CyFreshers ~新卒1年間の成長記録~ Vol.4 シホ/イラストレーターの場合

サイゲームスには、毎年フレッシュな新卒社員が入社しています。「CyFreshers(サイフレッシャーズ)」は、入社2年目の新人社員に、会社や仕事について語ってもらう連載です。新卒社員がどんな想いを持って入社し、入社後の1年間で何を経験して、どう成長を遂げたのか、そして今どんな夢や目標を持っているのか?率直に語ってもらいました。

2020年新卒 イラストレーターシホ
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2020年デザイナー職として新卒入社。研修後、『Shadowverse』のイラストレーターとして配属され、現職。

実践で試行錯誤しながら仕事を覚える
若手の提案もウェルカムな職場

現在はどんな業務を担当していますか?

『Shadowverse(以下、シャドバ)』のイラストレーターとして、2Dのイラストを描いています。カードイラストを中心に、キャラのスキンパーツ分けやPV用に描き足しや描き直し、表情の追加など幅広く担当しています。
カードイラストは、プランナーから発注を受け、『シャドバ』に登場するカードのラフから着彩まで一連の作業を担当しています。
スキンパーツ分けは、キャラに動きをつけるための作業です。『シャドバ』のイラストにはキャラの体の一部や髪の毛、衣装などが動くものがあります。動きをつけたときに元の一枚絵には描かれていない要素が必要になることがあるので、それらを描き足しています。
また、PV用の描き足し・描き直しは、例えば昔からいるキャラと最近登場したキャラが共演するPVを作る際に、新旧のキャラで絵の雰囲気やタッチが違うことがあるので、統一感を出すために手を加えたり描き下ろしたりする作業です。
カードイラストがメインの業務ではあるのですが、それ以外の描き足し業務などがあることでアニメ―ターのスタッフも作業しやすくなりますし、PVやスキンの完成度も上がります。こういった作業も『シャドバ』全体のクオリティーに繋がる大事な業務として取り組んでいます。

シホさんは2020年度の新卒入社なので、入社以来ほぼ在宅勤務ですよね?会社に所属している実感はありますか?

そうですね、オフィスに出社した日は数えるほどしかないです。ただ、自分がチームの一員であることは感じています。進捗報告の時間で毎日丁寧にフィードバックを返してもらえますし、人事や先輩たちが困ったことややりづらさがないかをこまめに聞いてフォローしてくれます。終業後もZoomをつないで有志のメンバーで一緒にゲームをしたり、お菓子を作って食べる実況みたいなことをしたり……。自分で企画するのも好きなので、新しく合流してきた人たちを交えてゲームイベントを実施したりもしました。
それから、私の場合は、入社前に対面での交流を持てたのも良かったと思います。内定が出た2019年の夏休み期間に内定者のBBQ大会が開催されたのですが、会社の役員でもある所属部署の上司と一緒に全力で鬼ごっこをしたりしました(笑)。今はどうしても社内イベントの実施は難しいですが、そんな中でも良い意味で家族や友人の集まりのような温かさがあって、居心地が良いし、恵まれた職場環境だと感じています。

配属された当初はどんな仕事を任されましたか?

Twitterの応援イラストから始まり、その次にレタッチやキャラスキンのパーツ分けをして、慣れてきたらスペルやレアリティの低いストック用のカード……とステップアップしていく感じで任せてもらえる仕事が増えていきました。

仕事の進め方はどんな風に覚えていきましたか?

まずは約2か月間の新卒研修でデザイナーとしての基礎を学びました。配属後は、トライアルの後に実践でトライ&エラーを重ねながら仕事の進め方を覚えていきました。例えば、「前回は前工程に時間をとられすぎて仕上げに十分な時間をかけられなかったから、今回は前工程をスピード重視でやる」といったように、自分なりに改善を考えて実践することを繰り返す感じです。最初はわからないこともありましたが、その都度周りの先輩から通話や画面共有などでアドバイスをもらえる環境だったので、一人ですべてを抱えてしまうという心配をせず業務を進めることができました。
描く内容についても、もっと細かく指示があるのかと思っていましたが、『シャドバ』の世界観やキャラの性格などの基本を押さえていれば、意外と自由に描かせてもらえます。新人でもどんどん提案できるし、良いアイディアを出せば採用してもらえるのは驚きでした。時々、方向性に悩むこともありますが、監修担当がしっかりチェックしてくれるので、安心していろんなことにトライできます。

働く上で大事にしていることはありますか?

心身ともに健康でいることと、楽しんで仕事することを心掛けています。自分が不調なときに描いた絵は、構図が保守的になりがちで面白くないんです。「どう見せるのがベストか」ではなく、「自分が描ける範囲」で描いてしまうからではないかと思っています。
だから心身のコンディションを整えるために、普段の生活から気をつけています。具体的には、8時間睡眠をとることや、毎日栄養に気を付けるなど、体調を整えることを心掛けています。それから、ポジティブな気持ちになれるように、毎日「ちょっとでも良かったこと・できたこと」を必ず振り返るようにしています。

「自分がやりたいことができる会社」
運命を感じてサイゲームスに入社

学生時代はどんなことを学んでいましたか?

私は専門学校のゲームデザイン学科出身なのですが、ジェネラリスト育成を目指す学校だったので、イラストだけでなく3DCG、ゲーム制作や映像制作、少しだけプログラミングなど、クリエイティブ業界で使うものはひと通り触りました。

どんなきっかけでゲーム業界を志したのでしょうか?

小さい頃から絵を描くのが好きだったのと、ゲーム好きの父や兄の影響でゲームに親しんでいて、「学校から帰ったらゲームか絵を描くか」という子どもでした。
中学3年生のときに、ある作品をプレイして、その作品のことで寝られないくらい頭がいっぱいになったことがあります。そんなゲームと出会ったことで、気がついたらゲームクリエイター向けの学校に入学を決めていました(笑)。こんなに人を魅了して、人生まで変えてしまうコンテンツはゲームしかないと思ったのを覚えています。人生を変えてしまうような作品に自分も携わりたいと思ったのが、ゲーム業界を目指した動機です。

サイゲームスに入ろうと思った理由は何ですか?

温かみを感じるファンタジーの世界が大好きで、その中でも作風が一番好みで、かつクオリティーがダントツに高かったのが『グランブルーファンタジー』だったんです。一方で、スマホゲームだけでなくゆくゆくはコンシューマータイトルもやれたらと思っていたんですが、学生のときにサイゲームスがコンシューマータイトルを開発しているという情報が公開されて、「ああ、自分がやりたいことができるのはこの会社だ」とビビッときました。

就職活動のために学生時代意識していたことはありますか?

就活でアピールができるウリがないのが不安で、とにかくコンテストにたくさん応募して賞を獲ることを目標にしていました。心配性なところがあって、どれだけ獲っても満足できなくて、大小含めて25個くらい賞を獲得しました。実際、面接などで話す材料になったので良かったと思います。
あとは、2Dと3Dの両立を意識していました。仕事としてメインでやりたかったのは2Dのイラストですが、3Dのタイトルなどで仕事をしたときに、3Dの知識があったほうが連携をとりやすいだろうと考えたからです。

▲シホさんの就職活動時のポートフォリオの一例。2Dのイラストだけでなく3Dの作品も取り入れられています

メンタル面で大きく成長できた1年間
後輩に身近に感じてもらえる先輩になりたい

この1年で一番達成感を得たエピソードを教えてください。

カードイラストで初めてレジェンド(※)を任されて、描き切ったときです。ユーザーのみなさんにどう思われるか不安もあったのですが、たくさん好評の声をいただけて安堵しました。
イラストの仕事は差し込みで入る業務も多いですが、初めてレジェンドを描いたときは周りの先輩が作業を調整してくれて、これを仕上げることに集中させてもらえました。若手にとってはこれ以上ないくらい良い環境で、もう離れられません(笑)。
それから、度々社内でイラストコンペが開催されるのですが、あるコンペで自分の作品が選ばれたことも印象深いです。先輩たちもエントリーしている中で描き切ったこと、さらに最終的に自分の作品が選ばれたことで、「やり切った」という達成感がありました。挑戦して本当に良かったと思っています。

※レジェンド……『Shadowverse』のカードの中で最もレアリティの高いカード

反対に、失敗談や大変な思いをしたエピソードはありますか?

私たちはプランナーからもらった仕様書を基にイラストを描いているのですが、仕様書に書いてあることを勝手に取り違えて、違う方向性のイラストを上げてしまって修正に時間がかかったことがありました。自分の判断だけで先走ってしまうと、周りの人に迷惑をかけてしまうと痛感しました。そこを反省して、今はわからないことや心配なこと、少しでも気になったことはすぐに質問したり、どっちの方向性か迷ったら複数の案を出して選んでもらったりするようにしています。

入社してからの自分を振り返って、成長したと感じる部分はどんなところですか?理由を含めて教えてください。

技術面もありますが、やっぱりメンタル面で大きく成長できた気がします。先ほどの質問でもお話ししたように、私は元々心配性なところや悲観的なところがあって……。入社当時は先輩から褒められても「自分にはそんな力はない、足りないところだらけだ」みたいに受け取ってしまっていたんですね。
でも、あるときメンター役の先輩と色々と話す中で、自分を過小評価するのは褒めてくれた人に対しても失礼な考え方だと気づいたんです。良いと褒めてもらったことは素直に受け取って、自分の中でまだ改善できる点あると思うならそこを伸ばしていこう、と考えるほうが建設的だと。やっぱりイラストはメンタルの影響が大きいので、ポジティブな気持ちでいられるように自分を持っていこうと考えるようになりました。そんな風にメンタル面で成長できたことが、技術面の向上にも繋がっているのではないかと思います。

今後の目標や目指しているものを教えてください。

基本的にはずっとイラストを描いていたいし、もっと腕を上げたいと思います。キャリアを積んで、将来的に人を指導する立場になったときは、先輩方がしてくれたように、メンタル面のサポートを手厚くできるようになりたいですね。後輩に近い存在になって、気軽に相談したり、遊びに誘ったりできるような身近な先輩になりたいと思います。


以上、今回はイラストレーターのシホへのインタビューをお届けしました。本連載では、今後もフレッシュに活躍する新卒の姿をシリーズでお伝えします。お楽しみに!
また、現在サイゲームスでは2022年新卒採用 のエントリーを募集しております。ゲームづくりに熱い気持ちを持つ学生のみなさまのエントリーをお待ちしております!

2022年新卒サイト

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