プロモーション室の仕事とは?サイゲームス作品のファンを増やす仕掛け人【サイゲームス仕事百科】

「プロモーション室」は、サイゲームスが開発しているスマートフォンアプリを中心にプロモーションを担当している部署です。TVCMや雑誌広告、Web広告などの手段を用いて、より多くの人にサイゲームスのコンテンツを広め、既存のファンの方々にキャンペーンやイベントをより楽しんでもらえるように、「広告」を通じて情報をお届けしています。今回はプロモーション室の仕事について、マネージャーへの取材を基に解説します。

サイゲームスをより多くの人に知ってもらい
ファンを増やすのがミッション

プロモーション室は、サイゲームスが国内向けに配信しているアプリのプロモーションを行っている部署で、主に「広告」関連の企画・制作・設計・運用を行っています。具体的には、TVCMや雑誌広告、OOH、Web広告などを扱っています。読者のみなさんも見かけたことがあるのではないでしょうか。

我々の仕事のゴールとしてはプロモーションを通じて多くの方に情報を届け、興味を持ってもらう土壌を作ることになります。その点を踏まえ、大きく2つの軸を目標に設定し、実行していきます。1つ目は「定量面」。プロモーション施策を打つ際は、施策後のアプリダウンロード数やゲーム内のDAUなどのKPI(Key Performance Indicator)を決めて運用しています。各施策の適切なKPIを設定することと、その数値をクリアすることが目標の1つです。

2つ目は「定性面」。プロモーション施策を実行することで、ユーザーのみなさんが喜んでくれたり、驚いてくれたりする反応をSNSやアンケートなどを通じて正しく情報が届いているかどうかをチェックするようにしています。

また、定量・定性的な目標を達成することに加えて、広告クリエイティブの品質にも、もちろんこだわっています。サイゲームス内ではビジョンである「最高のコンテンツを作る会社」が浸透していることもあり、何度もトライ&エラーを繰り返しながら、より良いものをみんなで作ろうという風土が根付いています。クオリティーをとことん追求できる環境があり、「最高のプロモーション」を実現すべく、スタッフは日々奮闘しています。

プロモーション室の主な仕事内容

現在プロモーション室では、主に「TVCM」「OOH・雑誌広告」「Web広告」の広告媒体でクリエイティブを展開しています。

■TVCM

▲『ウマ娘 プリティーダービー』1周年記念CM「NEXT DREAM」篇

TV番組の合間に流れるCMになります。サイゲームスという「会社」やサイゲームスの「タイトル」をあまり知らない人も含め、幅広い層への認知拡大を図る際に実施します。タイミングとしては、アプリの新規リリースや大型アップデート、キャンペーンなどの実施に合わせてTVCMを流すケースが多いです。

■OOH・雑誌広告

▲『ウマ娘 プリティーダービー』のOOH広告
▲『ウマ娘 プリティーダービー』のOOH広告
▲サイゲームスの採用広告
▲雑誌広告

OOH広告は駅構内外や車両ラッピングの鉄道広告、デジタルサイネージやビルボードなどの屋外広告、雑誌広告は少年誌などの広告スペースに掲出するものです。サイゲームスのコンテンツを遊んでくださるお客さまと親和性の高いメディアを中心に掲出することが多いです。また、コンテンツの告知だけでなく採用広告を出すケースもあります。

■Web広告

▲『ウマ娘 プリティーダービー』のWeb広告
▲『グランブルーファンタジー』のWeb広告
▲『Shadowverse』のWeb広告

Webページやアプリなどにバナー広告として掲出します。ユーザー属性を絞り込みやすい特性を活かし、よりターゲットに響きやすいような広告を打ちます。TVCM、OOH・雑誌広告は期間を限定して施策を打つケースが多いのに対し、Web広告は恒常的に施策を運用し続けています。

上記がすべてというわけではなく、打ち出したいプロモーションの目的や方向性によっては、他の施策を検討することもあります。サイゲームスのコンテンツを多くのユーザーのみなさんに遊んでいただけるよう、プロモーションから後押しできればと考えています。

プロモーション室の業務フロー

続いて、プロモーション室の業務フローをご紹介します。いずれの施策も、まずは担当プロデューサーにヒアリングを行うことからスタートします。現状の課題やターゲット、施策によってどのようなことを実現したいかなどを細かくヒアリングし、以下のようなプロセスで業務を進めます。

1.クリエイティブの企画

ヒアリングに基づいて制作する広告クリエイティブを企画します。例えば「ゴールデンウィークに、ゲーム内でキャンペーンを実施するので、そのTVCMを打ちたい。CMにはこんなタレントさんに出演いただきたい。」といった具合に、施策内容を検討し、過去の施策と照らし合わせながら具体化していきます。プロデューサーの「意向」に忠実であることも求められますが、プロモーション室からもアイディアを考え、より良いクリエイティブを生み出すための「提案」を行っていくケースもあります。

2.協力部署やパートナー企業の選定・連携

企画が決定したら、広告クリエイティブ制作のためのチームを編成します。クリエイティブの内容・制作予算・スケジュールなどの条件を加味しながら社内の他部署や社外パートナー企業様と連携します。

3.制作の進行管理・広告枠の仕入れ

広告クリエイティブを制作する作業に入ると、プロモーション室ではクオリティーを担保しながら進行管理を行います。また、並行して広告枠を購入するアクションも行います。

4.施策の実施(広告クリエイティブ公開)

広告クリエイティブが完成したら、メディア側にデータを渡し、設定したタイミングで放映・掲載してもらいます。公開された広告クリエイティブが正しい内容で掲出されているかどうかチェックするのもプロモーション室の仕事です。

5.施策実施後の振り返り

施策終了後、各メディアにおいて定量・定性データを集めます。定量データとしてはアプリのインストール数やゲーム内のDAUの推移など、定性データとしてはSNSを中心にユーザーのみなさんの反応を確認するといった方法で、施策の効果を振り返ります。想定と結果の違いがあれば原因を探り、次回の施策の精度向上に活用します。

上記の制作プロセスは一般的でもありますが、サイゲームスの場合は、プロモーション室や関係部署を動員して、社内で企画立案から制作完了までできる体制を持っています。IPへの深い理解やクオリティーの担保、スピード感を重視する場合は一気通貫して内製で行うことも視野に入れて、その時々の最適な手段を取って実行していきます。

プロモーション室のスタッフに必要な
スキル・マインド

上記のように、サイゲームスのプロモーション室のスタッフは多種多様な広告施策を、多くの部署や外部パートナー企業様と連携しながら進行していきます。ここでは、求められるスキルやマインドについてご紹介します。

■変化を楽しめる

ゲームを取り巻く状況は刻々と変化します。プロモーションについても同様に、状況に合わせて広告の内容や方向性、打ち手を変えるといった判断が求められる場合もあります。広告施策でも世の中の人に楽しんでもらえるように、この変化を当たり前のこととして捉え、ポジティブに遂行できる能力が求められます。

■人と人を繋ぐことが得意

プロモーション室の仕事は、施策の企画から制作、実施まで、社内・社外のさまざまな人たちと連携して進めます。業務を円滑にし、よりクオリティーの高い広告クリエイティブを制作できるように、さまざまなスタッフの間に立って調整や交渉をするスキルは必須だと考えています。

■新しいことへの挑戦を恐れない

プロモーション室のミッションは「最高のプロモーション」を実現することです。そこに正解はなく、常にベストを目指して挑戦し続けることがとても重要です。ただ仕事を依頼されるのを待っているのではなく、自ら提案し、最適なアプローチをするために新しいことにも恐れずに挑戦する姿勢が大切です。自分なりに「こういうことをやりたい・実現したい」という意志を持っている人がとても活躍していると思います。

プロモーション室の
仕事のやりがい

序盤でプロモーション室には定量的な目標と定性的な目標があると述べました。定量的な目標をクリアすることにも達成感はありますが、数値化できない定性面、特にユーザーのみなさんの喜びや驚きといった反応に触れると、大きな達成感や、やりがいを感じます。

サイゲームスのコンテンツはSNSとの親和性が高いため、広告施策の反応もSNSでダイレクトに伝わってきます。自分たちが企画し、展開した広告クリエイティブに対して反応がもらえるのは、「期待されている」ということでもあると思いますし、「より良いものを目指して作る必要がある」という責任感にも繋がります。

また、自身の成長を感じられる環境があることも魅力だと考えています。サイゲームスのプロモーション室は、さまざまな業務内容をスピーディーに経験できる環境があります。それは各スタッフが複数タイトルを兼任し、恒常的にプロモーションを展開しているため、多くのプロモーション施策(TVCMやOOH・雑誌広告、Web広告)を担当できる機会があるからです。

プロモーション室のキャリアについて

現時点において、プロモーション室は「即戦力」として入ってきた中途入社のスタッフのみで構成されていますが、来年度からは新卒スタッフの採用・育成もしていきたいと考えています。

現スタッフは広告代理店出身者やメディア、制作会社、ゲーム会社、レコード会社で広告宣伝関連の仕事をしていた人など、さまざまな経歴の人が在籍しています。

プロモーションの結果が各コンテンツ・サービスに影響を与えるため、「施策遂行の責任感」「結果の自分ゴト化」「圧倒的なやりがい」という点でも、とても刺激的だと思います。キャリアとして、さまざまな媒体を活用した施策を自身で企画立案し、制作進行から実施、振り返りまでできるようになると、プロモーション担当として一人前と言えるかと思います。ただし、仕事を回せるようになったからそれで十分なわけではなく、「より良い成果を出すためにはどうしたらいいか」を常に考え続けることも大切だと思っています。

プロモーション室を
目指す人へのアドバイス

採用の面接では主に、サイゲームスのプロモーション室を志望する理由を深掘りしながら話をお伺いします。「最高のコンテンツを作る会社」というビジョンに共感できるかどうかや、プロモーション担当として実現したいこと、現職で仕事をする上で大事にしていることなどもお伺いし、入社後にお互いにミスマッチが起きないように、我々としても気を付けています。

プロモーション室はさまざまな関連部署の人の間に立ち、プロフェッショナルな人たちを繋いで1つのものづくりをしていく仕事です。そのため、「この人となら一緒に楽しく仕事ができそうだ」と感じる人と「最高のプロモーション」を追求していきたいです。ぜひ、大きな野望を胸に秘め、一緒にサイゲームスのプロモーションを盛り上げていきましょう!


以上、プロモーション室の仕事についての解説でした。
現在サイゲームスでは、一緒に働く仲間を募集しています。この記事で興味を持った方は、ぜひ一度こちらをチェックしてみてください。

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