「プリコネフェス2023」リポート!リアルイベントとONLINE STAGEを手掛けた運営チームの想い

アニメRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive(以下、プリコネR)』のユーザー参加型イベント「プリコネフェス2023」を、2月11~12日に開催しました。展示エリアやミニゲームエリアなどのリアルイベントの展開と同時に公式YouTubeチャンネルにて「ONLINE STAGE」も配信。ベルサール秋葉原での展示を振り返りつつ、イベント運営チームに聞いたONLINE STAGEの見どころもご紹介します。ONLINE STAGEはアーカイブを配信中ですので、ぜひご覧ください。

『プリコネR』5年間の軌跡を振り返る
リアルイベント

▲受付の様子。開催日前日の東京は大雪警報が出て天気が心配されましたが、当日の秋葉原は無事晴れました

リアルイベントは1階「展示」、地下1階「ミニゲーム」、2階「物販&協賛」の3つのエリアに分かれていました。それぞれのエリアの模様を順番にお伝えしていきます!

■展示エリア

展示エリアに入って最初に体験するのは「オープニングシアター」。アメスと共に『プリコネR』5年間の出来事を振り返ります。楽しいことも大変なことも、仲間たちと一緒に乗り越えてきた思い出をよみがえらせながら、これから体験する「プリコネフェス2023 」への気持ちが高まっていく映像が流れました。

「オープニングシアター」の鑑賞を終えると、「衣装ギャラリー」へ。過去のイベントで出演者の方々が着用した衣装とアクセサリー類が展示されていました。全部で10着の衣装が展示されており、まるでキャラクターにお出迎えされているような空間でした。

▲写真左から、ペコリーヌ、キャル、コッコロの衣装
▲ヒヨリの衣装
▲ツムギの衣装
▲キョウカの衣装
▲ハツネの衣装
▲写真左から、ナナカ、アヤネ、シノブの衣装

「衣装ギャラリー」を抜けると「フェスティバルホール」にやって来ました。広く視界が開けたこのホールでは、主にゲーム内のストーリーイベントを振り返ることができます。
これまでに発売されてきたフィギュアや物販エリアで販売されているグッズの展示もありました。

▲ランドソルの城下町をイメージした「フェスティバルホール」。中央のスクリーンではこれまでのストーリーイベントの映像や「プリコネフェス2023」のONLINE STAGEを見ることができました
▲ゲーム内ストーリーイベントのイラスト展示。名シーンがずらりと並びます
▲これまでに発売されたフィギュアも、じっくりと見ることができました
▲物販エリアで販売されているグッズも展示

会場にはメッセージボードも設置され、プリコネプレイヤーのみなさんが続々とメッセージを書き込んでいました!温かな応援のお言葉をくださったご来場者のみなさん、ありがとうございました……!

来場されたみなさんが書き込めるメッセージボード上段には『プリコネR』キャストの方々の直筆メッセージも!こちらもファンにとって見どころの一つとなりました。

▲写真左から、主人公役の阿部敦さん、ペコリーヌ役のM・A・Oさん、コッコロ役の伊藤美来さん、キャル役の立花理香さんのお祝いメッセージ

続いて、「装備アリーナ」へ。ラビリスタとムイミの武器(大剣)が展示されていました。装備の横に配置されている黄色いパネルに手を触れると、ゲーム内で見てきたユニオンバーストの演出が大スクリーンで体験できるようになっています。ラビリスタとムイミが推しキャラという方々には、特にお楽しみいただけたのではないでしょうか。

▲展示されていた武器は「プリコネフェス2023」のために作られました。細部にまでスタッフのこだわりが詰まっています

装備の演出を楽しんだ後、「愛の広場」へと向かいます。ここではプリンセスフォームのペコリーヌの等身大フィギュアがお出迎え。ペコリーヌたちと共に歩んできた冒険を振り返るように語りかけます。背面の映像、ライティングの演出も凝っており、ペコリーヌの語りに合わせて変化。フィギュアのクリアパーツも光の演出の一部として輝き、思い出の数々をより一層と引き立たたせていました。

展示エリアの締めくくりとして「ヒストリーエリア」へと足を運ぶと、これまでの『プリコネR』の歴史年表とご対面。エリアをぐるりと囲んだ年表には「メインストーリー」「イベント&モンスター」「新登場キャラクター」「アップデート」「★6才能開花&専用装備」「メディア関連」の情報がまとめられていました。「このストーリーイベントは思い入れがある」「このキャラクターが登場したときうれしかったな」など、その出来事の当時に自分が感じたことを思い出し、改めて『プリコネR』5年間の歴史にどっぷりと浸れるエリアでした。

また、『プリコネR』と言えば、音楽も思い出深いものがたくさんあります。これまでに発表された楽曲の「ディスコグラフィ」もあり、スマホでQRコードを読み取ると試聴できるようになっていました。

■ミニゲームエリア

展示を見終えた後、ミニゲームエリアへ来ました。ストーリーイベントでお馴染みのミニゲームを基にしたゲームコーナーです。
ミニゲームは全部で三つ。前回のリアルイベントにも登場したボールを投げてパネルを打ち抜く「ミサトの猛訓投球道! ピッチングドリル」と、お手玉を指定のエリアに飛ばす「クウカ大絶跳 飛行道中エクスタシー」に加えて、大画面タッチパネルを使ってネズミ退治をする「チュウチュウパニック! チーズお守り特大作戦!」が登場しました!

▲「ミサトの猛訓投球道!ピッチングドリル」
▲「クウカ大絶跳 飛行道中エクスタシー」
▲「チュウチュウパニック! チーズお守り特大作戦!」
▲ゲームクリアでもらえるステッカー

会場でゲームや展示コンテンツを体験すると、最大3回までリアルガチャに挑戦できました。

■物販&協賛エリア

「プリコネ2023」新登場グッズや再販グッズが購入できました。ファンのみなさんに喜んでもらえるようにと、グッズにはスタッフたちのアイディアとこだわりがたくさん詰め込まれています。

▲物販の様子

もっとつながりを感じられるイベントを目指して
運営チームによるイベント振り返り

5周年という節目に当たる開催ですが、今回のイベントについて、全体のテーマはなんでしょうか。

運営チーム:プレイヤーのみなさんが「『プリコネR』ともっとつながりを感じられるイベントにしたい」と思って企画をしました。昨年が初めてのリアルイベントでしたが、現実の場でもっとプレイヤーのみなさんがゲームの世界を、臨場感を持って体験できる場にしたいというのが主な狙いでした。長く遊んできたプレイヤーのみなさんに「そんなこともあったなぁ」と懐かしく感じてもらいつつも、最近『プリコネR』を遊び始めた方々にも「すごい!」と思っていただけるようなコンテンツを目指しました。

リアル展示で新しく挑戦したこと、こだわりポイントなどがありましたら聞かせてください。

運営チーム:今回の開催は、引き続きコロナ禍の状況下ではありながら、リアルイベントへの制約が徐々に緩和されてきたタイミングでの実施となりました。ただし、緩和されたとはいえ、どこまでケアをすべきか手探りの状況でもあります。社会情勢の変化に対応しつつ、コロナ禍で蓄積してきた感染対策のノウハウでお客さまやスタッフなど来場者全員の安全面に配慮しながら、お客さまがより楽しめるように企画・運営したことが挑戦だったかと思います。「プリコネフェス2022」では、安全面に配慮して一部のエリアに人が密集しないようウォークスルー型で実施しましたが、今回は一部回遊できるエリアを設け、お客さまの回り方の自由度を高めました。これは、お客さまがより楽しめるように、好きなエリアにいつでも行き来できるようにしたかったからです。

こだわりポイントとしては、ラビリスタとムイミの武器やペコリーヌの等身大フィギュアの展示は、絶対に実現したかったことです。ただ具現化して展示するだけではなく、映像、照明、音響と連動した、ゲームプレイを彷彿とさせる体験にしようと準備をしました。

また、展示会場の中だけではなく、会場の外でも楽しんでもらえるイベントにしようと考えました。昨年コラボでご好評いただいたマリオンクレープさんにキッチンカーを出展いただいたり、秋葉原の施設と協業したショップキャンペーンを行ったりと、たくさんの方々にご協力いただけました。

▲マリオンクレープのキッチンカー
▲新メニュー「ラビリンスの納豆ホイップクリームクレープ」。昨年のマリオンクレープとのコラボで登場した「ラビリンスの普通のいちごホイップクレープ」に加えて登場

「プリコネフェス2023」の新登場グッズについて、こだわりポイントなどがありましたら聞かせてください。

運営チーム:とにかく『プリコネR』はキャラクターが魅力的です。「プリコネフェス2023」のキービジュアルをはじめとした、キャラクターの魅力を活かした商品展開を考えました。中でも、「聖テレサ女学院制服風パーカー」や「カスミのケープタオル」など、ゲームをプレイしている人なら気になってしまうゲーム内衣装の再現グッズは力を入れました。そのまま再現するのではなく、商品としての使いやすさを実現するために、長い時間をかけてチーム内でも議論と試作を繰り返して商品化しました。

▲「聖テレサ女学院制服風パーカー」
▲「カスミのケープタオル」

さらなるパワーアップを目指して
ONLINE STAGEの見どころ

ONLINE STAGEで意識したことを教えてください。

運営チーム:『プリコネR』を支え、プレイヤーとしても楽しんでくださっている出演者の方々と視聴者のみなさんが一緒になって楽しめるコンテンツにしようと思っていました。これまでのプリコネフェスや配信番組と大きく考え方は変わらないですが、2日間にわたる長時間の配信でしたので、プレイヤーのみなさんが飽きずに楽しめるものにしようと気を配りました。

ONLINE STAGEはYouTubeで現在アーカイブの視聴が可能です。改めて昨年から特にパワーアップした点や、変更した点など「特にここに注目いただきたい」という点はありますか?

運営チーム:まずはステージの美術に注目していただきたいです。昨年は【カルミナ】のステージをモチーフにしていましたが、今年はランドソルの街並みをテーマにし、5周年を祝うお祭り感のあるものにしました。

▲ランドソルをイメージしたステージ

そしてプリコネフェスの目玉と言えば、なんといっても「スペシャルキャラライブ」だと考えているので、キャラクターたちのパフォーマンスも楽しんでいただきたいです。今回のキャラライブ企画も1年以上かけて作ってきたものなので、アーカイブ動画で隅々まで何度も堪能していただけたらうれしいです。

「プリコネフェス2023 中夜祭!」「プリコネアドベンチャー!」は、昨年のプリコネフェスにはなかった新しい試みかと思います。企画の経緯などを聞かせてください。

運営チーム:プレイヤーのみなさんが飽きないよう、『プリコネR』らしさを保ちながら新しいチャレンジができないか、ということで企画しました。特に「プリコネアドベンチャー!」は2022年にゲーム内に実装された新コンテンツ「アドベンチャー」が多くの反響をいただいたので、「それに紐付いた企画をしたい」という観点がありました。すべて生放送ではなくVTRを織り交ぜた企画も取り入れることで、より配信の表現の幅を出せたと思います。

ONLINE STAGEではキャストさんがワイワイと賑やかにトークしたり、一生懸命チャレンジしたり、というコーナーが多めでした。そこで中夜祭は「ゆっくりと語り合うような場も作りたい」という気持ちで企画しました。落ち着いた雰囲気のセットにもご注目いただきたいです。

▲中夜祭のセット。出演者の方々がお酒を飲みながらまったりと『プリコネR』について語り合いました

反対に、変えなかった点(前回同様に大切にしたポイント)は何でしょうか。

運営チーム:アップデート情報を中心にお伝えする5周年直前生放送は、プレイヤーのみなさんが最も楽しみにしているコーナーであり、3Dのキャラクターが情報をお知らせする形式は定番だと思いますので、ここは変えていません。

▲3Dキャラクターたちによる新情報のお知らせ。単なるお知らせではなく、楽しんでいただけるよう、キャラクターのセリフや動きなどの演出は調整を重ねてきました

この1年間を振り返りながら出演者の方々がプレイヤーのみなさん全員への報酬獲得を目指す「プリコネプレイバック」も、変えていないものの一つです。中身の企画は昨年以上のものを目指しましたが、出演者の方々がプレイヤーのみなさんのために奮闘する姿も『プリコネフェス』の大きな魅力だと思っています。

『プリコネR』の世界観を拡張していく試みも
「プリコネフェス」の展望

5周年という節目の開催を終えて、いまの率直な感想をお願いします。

運営チーム:一人のプレイヤー目線だと、「もうそんなに経っていたの?」という印象です。現場の担当者としては「プリコネフェス2023」もなんとか無事に開催することができ、プレイヤーのみなさんからの温かい反響をいただけたことが印象的でした。
配信へのコメントはもちろん、展示物への感想やミニゲームでのスタッフたちの対応など、運営チームにとってありがたいお言葉も含まれており、とてもうれしく思います。

一方で、『プリコネR』が、ゲームの中だけではなく、ゲームの外でも求められるクオリティーの基準が高くなっていると感じており、さらなるクオリティーアップを目指さなければと思っています。

ゲーム内にはメインストーリー第3部や「ルナの塔 次元断層」など新しいゲーム内コンテンツが追加されますが、ゲームの外でも新しいコンテンツを絶え間なく提供していき、『プリコネR』をゲームの中でも外でも楽しんでいただけるようにしていきたいです。

今後の目標や、取り組みたいことを教えてください。

運営チーム:とにかくキャラクターの魅力を最大限に生かしつつ、『プリコネR』の世界観を現実世界へと拡張する試みに挑戦していきたいです。既に発表されたコラボカフェなどがそれに当たりますが、その他にもリアルイベントや配信番組、グッズ展開などプレイヤーのみなさんに驚きと喜びを提供できるよう頑張ります。
6年目の『プリコネR』もぜひよろしくお願いいたします。

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