良いコンテンツは良い仕事環境から生まれる。そんな想いから、サイゲームスではスタッフが気持ち良く働けるように環境の整備を進めています。
「開発者が開発に専念できる」オフィスはどのように作られているのか?今回は、総務によるサイゲームスのオフィスづくりに関するさまざまな取り組みを取材してきました。これまでのオフィスづくりを振り返りつつ、サイゲームスらしさと現場最優先のポリシーに則って行われている施策の一部をご紹介します。

会社規模拡大の歴史は
場所の確保の歴史でもある

2011年に設立したサイゲームス。これまでゲームやアニメ、漫画といった多くのコンテンツを世に送り出し、ありがたいことにたくさんのお客さまに楽しんでいただいています。
コンテンツ数やそれを楽しんでくださるお客さまが増える一方で浮上するのが、コンテンツ制作に携わる人員拡大に伴う「座席、どうしよう……」問題。
そこで会社の急成長に伴って増員したスタッフの座席確保のために、総務のメンバーが中心となり、これまで急ピッチでオフィスを増床し、新しい拠点をオープンさせてきました。

サイゲームスの現在の本拠地でもあるビルに移転した2012年当時、東京のオフィスビル3フロア(総床面積 約5000平方メートル)での営業でしたが、その後東京のオフィスを増床し、2016年には大阪、2017年には佐賀の拠点を開業。2020年1月末時点で、東京17フロア、大阪3フロア、佐賀1フロア(総床面積 約23000平方メートル)で営業しています。

▲2012年と2019年の総床面積のみを単純に比較すると、約4.6倍です

また、日本国内に限らず、海外拠点もオープンしました。
オフィスの増床の他にも、サウンドスタジオやスキャンスタジオ、モーションキャプチャースタジオといったゲームの開発・制作に欠かせない施設の開設も同時並行で進められました。
2020年現在も、佐賀の自社ビルを含め、新施設のオープン準備が進められています。

▲サウンドスタジオ(2016年開設)
▲スキャンスタジオ(2017年開設)
▲Cygames佐賀ビル(2020年開設予定)

こうして、急速に設備や座席を拡張し続けてきましたが、サイゲームスは単に面積を広げたり、設備を導入したりするのではなく、「開発者が快適に開発に専念できる」最高の働く環境を目指しています。

そのために、総務スタッフは4つのこだわりを持って、さまざまな施策に取り組んでいるそうです。ここからは、そのこだわりポイントを順番にご紹介します。

その1.ストレスのかかりにくい設計
サイゲームスの椅子事情・デスク事情

デスク周りのアイテムはスタッフの作業に最も影響をもたらすもの。サイゲームスでは、スタッフ一人ひとりが開発や制作に専念できるよう、体に負担がかかりにくく、作業ストレスを軽減するアイテムを選んでいます。

■こだわり仕様のバロンチェア

スタッフが座るイスは、株式会社オカムラの「Baron」(通称バロンチェア)。本体に加えて、可動式ヘッドレスト、上着をかけられるハンガーラック、腰への負担を軽減するランバーサポートが付いているハイテクチェアです。

▲「1人1脚フルスペック」がサイゲームスの標準装備です

■作業がはかどる大きめデスク

デスクは書類を広げても十分な作業スペースが確保できる大きめのつくりのものが採用されています。

▲職種によっては液晶タブレットといった機材を置いても作業しやすい、より広めのデスクが使われています

また、デザイナーやイラストレーターが制作をするフロアでは、天井の蛍光灯は極力用いず間接照明が使われています。

▲光の向きや照度などは常に改良しています

その他にも、仕事をしやすくするために必要なものが常に検討され、都度調達・導入されています。

その2.機能性を重視した設計
仕様を統一することでスピーディーな環境整備を

オフィス環境をつくるにあたって、総務では「仕様を統一すること」を重要な原則としているとのこと。そのメリットは主に2つです。

1つ目は、設計・選定に迷いが生じないこと。構想を始めてからオフィスがオープンするまでスピードが求められるため、「仕様を統一する」という基本思想があることで、レイアウト検討の時間を短縮できます。
2つ目は、規則性のある外観を実現しやすいこと。椅子や机のデザインがバラバラだと美しくなく、さらに見通しが悪くなるなど実作業にも影響してしまいます。
具体的な仕様のルールとしては、例えば以下のようなものがありました。

■仕様に関するルール

  • オフィス用品は同一規格のものを
  • コーポレートカラーの黒/白を順守
  • 木目はダークブラウン

このように仕様に沿ったものを揃えておくことで、急ぎの座席移動や増席しなければならない事態にも素早く対応でき、さらに見た目の綺麗さも保たれるのです。
サイゲームスのオフィス用品は使いやすさ、使い勝手を重視し、「質実剛健」であることを大切にしています。

その3.「ひと声かける」を実現するための設計
アクセシビリティーの高い環境を目指す

サイゲームスには「THE PROJECT」というスタッフの行動規範があり、その1つに「メッセンジャーや社内SNSだけじゃなく、必ずひと声かける」を掲げています。

ところが、ひと声かけるにも同一拠点内でもフロアが複数に分かれているため、実際は声をかけたい人に行きつくまでにはハードルがあります。

そこで、この「サッ」のために、総務では、会話したい人の居場所を探しやすくするための工夫をしています。

▲近頃はさまざまな企業でフリーアドレス化が進んでいますが、サイゲームスはチームで開発を行っているため、座席はプロジェクトや部署単位で固定しています
▲座席にはネームプレート。「○○さん、ちょっとお時間よろしいでしょうか?」と声をかけやすくしています
▲見つけやすい列番号表記と移動しやすい通路幅。会話したい人の座席が探しやすく、その座席までスムーズに移動できる通路幅を確保しています

このようにアクセシビリティーを高めることでコミュニケーションが取りやすい環境を作っています。

その4.カッコよさの追求
サイゲームスクオリティーは細部に宿る

以前、サイゲームスの働く環境 Vol.1でもご紹介しましたが、執務室エリア内にはコーポレートロゴのラッピングを施した自販機が設置されています。この自販機にも実は総務のこだわりがあり、サイゲームスらしさとシンプルにカッコイイ見た目を追求した外観にしているとのこと。見栄えが良いラッピングを施すだけではなく、自販機の機能性を損なうことなく、使いやすさの機能も保っています。

▲いたって普通だった自動販売機にコーポレートロゴのラッピングが施されました

快適さや機能性を追求したうえで、カッコよさも追求する。こんなところにも、サイゲームスのクオリティー追求に対する共通のポリシーが現れています。

ここまでご紹介した通り、サイゲームスでは総務を中心として、「スタッフが開発に専念できる」ことを目指し、オフィス環境をアップデートし続けています。そして、それと共に総務自体も常に進化し続けているそうです。
最後に、そんなサイゲームス総務の心得をご紹介します。

■hospitality~最強のサービス精神~

  • 身の周りのusabilityを追求する
  • 知恵と足を最大限に使ってspeedyに問題解決する
  • 誠心誠意まごころを込めてsincerityのある対応をする

今後も「最高のコンテンツ」をみなさまにお届けするために、それを支える最高の環境づくりも続けていきます。