サイゲームスには、新卒・第二新卒のスタッフにキャリア形成及び生活全般のさまざまな悩み相談を行うメンターと業務上必要なスキルを教えるトレーナーがつくメンタートレーナー制度があります。その対象者に、それぞれのコンビで対談していただく連載企画「SJ対談」。
先輩(Senior)と後輩(Junior)、それぞれの立場から見た制度期間中の思い出や成長の軌跡などを話します。

第2回は、『グランブルーファンタジー(以下、グラブル)』フロントエンドエンジニアのSJ対談をお届けします。

メンターカズユキ
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2012年中途入社。フロントエンドエンジニアとして『Rage of Bahamut』、のちに『グランブルーファンタジー』を担当。現在はフロントエンドセクションマネージャーも務めている。
2016年度新卒 シゲキ
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2016年エンジニア職として新卒入社。研修後、『グランブルーファンタジー』のフロントエンドエンジニアとして配属され、現職。

「兄貴とお父さんの中間のような存在」
後輩から見た先輩の印象

カズユキ 入社したての頃のシゲキさんはとにかくなよなよしていた印象だったので、「これはなんとかしないと!」と思いました。そのために、まずは年間目標として「ニヤニヤしない!ふにゃふにゃしない!」を掲げました。

シゲキ 自分のことですが、本当になよなよしていましたね(笑)。現在では改善したでしょうか?

カズユキ 解消されましたね!部署間のやり取りに活発に参加し、自身が後輩を指導するトレーナーとして動くようになったことで、色んな面で成長しているんだろうなと感じます。これからさらに業務の中で刺激を得て、もっと成長していってほしいです。
……でも今はあえて「まだまだ」と評価しておきます(笑)。

シゲキ これからもがんばります……!僕は正直、最初はカズユキさんのことをすごく怖い人だと思っていました。ただ、毎週のメンター面談やランチ(※)で接しているうちに怖い印象は次第になくなり、いつの間にか本音も冗談も言い合える「兄貴と父親の中間のような存在」になりました。僕の同期と3人でランチに行っていたときは本当にお父さんと大きい子供2人で行っているようでした。
(※)サイゲームスにはメンター・トレーナーに対して、食事代を一定額補助する制度がある

カズユキ (笑)。実際、家ではお父さんですからね。

シゲキ とても頼りになるお父さんです(笑)。

チーム内からも信頼される存在に
新卒1年目の成長

カズユキ シゲキさんは業務経験の面でもチーム内で頼もしい存在になってくれました。2016年にリリースした『グラブル』の「アビリティレール」機能の実装を担当していたのはシゲキさんですよね?

▲「アビリティレール」の説明

シゲキ はい!当時は初めてのことだらけで大変でした。しばらくの間この業務に集中して作業していたんですが、一方でバトル周りの改修作業はあまり力になれず、チームメンバーに迷惑をかけてしまいました。それは今でも悔しいですし、反省しています……。
ただ、「アビリティレール」をリリースした際、ユーザーの方々の反応が良かったことはすごく覚えています!

カズユキ SNSで何回もエゴサーチしていましたね(笑)。

シゲキ リリースしてすぐにしまくりました(笑)。大きいアップデートだったため、その分ユーザーのみなさまからの反響も大きくて「神アップデート」の声を見たときは「おっしゃー!」となりました。
ただ、その一方で発生した不具合についての声は真摯に受け止めて、一刻も早く解決するべく手を動かしていました。

カズユキ そういう風に思えるところも含めて成長している証拠ですよ。自分が懸命に実装したものを、ユーザーのみなさまが喜んで遊んでくださる、その重要性を感じることができるようになったのは大きな出来事だったはずです。

「吸収する」マインドを持つ
1年目の思い出

カズユキ  制度期間中のやり取りの中では、1週間の新卒外部研修のエピソードが印象的です。僕は研修の内容を知っていたので「大型の研修で大変だけど、絶対に自分のためになるから行った方が良い」と諭していました。しかし、シゲキさんは「本当に行きたくないです……」と頑なでした。

シゲキ はじめての長期研修だったので、不安が先行していたんです。……が、実際に行って帰ってきたときには「すごく勉強になった1週間だった」と思いましたし、本当に自分のためになると感じました。

カズユキ  シゲキさんの研修後の反応はすごく良かったです。研修に参加するときに重要なのは「何かを吸収しよう」というマインドを持つことです。「会社が参加者たちに期待しているから受講できる」ということを理解したうえで得られるものを得てほしいと思っていました。

シゲキ あと「新人賞を取ってほしい」と言われていたことは印象的です。過去カズユキさんの後輩のみなさんが受賞されたこともあり、「カズユキさんから認められたい!」という気持ちのもと、賞を取るべく頑張りました。結果的に入社半年後の締め会で新人賞を受賞することができました。少しは恩返しできたと思いますが、本音としてはもっと大きな総会の舞台で賞を取りたかったですね。

▲締め会・総会は、社内優秀者の表彰などが行われる全社集会。締め会は月に1回、総会は半期に1回行われる

カズユキ 名誉なことなので、シゲキさんが受賞したのはとてもうれしかったです。しかし同時に、自分のハードルを「ここまでやれば良い」と決めてほしくないとも思いました。これからももっと成長できるはずなので、「次は総会で賞を取る!」という野心を持って、さらに上を目指してほしいと思います。

今はシゲキさんがトレーナーになり、新人を教える立場です。その立場を利用し「もっと自分が成長するんだ!」という意気込みでトレーナーを務めてほしいです。最終的には「自分が成長したい!」と思わなければ成長は付いてきません。
実際、僕もメンタートレーナー制度で新人のみなさんとお話していると「君には負けない!」とよく思いますし、自分自身の成長への刺激になっています。

シゲキ そうなんですね!

カズユキ そういえば、シゲキさんが年末忘年会の恒例イベント・カラオケ大会の運営リーダーになったときは「お!」と思いました。入社間もない頃のシゲキさんは自分から前に出てまとめるタイプではありませんでした。そのため「みんなの先頭に立って引っ張って行こうと自分で思うようになったのかな」と成長が感じられてうれしかったですね。
実際にリーダーをしてみてどうでしたか?

シゲキ これまでは「言われた通りに動ければ良い」と思っていましたが、自分が人を動かす立場になったことではじめて「どうすれば人に動いてもらえるか」を意識するようになりました。そのうえ、大勢が参加するイベントの責任のある立場なので「必ず成功させてみせる!」という想いもいつも以上にありました。大変なことは多かったですが、やって良かったです。すごく勉強になりました。

カズユキ 経験値はそういう風にどんどん溜まっていきます。ぜひこれからも色々なことに挑戦して、経験値を溜めていってほしいです。

何事もポジティブに捉えられる目線が必要
アドバイスで気を付けていたこと

カズユキ メンター面談では話し方に関して色々気を付けていました。1度メンター面談でPREP(プレップ)法の話をしましたよね?

シゲキ P(結論)R(理由)E(具体例)P(結論)を意識して話すという話し方のテクニックですね。メンター面談でその話を聞いてから、PREP法で話すようにしたら話がまとまりやすくなりました。

カズユキ それは良かったです。僕もその話し方を教育されてきた身なので、面談でも「これは○○だと思う。なぜなら~~、例えば~~、だから○○が良い」という話し方をしていました。
また、話は長くならないように極力簡潔に済ましていました。話が長くなると伝えたいことがぶれやすいので、もし長くなっても最後に「つまり言いたいことは○○だよ」と言い、まとめるようにしていました。

シゲキ だからカズユキさんの話し方はわかりやすかったんですね!この方法は話だけでなく文面でも使えることだと思い、実践しています。

カズユキ あと、「考え方が違う」「もっとこうした方が良い」と諭す際は、僕の口からは言わずに自分で悟ることができるように促していました。
なぜなら自分の経験と先輩の話がシンクロしないと、話をしっかりと咀嚼できないからです。そのため「何がいけなかったのか」を自分で気付けるように話を持っていくようにしました。

シゲキ そうですね。直接「それはこう」「これは違う」と言われるのではなく「それはどうだったと思う?」と自分自身で考えることで、誰かに注意される以上に精進するべきことが自分の心に刺さりました。

カズユキ あと頻繁に伝えたのは「事実は一緒だけど、見る人によってものの捉え方は違う」という話もしましたね。例えばペットボトルをこう置いたら、シゲキさんから見たら丸く見えますが、僕からはペットボトルの形に見えます。

なぜなら見る角度が違うからです。誰かからあることを指摘された場合、それを「なぜそんなことを言われたのか」とネガティブに捉える人もいれば「自分の足りないところを指摘してもらえて有り難い」とポジティブに捉える人もいます。どちらの方がより成長できるかというと、断然後者の方です。つまり、何事もポジティブに捉えられる目線を自分で調整していくことが必要です。

シゲキ これはあらゆることに通じて言えることですよね。……今度後輩にも伝えます!

カズユキ 僕の言葉がドンドン使われる(笑)。

シゲキ これからもドンドン使いますので、よろしくお願いします(笑)。

お互いへのメッセージ

シゲキ 怖い人だなと思っていた最初の頃に比べると、兄貴分のように近い距離でお話しできるようになっててうれしかったです。「“足りないところは何か”を自分で考えて次に繋げるやり方」は僕にとってとても身になる考え方でした。カズユキさんがメンターではなかったら、今の自分はなかったと思います。毎週勉強になることを教えてもらい、ありがとうございました!

カズユキ  シゲキさんに改めて伝えたいことは「次の自分のマイルストーンはどこなのか」を意識することです。そうすると毎日の行動が変わってくると思います。何年後にどうしていたいかを自分の中で設定しておくだけでも立ち振る舞いは変わってきます。ぜひ引き続き考えてほしいです。

そして最後に、周りから「格好良い!」と思われる仕事をしてください!そしていつか「カズユキさん、あなたの跡目は任せてください」と言われる日が来ることを期待しています!

シゲキ カズユキさんを追い抜き、その台詞を言えるようにがんばります!

カズユキ その台詞を聞ける日を待っています!