた。2021年には山本二三美術館(長崎県五島市)にて「Cygames 背景アート展」を開催した

※2 Cygames展……2023年9月に上野の森美術館にて開催された展覧会で、サイゲームス作品のアートワークが多数展示された。バハムートの大きな模型も展示物の1つで、デザイナー図書室に飾ってあるのは同じ3Dデータから出力したミニサイズ版

▲山本二三氏がサイゲームスの技術勉強会で講演した際に描いたライブペイント作品
▲『神撃のバハムート』バハムート像の縮小版模型

デザイン関連の書籍を集めた、デザイナー管轄の図書室という意味で「デザイナー図書室」という名称にしていますが、サイゲームススタッフは職種を問わず誰でも利用可能です。デザイナー向け以外の書籍も多数取り揃えています。例えば、マネジメントや組織論に関する実用書や、新卒で入社した人に読んでもらいたい人事による推薦図書も所蔵しています。

気軽に訪れてインプットの場として使うのも良し、リフレッシュの場として使うのも良し。飲み物の持ち込みもOKですし、声量にさえ気を付けてもらえればおしゃべりもOKです。みんなが楽しめるコミュニケーション空間としての活用を歓迎しています。

撮影やイベントでの使用も想定
求職者の方々が見学することも可能

社内では写真や動画撮影・配信、イベントが頻繁に行われるため、その際に活用できるように作られています。通常利用時は暗めの間接照明に設定されていますが、撮影や動画配信時に限り照明の設定変更が可能です。

また、デザイナー図書室は採用イベントなどで来社いただいた方々も見学可能です。この空間を体感してもらい、サイゲームスで働くイメージを持ってもらえるとうれしいです。

ここまでデザイナー図書室についてご説明しました。創造のためのインプットをしたり気分転換を図ったりして、「最高のコンテンツ作り」に役立てられる場にしたいと考えています。


以上、サイゲームス東京拠点のデザイナー図書室をご紹介しました。デザイナー図書室のもサイゲームスの魅力のひとつとして感じていただければと思います。

★あわせて読みたい働く環境にまつわる記事