Cygames 佐賀スタジオ設立3周年！スタッフに聞いた佐賀で働く魅力
「最高のクリエイティブを九州から」をビジョンに、クリエイティブの専門組織として設立された「Cygames 佐賀スタジオ（以下、佐賀スタジオ）」は、2023年4月に3周年を迎えました。佐賀スタジオの代表・チヒロに佐賀拠点の取り組みや展望を聞きつつ、現場で活躍するイラストレーター3名に働く環境や佐賀の魅力を話してもらいました。
- Cygames 佐賀スタジオ代表 アートディレクター チヒロ
- 様々なゲームのイラストやコンテンツ制作に携わり、サイゲームスには2011年に合流。主に2Dイラストの制作・監修を行い、イラストチームのマネージャーを経て2020年に「Cygames 佐賀スタジオ」代表に就任。
- Cygames 佐賀スタジオ イラストレーターソウスケ
- 2018年に東京拠点でサイゲームスに合流した後、2020年から佐賀スタジオに異動。運用タイトルでキャラクターイラストの線画を担当しながら、若手スタッフの育成担当も務めている。
- Cygames 佐賀スタジオ イラストレーター リン
- 2021年合流。東京に開発拠点を置くプロジェクトに所属してイラストを制作しつつ、社内研修やインターンシップなどでトレーナーも担う。
- Cygames 佐賀スタジオ イラストレーターサキ
- 2021年合流。漫画のアシスタントやゲーム会社でのイラストの仕事をしていた経験を活かし、運用タイトルのイラストの線画を制作している。
佐賀スタジオの今
約20名のデザイナーが活躍
まずはチヒロさんに佐賀スタジオについて聞きます。佐賀スタジオには、どんな職種のスタッフが何人くらい集まっているのでしょうか。
- チヒロ
- 設立から3年が経ち、約20名のデザイナーが集まっています。そのほとんどがイラストレーターで、あとはUIデザイナーや3DCGアーティストが数名ずつ在籍しているかたちです。新卒はイラストレーターに3名いて、他は中途採用者です。20代の女性が一番多く、リーダーのポジションを務めているスタッフもいますね。出身地については北は北海道から南は沖縄まで、なんなら海外籍の方もいるので、いろんな人が集まっています。
佐賀スタジオの主な取り組みを教えてください。
- チヒロ
- 主に「自社コンテンツのデザイン制作」「次世代のデザイナーに向けたプロジェクトや講義」「コンセプト準備室の活動」の三つに取り組んでいます。
自社コンテンツのデザイン制作については、運用タイトルのイラストやデザインといったクリエイティブを東京拠点と連携しながら行っています。東京拠点と同様に特定のタイトルに所属しているスタッフもいれば、一つのタイトルに所属せずにタイトル横断で活躍しているスタッフもいます。
佐賀スタジオでもタイトルを横断しているスタッフがいるのですね。「次世代のデザイナーに向けたプロジェクトや講義」についてはどうでしょうか。
- チヒロ
- はい。代表的なものは学生を対象にした「サイゲームス クリエイティブコンテスト」の開催です。第3回はCygames・大阪Cygames・Cygames 佐賀スタジオの3拠点合同開催となり、応募総数は2000点を超え、年々大きなコンテストになっていますね。
この他、九州の専門学校にスタッフが出向いてお話をさせていただいたり、インターンシップや社内研修をしたりしながら、若手の発掘・育成に努めています。
- 第3回「サイゲームス クリエイティブコンテスト」公式サイト
- 次世代クリエイターの育成を目的に、サイゲームスは学生を対象としたクリエイティブコンテストを開催。最高のコンテンツを全国から募集しました。
応募総数2000点は非常に大きなコンテストですね。「コンセプト準備室の活動」についても教えてください。
- チヒロ
- コンセプト準備室では、将来の佐賀独自のコンテンツ制作に向けてクリエイティブの企画や制作などをしています。
「クリエイティブに専念できる」
イラストレーター座談会
ここからは現場で活躍するイラストレーター3名に話を聞いていきます。リンさんとサキさんは、佐賀スタジオで採用されたメンバーですね。開発の拠点がある東京とはどのように連携していますか？
- リン
- 東京のプロジェクトメンバーとオンラインでミーティングをしたり、社内チャットで細かいすり合わせをしたりして連携しています。密にコミュニケーションを取れるので、拠点が違っても認識合わせはスムーズにできていると思います。
- サキ
- 私も同じですね。佐賀にいるからといって東京のスタッフと連携が取りにくいということはないかなと。特にここ数年はコロナ禍で在宅勤務でしたし、東京拠点のスタッフ同士もオンラインでやり取りしていました。拠点に関係なく同じような環境で仕事できていましたし、出社が増えた今でもオンラインでのやり取りに支障はないですね。
ソウスケさんは、東京と佐賀で感じる違いはありますか？
- ソウスケ
- 基本的にはお二人が言ったように大きな違いはないと思います。強いて言うなら、佐賀スタジオは設立してからまだ3年目という事で、「新しいことに挑戦したい」「若手がより活躍できるよう盛り立てていきたい」という意識を感じます。
佐賀にいてもスムーズに東京と連携できているようですね。では次に、みなさんがサイゲームスに入ろうと思ったきっかけを教えてください。
- ソウスケ
- 僕はずっとゲーム業界で、前職も前々職もイラストを描いていたのですが、どちらかというと制作管理のようなポジションが多かったんです。もっと自分も絵を描きたいという気持ちがあったり、元々『グランブルーファンタジー』や『ドラガリアロスト』など、サイゲームスで制作されているイラストがすごく好きだったので、「最高のコンテンツを作る会社」でひたすら絵を描けるようになったら最高だなと思って応募しました。
- リン
- 僕もソウスケさんと似ていますね。イラストやデザインの制作もやっていましたが、マネジメントのウエイトが大きかったんです。クオリティーの高いものを自分で描いていきたいと考えて転職先を探している中で、サイゲームスはよりクリエイティブに全力で向かっていける環境があると感じました。あとは元々福岡にいて「東京に出るのは難しいな」と感じていたのですが、佐賀スタジオなら福岡から通えるという点も大きかったですね。
- サキ
- 私も前職でゲーム会社にいましたが、しっかり工数をかけてイラストを描ける現場ではなかったんですよね。そんなとき、（当時は関東にいたので）東京のサイゲームス本社と佐賀スタジオのイラストレーター採用セミナーに参加しました。そこで「最高のコンテンツを作る」ための情熱をスタッフから感じましたし、会社としてもクリエイターが集中できる環境づくりに力を入れていることを知って、「サイゲームスだったら妥協しないでイラストを描ける！」と確信して門を叩きました。
- リン
- 採用セミナーに参加してサイゲームスに決めたスタッフも結構いますよね。
- サキ
- そうですね。空気のきれいな場所で働きたいという想いもあり佐賀を選びましたが、実際に入ってみて、やはり佐賀スタジオでも徹底してクオリティーの高いイラストを突き詰めていますし、みんなが「最高のコンテンツ」を目指しているのを強く感じます。
- ソウスケ
- 作業環境についても、デスクが広いですし、良い機材が揃っているので作業がやりやすいですよね。
- サキ
- 機材が充実しているだけではなく、社内研修があるのも良いところだと思います。イラスト講座や背景講座など、自分で参加したい講座を選べるんです。普段はゲーム内のマンガを描くことが多いので、研修を踏まえながら個人的にデフォルメイラストの練習もしています。
お仕事としてイラストを描く上で、みなさんが大切にしていることはなんですか？
- リン
- 自分はとにかく常に最大出力でやることを意識しています。また、出力を上げるために、朝活としてイラストのトレーニングをしているんです。興味のあることや苦手なことからテーマを設定して、自分で描いてみるようにしていますね。
- ソウスケ
- 僕も朝にクロッキーでイラストを描いたり人体の勉強をする事を習慣にしています。数か月前からは所属しているプロジェクトでお世話になっているトレーナーの方に描いたものを見てもらったりしています。それまでは人体の構造の勉強などは億劫に感じる事もありましたが、描いたものを報告するようになってからは欠かさずやれていると思います（笑）。
※ クロッキー……対象を素早く描写すること、速写。
- サキ
- 良いですね。私は同僚でも先輩でもどうやって描いているのかとにかく聞くようにして、いただいたアドバイスを自身の画力向上に繋げています。合流した当初はイラストを仕上げるスピードばかりを意識して焦っていました。ただ、社内のいろんなイラストレーターに話を聞くことによって、最近はしっかり時間をかけてイラストを仕上げていいのだと意識が変わりました。初対面でも快く返答してくださる方ばかりです。サイゲームスは謙虚な方が多い印象があります。
東京と大阪拠点は10～19時が業務時間ですが、佐賀スタジオは9～18時と1時間早いですね。業務時間外の過ごし方について教えてください。
- サキ
- 私は佐賀に来て、読書や運動をする時間が増えました。オンオフのメリハリがついたからか、デスクに向かうときの集中力も上がった気がして、良い生活リズムが作れていますね。
- ソウスケ
- 自分の体感ですが、早寝早起きが自然にできるようになりました（笑）。合流前は夜遅くまで働いて朝は早いことが多かったのですが、サイゲームスは限られた時間の中でいかに集中するかといった感じですね。
- リン
- チヒロさん、そもそもなぜ佐賀スタジオは定時が他の拠点と違うんでしたっけ？
- チヒロ
- 定時後の時間を充実させてほしいからですね。会社近辺に住んでも家賃が東京ほど高くないので、朝の通勤時間を減らしやすい環境です。その分、出勤時間を早くして夜の自由な時間を増やせたらなと。自分自身、東京にいた頃は仕事が終わったら外食して帰る感じでしたけど、今は平日でも自炊できるような時間の余裕が生まれました。せっかく佐賀にいるので、スタッフたちにも業務時間外に地元の食材や佐賀という土地を楽しんでほしいですね。
通勤はどうしていますか？
- サキ
- 私は歩いています。会社から徒歩約8分のところに住んでいるので。
- ソウスケ
- 満員電車に乗らなくていい生活は快適ですよね。
- リン
- 僕は福岡から自動車通勤です。バスや電車を使おうかとも思いましたが、上手くダイヤが合わず、車で通うことにしました。
みなさん佐賀県以外の出身ですね。実際に佐賀で暮らしてみての印象はどうですか？
- サキ
- 公共施設やショッピングセンターなどが近くにあるので、生活に不自由することはないですよね。
- リン
- そうですね。車があればなお良しという感じですが。
- ソウスケ
- 自然が豊かなので、子育てにも良い環境だと思います。
- ソウスケ
- 佐賀は食べ物もおいしいですよね。野菜も肉も魚も、スーパーの食材が新鮮ですし。
- サキ
- 食べ物といえば、呼子のイカや佐賀牛が有名ですよね。
- リン
- その他にも、佐賀は知られていない魅力がたくさんあるなと感じます。僕はこの前、ドライブイン鳥の鳥めしを食べて感動しました。
佐賀スタジオの展望
「佐賀独自の色を出していきたい」
イラストレーター3名から、今後の意気込みを聞かせてください。
- ソウスケ
- 人数が集まってきているので、佐賀独自のコンテンツもこれから打ち出していきたいですよね。そうやって佐賀スタジオがさらに勢いづいて、それによってまた人が集まってくるような好循環を作っていければなと。
- リン
- 全部言われちゃったな（笑）。僕もどんどんクリエイティブで貢献して、佐賀スタジオの存在感を高めていきたいです。
- サキ
- みんなハングリー精神があるといいますか、私はそんな佐賀スタジオの雰囲気が好きなんですよね。誰かがイラストのフィードバックを受けていたら他のスタッフまで集まってきて意見を言い合うみたいな。とても良い関係性だなと感じるので、これから人数が増えてもそれが変わらないように、というよりさらに良くしていければと思っています。
佐賀スタジオの代表であるチヒロさんに聞きます。今後、佐賀スタジオとして挑戦していきたいことはなんですか？
- チヒロ
- 設立から3年というところで、いろんなスキルを持ったスタッフが集まってくれています。東京のチームから頼りにされる部分も大きくなってきているので、より高い要求に応えられるようにしていきたいですね。また、「最高のクリエイティブを九州から」というビジョンを実現するために、ますます採用や育成に力を入れたいと思っています。
そうやってどんどん佐賀スタジオ独自の動きを強めて、東京や大阪拠点とは違う色を出していけるようにするのが目標です。
最後に、佐賀スタジオにご興味を持ってくださっている方に向けて、チヒロさんからメッセージをお願いします。
- チヒロ
- クリエイティブの仕事をしたいという気持ちがありながら、いろんな事情で九州に留まりたいという方には、佐賀スタジオは良い環境なのではないかと思います。もちろん、今まで九州にご縁がなかった方もご興味がありましたら、ぜひご応募ください。
以上、佐賀スタジオのスタッフの座談会をお届けしました。
サイゲームスでは一緒に働く仲間をお待ちしております。興味を持っていただいた方は、ぜひ下記のリンクをチェックしてください。
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