『ウマ娘』「4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray」発売記念!EXTRA STAGE リポート&特別インタビュー

2022年に東京、横浜で開催された「4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」から、計4日間にわたって披露したステージが収録されたBlu-rayが本日3月8日(水)に発売!

それを記念して今回、4th EVENTの追加公演にあたる、2022年11月5~6日に埼玉・ベルーナドームで行われた「4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」の模様をお届け。『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』史上最大規模となった初のドームライブは記念グッズの物販や企画展示も行われ、ファン垂涎の特別なイベントになりました。当記事では展示・ライブ企画を担当したスタッフに、4th EVENT全体の振り返り、『ウマ娘』にとってライブとは何なのか、そして今後の展開などについてお話を聞きました。

「4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」
Blu-ray発売!

『ウマ娘』では、2017年にナンバリングイベントの第1回目となる「ウマ娘 1st EVENT『Special Weekend!』」に始まり、2nd、3rdと続けてライブイベントを開催してきました。4回目となる「4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」では、2022年3月5~6日に武蔵野の森スポーツプラザ メインアリーナで東京公演、5月4~5日にぴあアリーナMMで横浜公演を開催。さらに11月5~6日は埼玉のベルーナドームで初となるドーム公演「EXTRA STAGE」を催し、オンライン配信も含め、多くの方にご覧いただきました。

本日3月8日に発売される「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray」では、「4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」の東京公演DAY1、DAY2、横浜公演DAY1、DAY2の4公演のライブ本編映像に加え、東京&横浜公演の撮り下ろしバックステージ映像も収録。豪華なDisc5枚入りとなっています。

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EXTRA STAGE DAY1
展示・ライブイベントレポート

ここからは、11月5~6日に埼玉・ベルーナドームで行われたEXTRA STAGEから、DAY1の模様を中心にレポート形式でお届けします!

※展示の撮影は4日に行っています

サイマガ編集部が「西武球場前」駅に着いたのは13:00頃。既に駅からドームの間は多くのお客さまでにぎわっていました。

■シリーズ初の展示会場「EXTRA PADDOCK」

駅から降りると、真正面には大きな西武球場ことベルーナドームが鎮座し、左手に進むと今回初となる展示会場「EXTRA PADDOCK」への道がありました。早めに来場した方はこちらのエリアでウマ娘にゆかりのあるさまざまな展示品を見たり、物販コーナーでグッズを購入したり、フードコーナーで「はちみー」の愛称で呼ばれるはちみつドリンクなどおなじみのメニューを楽しんだりできました。

▲「衣装展示」コーナー

「衣装展示」コーナーでは、ゲーム内で定番の「トレセン学園制服」やライブ衣装の「スターティングフューチャー」をはじめ、3rd EVENTで使用された「Glorious Azure」、TV番組出演時に使用された白と水色の衣装など、これまでにウマ娘キャストが着用してきた衣装が展示されていました。

▲「アイテム展示」コーナーより「にんじんハンバーグ クッション」

続いて、ウマ娘にゆかりのある「アイテム展示」のコーナーへ。
ひときわ目を引く大きな展示は、「にんじんハンバーグ クッション」。シングルの布団より明らかに大きいこのクッションは、部屋に入れるというより専用の部屋が必要になりそうなほど大きいサイズ感です。

▲「アイテム展示」コーナーより、記念アイテム

その隣で並んでいるのは、育成シナリオ「Make a new track!!~クライマックス開幕~」の「トゥインクルスタークライマックス」で優勝するともらえるトロフィーや、「メジロ讃歌 金のレコード」、「ぱかライブTV」などで使用されているだるま落としなどの記念アイテムの数々です。

▲「イラスト・原画展示」コーナーより、応援イラスト

後ろに回り込んで、今度は「イラスト・原画展示」コーナーへ。2018年からウマ娘プロジェクトの公式アカウントで公開されてきたGⅠレースの応援イラストを中心に、これまで公開されたビジュアルワークが並んでいます。

さらに週刊ヤングジャンプで連載中のコミカライズ『ウマ娘 シンデレラグレイ』から名場面の複製原画も。繊細で迫力のあるタッチを間近で見ることができます。

▲展示コーナーとしての終わりには『ウマ娘 シンデレラグレイ』の複製原画が

さらにくるっと回って振り返ると、今回出走予定のウマ娘たちがずらり!並びにもこだわり、記念撮影を何枚撮っても足りない等身大パネルコーナーが続いていました。

▲等身大パネルコーナー

展示コーナーの奥にあるフォトスポットでは、なんと『ウマ娘』の画面の中に入り込んだかのような写真が撮影できます。

▲フォトスポット

サイマガ編集部スタッフも、撮ってきました!

▲基礎能力の数字は、これまで開催された4th EVENTの東京公演、横浜公演、EXTRA STAGEの日程になっています!

展示コーナー、フォトスポット、物販コーナー、フードコーナーはDAY1、DAY2ともに大盛況で、多くの方で賑わっていました。

■DAY1のライブがスタート!

ここからは会場に入った後のDAY1のライブの様子をご紹介します!
開演前のゴールドシップによるコール&レスポンスが終わり、ステージ裏から出走者たち(※1)の円陣の声が響くと、会場の期待値は一気に高まります。客席でトレーナー(※2)のみなさんのウマブレードが緑の芝のように揺れ始めると、本日のナビゲーター、安心沢刺々美役の井上喜久子さんが登場し、注意事項の説明が。その後、中央の大画面に映像が流れ始め、本日の出走者が広いステージに駆け上がっていきます。

※1『ウマ娘』のイベントでは出演者のことを「出走者」と呼びます
※2『ウマ娘』では、プレイヤーの方が「トレーナー」となって、トレセン学園に通うウマ娘を育成します

ライブのスタートは出走者全員による「うまぴょい伝説」。いきなりテンションマックスのファンファーレに、会場からは思わずどよめきが漏れました。ステージ左方には実況役の明坂聡美さんがスタンバイし、熱い実況を入れていきます。

衣装やキャスト、ダンサー、ブラスバンドの紹介を終えると、いよいよ最初のライブパートが始まります。EXTRA STAGEのライブは大きく4つのライブパートに分かれ、途中にMCが入るという構成でした。

一つ目のライブパートは、ライスシャワー役の石見舞菜香さんをはじめとした10名による「WINnin’ 5 -ウイニング☆ファイヴ-」に始まり、今回が初出走となったサクラローレル役の真野美月さん、ヤマニンゼファー役の今泉りおなさん、ダイイチルビー役の礒部花凜さん、アストンマーチャン役の井上ほの花さん、ケイエスミラクル役の佐藤日向さん、コパノリッキー役の稲垣好さんによる「Make debut!」、ライブで初披露となった「Ms. VICTORIA」まで、2日間のスタートを飾るにふさわしい楽曲パフォーマンスが次々と繰り広げられました。

とっぷりと日が暮れて気温が下がっていく中、MCではトレセン体操で体を温める場面も。会場の興奮と出走者の声掛けで、会場はあたたまっていく一方でした。

二つ目のライブパートではスペシャルウィーク役の和氣あず未さんによる「わたしの印は大本命◎(Marching Band Ver.)」マヤノトップガン役の星谷美緒さんが歌う「ときめきスクランブル」、ヤマニンゼファー役の今泉りおなさんによる「LIKE THE WIND」、アストンマーチャン役の井上ほの花さんが贈る「忘却にて」とソロ曲がめじろ押し。

三つ目のライブパートは「Never Looking Back」「ユースフルアイズ」からスタート。マルゼンスキー役のLynnさん、タイキシャトル役の大坪由佳さん、ナイスネイチャ役の前田佳織里さん、キングヘイロー役の佐伯伊織さん、ダイイチルビー役の礒部花凜さん、アストンマーチャン役の井上ほの花さん、ケイエスミラクル役の佐藤日向さん、コパノリッキー役の稲垣好さんら8名が贈る「本能スピード」では、キレキレのダブステップとレーザービームの演出が会場の熱量を上げていきます。続く「NEXT FRONTIER」、そして初披露となった「winning the soul(Remix Ver.)」ではステージ前線から火柱が何度も立つ場面もあり、会場を震わすほどの重低音にしびれるステージに。「BLOW my GALE」でボルテージは最高潮まで達しました。

その後のMCが終わると、大スクリーンに映し出されたのはオグリキャップやタマモクロス たち。四つ目のライブパートでは、週刊ヤングジャンプで連載中のコミカライズ『ウマ娘 シンデレラグレイ』で熱いレースを繰り広げてきたウマ娘たちが主役となりました。

五つ目のライブパートは「メジロ讃歌」からスタート。会場ではメジロライアン役の土師亜文さん、メジロドーベル役の久保田ひかりさん、メジロアルダン役の会沢紗弥さん、メジロブライト役の大西綺華さんが一堂に会しました。さらに、アレンジが初披露となる「願いのカタチ(Strings Ver.)」、「Find My Only Way(Acoustic Ver.)」を挟み、特別な演出で贈る「Special Record!」が披露されました。出走者全員による「We are DREAMERS!!」が終わると、最高潮の中でライブステージの本編は一旦終了。クライマックスとなるアンコールでは「GIRLS’ LEGEND U」、「うまぴょい伝説」をダンサー、ブラスバンド含むすべてのメンバーで披露し、約4時間にもわたるDAY1のステージは大盛況のうちに幕を閉じたのでした。

▲DAY1の出走者全員での撮影

担当スタッフへのインタビュー

続いて、「4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」でライブ全体の制作統括およびセットリスト制作および演出のディレクションを務めた担当スタッフと、ステージサウンドディレクションを担当したサウンドチームのスタッフの2人へ、展示とライブについて深掘りした特別インタビューをご紹介します。

まず展示についてお聞きします。展示コーナー「EXTRA PADDOCK」は初開催と聞きました。経緯を教えてください。

元々ずっとやりたいと思っていたんですが、今回はドーム開催ということでスペースに余裕があったのがポイントになりました。物販はだいたい朝イチから販売を開始するのですが、朝にお越しいただいて、何時間も空けてステージというのがお客さまに申し訳ないと思いまして……。ですので、展示やフードを用意して、仮に物販などで早めに来たとしても会場全体で開演までの時間を使って『ウマ娘』を楽しんでいただける施策をやりたいと思ったのがきっかけです。

「EXTRA PADDOCK」の展示はどのようなコンセプトで構成されていますか?

「パドック」なので、ライブへの導入として、出走するウマ娘やIPの紹介がコンセプトです。展示を見ることで得られるワクワク感があれば、ステージを見たときにさらに楽しんでいただけると思いましたので、そのための起点となるようなものを考えました。

これまでのイベントで使われてきた「ステージ衣装」が集結しましたね。衣装や見せ方でこだわった部分を教えてください。

東京横浜の衣装(ニュースターズ・ロゼ)を展示で飾っているのですが、アンコールで出てくるときにその衣装に着替えているんですよね。飾ってあったら過去のものという感じがして、まさかそれを着て出てくるとは思わないんじゃないかなって思いまして。そういうちょっとした仕掛けを入れてみました(笑)。衣装は毎回生地から選んでいるのですが、各衣装で印象が変わって見えるようにしたり、スカートとパンツでもそれぞれ細かく変えたりなどしています。

▲「4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」でも着用されていた「ニュースターズ・ロゼ」

今回、物販や飲食スポット、展示、フォトスポットと、駐車場を使っての会場設計でした。気を使った点や留意した点はありましたか?また、今後同じように展示が見られる機会はあるのでしょうか?

天候に左右されてしまうのでその点と、入れる人数と回転数などは密にならないように気を配って設計しました。「フォトスポット」はアイディア出しのときにパッと浮かんだものをそのまま形にできましたし、フードメニューや物販はライツ事業部と相談してアイディア出しをしていきました。

当日は喜んだお客さまの様子がSNSにもたくさん上がっていて非常にうれしかったです。形は変わるかもしれませんが、今後も展示で何かやっていきたいなと思っています。

▲写真は前日にメディア向けに開催された内覧会の時の様子。物販コーナーでは「オレの愛バ」を応援できるバリエーション豊かなグッズが販売されました

続いてライブについて聞きます。4th EVENTのライブのセットリストにはどういった想いを込めたのでしょうか。

はじめに、ウマ娘のライブのセットリストは、ゲームやアニメなど媒体を超えたコンテンツを表現していくため、すべて社内で制作しています。どう表現するかなどの演出の方向性は大枠だけ最初に決め、そこからは演出家含め社内のスタッフでステージングを行っていきます。
4th EVENTは東京、横浜、埼玉で各2日、全6公演あり、1日ごとにキャストが変わることになっていたので、それを踏まえながら全公演を繋げて1つの物語を見せることを意識しました。『ウマ娘』自体が史実を基にしているコンテンツなので、少しでもトレーナーのみなさまに喜んでいただける組み合わせをかたちにできればと思っていて。ゲーム中でしか表現されてない関係もあれば史実を基にした関係もありますし、1日ごとに曲の合間に解説するキャストまで含めてウマ娘の組み合わせを意識してセットリストを作っています。一見わかりにくい組み合わせや立ち位置でも、できる限りキャラクター同士の関係性を意識した設計にしています。

わかりやすい例ですと、「winning the soul」は東京・横浜から「憧れを追うこと」をテーマにシンボリルドルフからトウカイテイオー、さらにキタサンブラックへ繋いでいき、EXTRA STAGE DAY2にトウカイテイオー、シンボリルドルフ、キタサンブラックに加え、テイオーと同じくルドルフに憧れを持つツルマルツヨシの4人に歌ってもらうことでさまざまな関係値を含めたものを表現しています。もちろんどの公演を1日だけ見ても楽しんでいただけるように作ったのですが、複数の公演を観ると「前回やってたこの楽曲はこの楽曲の演出に繋がるんだ」といった発見がたくさんあるかと思います。

『ウマ娘』のライブでは毎回同じようにセットリストが大きく変わっているんでしょうか?

そうですね。大変な部分ももちろんありますが、両日来てくださるトレーナーのみなさんに喜んでいただきたいという一心で1日ごとになるべく変化を持たせるようにしています。EXTRA STAGEだけでも、1日目と2日目で6割以上キャストが変わっていて、そもそもキャスティングが毎日こんなに変わるコンテンツは珍しいかもしれませんね。

サウンドチームとしては、全体のセットリストをテーマごとにいくつかのセクションに分けて、それをシームレスに繋いでいくことを基本の考えとしました。また、大枠として冒頭部分のオーバーチュア(※)とアンコール以後の流れは共通化することで、EXTRA STAGEとしてのテーマ性は2日間通して一貫させつつ、両日それぞれ楽しんでいただけるよう工夫を重ねました。例えばアタック映像部分の音楽や、ブラスバンドが参加しての演出、DJコーナーでのリミックスや楽曲の新たな面を引き出すようなバージョンアレンジ等々です。各々が形になるまで多くの方々の協力や多くの時間、労力を要しましたが、セットリストのコンセプトがわかりやすく明示されてはいましたので、音楽制作においてはあまり悩んだ印象はありませんでした。

※ オーバーチュア……歌劇、組曲などの開始部に演奏される序曲のこと。EXTRA STAGEは映像演出と共にブラスバンドやダンサーによるパフォーマンスが披露された。

EXTRA STAGEのセットリストについて、こだわりをお教えください。

演出やセットリスト、MCやキャストが何を喋ってどう進行していくか、サウンド面・映像面でそれをどこまで演出していくかを相談して、内製で制作している点でしょうか。だからこそ制作できるステージですし、本筋のコンテンツであるゲームとがっちり組み合った内容のライブができるので、今後の展開も含めて知っているという強みもありますね。こういったライブは3rd EVENTから始まったのですが、今回ここまでやってきたチームの一体感も強く感じられました。

楽曲に込めた想いなどがあれば、お教えいただけますでしょうか。

すごく大きな構造の話なのですが……全員で歌う曲を除くと、4th EVENTは東京公演の『ウマ娘』の最初のユニット曲である「Fanfare for Future!」から始まっています。そして、本編の締めの曲は「大好きのタカラバコ」になっていて、これは同時に発表されたユニット曲だったので対の関係にしたく最後に配置しました。イベントの締めとなるEXTRA STAGEはチーム<シリウス>として1つのストーリーが終わったタイミングだったので、開催時点でのコンテンツの到達点としてチーム<シリウス>で締めたいという想いがありました。IPとして培ってきたコンテンツ全体を鑑みてそういった「始まり」と「終わり」で挟んでいるんです。
似たような構造だと3rdでも全員で歌う曲を除くと2日目は「ユメヲカケル!」で始まって「木漏れ日のエール」で終わる構成でしたね。

そして、楽曲のリミックスを行った「ぱか☆アゲ↑ミックス」は当初からベルーナドームでやりたいと思っていて、EXTRA STAGE合わせで作成した部分もあります。音楽面でも作家さんのご協力もあり、ヘリオスがステージ上にせり上がってくるときにBGMがあったり、セクション間のMC中に流れるBGMがあったり、ライブ全体の楽曲にもシームレスな構成ができて良かったです。

ファンの方にはどんなライブを見せたいと考えていましたか?

よくチームでは「出し惜しみしない」ということを話していました。加えて、個人的にはライブの今後の展開や広がりにも期待してもらうことで、絶対「またウマ娘のライブに足を運びたい」と思ってもらえるようなライブにしたいなと考えています。ライブには「元気をもらえる」良さがあると思うので、そういった願いも込めていますね。

『ウマ娘』における「ライブ」とは何ですか?

来ていただいたトレーナーのみなさん、配信を見ていただいたトレーナーのみなさんに「感謝を直接伝える場」ですかね。「ウイニングライブ」自体がそもそもそういうコンセプトなので、同じように体験していただきたいと考えています。

初のドーム公演ということで、サウンドで特別意識した部分はありますか?

やはり豪華にしたいという意識はありました。今回、キャストの人数も今までで一番多かったんです。技術的な面で言うと、出演者が1日30人以上いて、ダンサーもいて、ブラスバンドも入れると約70名がオンステージで出演していたので、マイクやイヤモニの調整ややりくりが大変ではありました。スタジオリハーサルだけで1週間かかりましたし……。実寸でリハーサルを行うために大きな会場をそのためだけに借りたり……リハの段階からドームを強く意識していました。
本来であればあのような大人数、そして広い会場のセンターステージで生楽器を演奏するのは難しいのですが、ブラスバンドのみなさんをはじめ多くの方のご協力で今回特別な演奏になったと思います。

当日、実際に会場の様子を見ていかがでしたか?

多くのトレーナーのみなさんにお越しいただいて、身の引き締まる思いでしたし、本当に感謝の思いでいっぱいでした。作ってきたものが間違っていなかったんだなあって、答え合わせができるんですよね。結構お客さんの間を歩き回っていろんな場所から観ていたんですけど、近くで感じられてうれしかったですし、本当にありがたかったです。
リハで会場を見たときには、「こんなに席があるけど、埋まるの!?」っていうのはちょっと思っていたので(笑)。それが本番を迎えてトレーナーのみなさんで埋まっている会場を見て、感激というか感動というか、これからも良いものを作らないとなという想いが強まりました。

4th EVENT全体を振り返ってみて、どのように感じますか?

おかげさまで東京公演、横浜公演、そしてEXTRA STAGEと、配信も含めたくさんの方に観ていただけました。私はライブの中にも物語を組み込んで、『ウマ娘』というメディアミックスコンテンツの中での「ライブ」の価値をもっと高めたいという想いがあったので、それがかたちになった一年だったのかなと思っています。スタッフやキャスト、関係者のみなさまのご協力のおかげで、コンテンツライブとして良いかたちでステージを制作できました。

5th EVENTに向けた意気込みなどがあればお聞かせください。

既に決まっている部分ももちろんあって、まだ言えないんですが……。4thで叶えられたものと違った魅力や新しく進化するものを考えつつ、逆に変えてはいけないものもあると思うので、引き続きいろんなウマ娘にスポットを当てて、みなさんの期待を超えられるライブにしたいと思っています。
ソロ曲がないウマ娘もまだたくさんいるので、曲もこれからどんどん増やしていきたいですね。それぞれの物語やキャラクター性などの世界観をもっと楽曲によって広げていきたいですし、同じ曲でも歌う組み合わせでまた違ったものになりますからね。ライブはより新しいかたちへ進化していきますので、ご期待ください!


以上、「4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」の模様と担当スタッフのインタビューをお届けしました。

今年の『ウマ娘』は新作コミカライズの「ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム」、新作アニメ「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」、アニメ第3期、そして5th EVENTと既に注目のコンテンツがめじろ押しです。今後の展開にもぜひご注目ください。

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