サイゲームスでは、デザイナー職の新卒採用を実施しています。デザイナー職の選考の際に必ず登場するのが「ポートフォリオ」。ポートフォリオは自分のスキルややりたいことをアピールするのに効果的な表現の機会ですが、どのようなポートフォリオを提出するか悩まれている方も多いのではないでしょうか。

本特集では、新卒入社したデザイナーやイラストレーターが選考で使用した実際のポートフォリオを取り上げながら、ポートフォリオの作り方、デザイナー部採用担当者たちの着眼点やサイゲームスが大切にしていることについて複数回に分けてお伝えします!サイゲームスのデザイナー職を目指している方、ぜひご覧ください!今回は、イラストレーター編です。

ポートフォリオに必要な情報とは

ポートフォリオには以下の3点を作品ごとに必ず記載するようにしましょう。

 ・制作時期
 ・制作作業時間
 ・使用しているツール(デジタルアートの場合はソフトウェアの名称など)

これら作品制作のバックグラウンドを伝えることで、採用担当者にご自身のスキルや作品の魅力がより一層伝わるようになるからです。
また、作品についての補足説明があった場合も記載しておきましょう。例えば、グループで制作した作品を載せている場合は、ご自身が担当していた部分の説明や、制作をした理由や経緯を記載しておくと、あなたご自身がどういった取り組みをしていたかがより具体的に採用担当者へ伝わりやすくなります。

作品を通して伝えるポイント

続いて、作品に関する要点をまとめました。①から見ていきましょう。

①「イラストを描くことが好き」を伝える

好きという気持ちを原動力にして身に付けた技術で、しっかりと作りきった、描ききった作品をポートフォリオに入れてみましょう。何事も好きだからこそ、スキルアップを目指して努力ができるもの。そしてさらに大切だと考えているのが、得たスキルを発揮し、細かい部分までこだわって作り上げていくことです。サイゲームスのイラストレーターたちも、「イラストが好き」という気持ちを原動力にして、妥協することなく細部まで作り込んで作品を完成させています。
ご自身の気持ちが伝わる作品は魅力的に映ります。

②「ゲームが好き」を伝える

サイゲームスのイラストレーターは、プランナーとともにキャラクターデザインや細かい設定を考えたり、自ら提案したりすることもあります。写真のように、この新入社員のポートフォリオには綿密にキャラクターを考えてきたことが伝わる作品がありました。ゲームが好きで、ゲームを作っていきたいという気持ちが伝わる一例です。
こういった作品は、ゲームのイラストレーターを目指していることを感じさせる内容であり、一緒に働くイメージが浮かびやすい作品だと言えます。

③「こだわり」を伝える

自分のこだわりが伝わる作品も入れてみましょう。
何かに対してこだわりを持っている人は、その分野において多くのインプットをしているはずです。サイゲームスでは、圧倒的なインプットがあるからこそアイディアが生まれると考えています。
この新入社員のポートフォリオは、草食系、グリフォン系、甲虫系など毛色の異なるオリジナルモンスターが何体も描かれていました。
本人に話を聞いたところ、モンスターを考えるのがとにかく好きで、普段から面白いものを見つけるたびにモンスターデザインへ落とし込めないか考えて日常的にスケッチを続け、アイディアをストックしていたそうです。この例に限らず、どんなジャンルのものでも、ご自身がこだわりを持っているものを描いた作品からは、そこに至るまでに必要なインプットの量もきっと伝わるはずです。

④「身に付けた基礎力」を伝える

自身の基礎力を伝えるためにもデッサンをポートフォリオに加えましょう。クオリティーの高いイラストを描くためには、イラストレーターとしての基礎力が身に付いているかどうかで大きく差が出ます。
特にキャラクターを描きたい方であれば、構図やバランスが伝わりやすい人体や動物のデッサンを入れることをおすすめします。この新入社員のポートフォリオには、ものだけでなく人体や風景などさまざまなデッサンが複数含まれていました。

⑤「表現の幅の広さ」を伝える

ひとえにイラストと言っても、さまざまなジャンル、様式、手法があります。先述したようなキャラクターやモンスターなどに限らず、ポートフォリオにはイラストレーターとしての表現の幅の広さが伝わる作品が入っていると魅力的に見えます。この新入社員は、キャラクターデザインや背景画に加え、マンガ形式の作品をポートフォリオに入れていました。イラストレーターとしての引き出しが多いことや、さまざまなことを吸収しようとする姿勢が伝わってきました。

番外編「背景を描くのが好き」を伝える

世界観を映し出す背景イラストは、ゲーム制作においてもとても重要です。背景イラストがあるからこそ、キャラクターたちも輝きます。サイゲームスではキャラクターと同様に「背景を描きたい」という学生の方からの応募をお待ちしています。
もし現在、背景イラストを描かれている方は、ぜひポートフォリオをご提出ください。ご興味がある方は先日開催いたしました背景美術展に関するこちらの記事もご覧ください。

ポートフォリオの作り方次第で、伝わり方が変わる

ここまでに紹介してきたポートフォリオの例に限らず、毎年学生の方からさまざま作品、ポートフォリオを提出していただいています。


今回は、実際の作品を題材にして、ポートフォリオの考え方についてお届けしました。しかし、ポートフォリオの形式に明確な決まりはなく、今回挙げたポイントをすべて満たしたポートフォリオが正解ということではありません。

初めからどんなジャンルのイラストも上手く描ける人は、ほんのわずかです。少し自信のないところがあったとしても、例えば「お年寄りのキャラクターやロボットを描くのは誰よりも得意!」「今は苦手なこともあるけれど、これだけの努力をしています!」など、あなたと、あなたのイラストの魅力をポートフォリオで表現してもらうことが何よりも大切だと、採用担当者たちは考えています。
あなただけの個性に自信を持って、ぜひ積極的に応募していただければ幸いです。
ご自身らしいポートフォリオ、型破りなポートフォリオをお待ちしています!

次回は、他職種のポートフォリオについてお届けする予定です。

現在、サイゲームスでは2020年度新卒デザイナー職の採用を実施しています。
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