インターンシップ マーケティングコース紹介 コンテンツの魅力を届けるプロの視点を養う

サイゲームスでは、学生のみなさんへ向けて主に夏と冬にインターンシップを実施しています。2024年より、コンテンツの魅力をターゲットに届ける業務が体験できる「マーケティングコース」を新設しました。本記事では2025年に実施したマーケティングコースの内容と、運営スタッフの想いをご紹介します。

マーケティング本部 本部長ツトム
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Web広告代理店や他ゲーム会社を経て、2017年にサイゲームスに合流。プロモーション室に所属し、複数の運用タイトルの宣伝・広告に携わる。2022年4月にはマーケティング本部の本部長に就任し、以降部署全体をマネジメントしている。
コンテンツマーケティング1部 サブマネージャーミズキ
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インターンシップで講師を担当。広告代理店にてWeb広告の企画や進行管理などに携わった後、2021年にサイゲームスに合流。複数タイトルのプロモーションリーダーとして広告業務全般を推進し、2025年10月よりコンテンツマーケティング1部のサブマネージャーに就任。現在は担当タイトルのマーケティング活動やメンバーマネジメントに従事している。

インターンシップ マーケティングコース概要
(2025年度実施時)

2025年夏のインターンシップは対面形式で2回、それぞれ2日間の開催期間で実施されました。このインターンシップでは、マーケティングに関する講義に加えて、マーケティング企画を考えるグループワークがあります。その後グループでまとめた企画をプレゼンし、マーケティング本部の本部長から講評を受けるカリキュラムとなっています。

本コースでは、マーケティング業務に関わるスタッフのサポートを受けながら、企画の立案から完成まで一連のプロセスを体験し、「サイゲームスのマーケティングの考え方」を肌で感じ取ってもらうことを目指しています。

マーケティングコースの特徴は
「面白いとは何か」を徹底的に考える

2024年にマーケティングコースのインターンシップを新設した経緯から教えてください。

ツトム 新卒採用に力を入れてきましたが、これまでマーケティング本部として学生のみなさんに情報発信をする機会を設けることができず、私たちの業務内容や魅力を十分にお伝えできていない状況が続いていたと感じています。
その反省を踏まえ、学生のみなさんにきちんとサイゲームスのマーケティングを理解してもらえるような施策を検討しました。

検討を重ねた結果、インターンシップを通じて私たちがマーケティングにおいて大事にしていることをお伝えしつつ、それを実際に体験していただける機会を設けることが効果的だと考え、マーケティングコースを新設しました。

ミズキ 私たちにとっては、学生みなさんの考え方を知る貴重な機会でもあるので、このインターンシップを通じて、お互いによく知り合えるような時間にしたいと思っています。

サイゲームスのマーケティングコースの特徴を教えてください。

ツトム このインターンシップはアカデミックなマーケティングを学ぶものではありません。マーケティングの手法には様々なやり方・考え方がありますが、サイゲームスはファンである「お客さまを起点」としたマーケティングを行っています。インターン生のみなさんには、このコースを通じて私たちが考える「最高のマーケティング」を身近に感じてもらいたいと考えて設計しています。

ミズキ 形式としては、実践形式のグループワークであることがポイントです。講師が一方的に語るのではなく、インターン生のみなさんが「主役」になって考えていただくことに重きを置いています。なぜグループワークかというと、私たちが普段チームで仕事をしているからです。みんなで意見を出し合いながら企画を形にしていく。そういう現場のやり方を身近に体験してほしいと思っています。
「面白いとは何か」を真剣に考え、チームで企画に落とし込んでいく。そういう体験ができるのが、このコースの特徴といえるかもしれません。

▲講義パートでの説明資料の例。「面白いとは何か」を原点として、それをぶらさずにグループで企画を作ることを目指します

学校で専門的にマーケティングを学んでいなくても参加できるのでしょうか?

ツトム 学部等の専攻は全く問わないです。実際、文学部の方や、理系の方も数多く参加しています。

ミズキ グループワークでは私たち講師陣がサポートするので、専門的に学んでいなくても全然問題ないですね。マーケティングの考え方に触れてみたいという気持ちがあれば大丈夫です。

インターン生に対して、「こういうことを理解してほしい」「こういうことを企画に盛り込んでほしい」といった希望はありますか?

ミズキ 個人的には、やはりインターン生のみなさんならではの若い世代らしい感性を期待しています。枠にとらわれない発想ができるというか。

ツトム 逆に「マーケティング」という言葉にとらわれすぎると、企画の考案が難しくなることがあります。「市場は〜」といった視点から入ることも大事ですが、それ以上に「お客さま視点」を踏まえて「自分なら絶対にこうしたい!」というアイディアを自信満々に言える人のほうが、サイゲームスのマーケティングには合っているかもしれませんね。

▲実際のグループワークのようす。ユーザーとしてプレイした経験が、企画をする上でも活きてきます

インターンシップをより有意義にするために
期間中のサポート体制は?

インターンシップのサポート体制について教えてください。

ミズキ 本コースでは、最初にグループ分けをしてからグループワークで作業を進めます。各グループに1名、講師がサポート役として付きますが、あくまでインターン生が主役なので、講師はきっかけやヒントを与える役割にとどめています。
例えば、グループでの話し合いが主題とずれてきた場合に軌道修正のアドバイスをしたり、インターン生から出た案に対して実現性を高めるための提案をしたりといった補助です。プロの視点に立って、インターン生にとって学びのあるサポートができるように心掛けています。

ツトム 実際の業務における企画提案のプロセスに近い体験を提供することで、マーケティング本部への理解をより深めてもらえると考えています。そのため、参加者へのサポートにおいてもこの目的を重視した指導を行っています。

ミズキ そうですね。私たちから先に情報を与えると自由な発想を妨げてしまう可能性があるため、インターン生のみなさんが自身の考えを存分に発揮できるよう、答えを提示しすぎないようにしています。

▲インターンシップ中は、各グループに講師がつき、グループワークをサポートします

過去には、具体的にどのようなアドバイスをしたのですか?

ミズキ 例えば、「リアルイベントを開催したい」と考えていたグループが、会場選びで少し行き詰まっていました。その際に「今のユーザー数を考えると、もし〇〇パーセントの人が来てくれたら、どれくらいの広さが必要になりそう?」といったように、あえて遠回しに問い掛ける方法でサポートしました。

ツトム アイディアを膨らますことは非常に重要ですが、そこからどう実現可能な施策にまとめ上げるかも同じくらい重要だと考えているので、具体的な「問い」を投げかけながらインターン生の思考整理をサポートしてあげることも講師の役目と言えますね。

インターンシップを終えて
運営としての想い

ここで、実際に参加したインターン生のアンケートの一部をご紹介します。

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参加者A
マーケティングの企画を立てること、そして2日間という限られた期間でのグループワークは、普段なかなか経験できないことでした。話題性や意外性だけでも上手くいかず、かといって無難な案では成功しない。ユーザーの方々にとって本当に良い企画を作るための真髄を感じ、そのために必要な姿勢や熱量を勉強させていただきました。
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参加者B
マーケティング施策を考えるにあたり、「予算は考えなくていい」「もっと自由に施策を考えていい」というアドバイスをいただきました。この言葉を基にブレーンストーミングを行った結果、統合的な施策の中で最も目を引く企画を構想できました。「もっと自由に!」というアドバイスが非常に役に立ちました。
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参加者C
2日間を通して、サイゲームスのマーケティングは、本当にゲームが好きな人たちによって作られているのだと実感しました。私たちのチームは、課題として取り扱うゲームのファンが多く、一方で未プレイの方の意見も十分に参考にできたため、満足のいく企画を作れました。しかし、実際にマーケティングの業務に携わる講師の方々と意見を交換すると、さらに上の視点で物事を考えているのだと感じ、私たちだけでは気付けなかった多くのことを教えていただきました。

今回のインターンシップを振り返って、運営スタッフとして率直な感想を聞かせてください。

ミズキ 何よりもまず、インターン生が持つマーケティングやサイゲームスに対する熱量を肌で感じられたのが良かったです。もっと自分も頑張らなきゃなと、ハッとさせられることも多かったです。

ツトム 本当にそうですね。みなさんの熱意から、私たちも学ぶことがたくさんありました。一緒に過ごした時間は、私たちにとっても本当に良い刺激になっていて、ミズキさん以外の講師陣からも「来年もぜひやりたい」という声が上がったくらいです。参加者のみなさんと講師であるスタッフがお互いに満足度の高い「場」が共有できているのはとても嬉しいですね。

インターンの実施中に印象に残った場面はありますか?

ミズキ 何かに特化した経験や強みを持っている方は印象に残りやすいですね。例えば、サイゲームスに限らず色々なゲーム系のイベントに参加した方からは、「こういう事例がありましたよ」と具体的な提案がありました。
あるいはWeb広告運用のアルバイトをしていて、その経験を企画に反映してくれた方もいましたね。

今年の企画で特に印象に残っているのは、あるCMを提案したグループです。その企画が本当に面白くて、正直「やられた、悔しい!」と思うほどの内容だったので、強く記憶に残っています。

ツトム 私は初めて会ったばかりのみなさんが楽しそうにディスカッションしている姿がとても印象に残っています。
議論する際はお互いをリスペクトしながら「本音」で話すように、と事前に伝えていたので、真剣勝負で対話をするような緊張感のある場になる、と想像していたのですが、今年は笑い声が絶えず、なおかつ議論を上手く進めている良い雰囲気を作っていたチームがありました。
それを見た時に、エンターテインメントに関わる仕事を生業としている以上、なんでも楽しむ姿勢は本当に素晴らしいな、と改めて感じました。

エンターテインメントを作る仕事は、もちろん楽しいことばかりではありません。裏では、もがくように奮闘する場面も少なくないんです。それでも、「みんなで楽しく実行しよう」というポジティブな人たちが集まると、アイディアもポンポン出るようになりますし、実際に良い結果も生まれやすいんですよね。

マーケティングコースのインターンシップには、どんな方に参加してほしいですか?

ミズキ マーケティングを通して誰かの心を動かしたいという強い熱意や野望を持っている方にぜひ参加してほしいですね。私たちもそういった想いを抱き、マーケティングとして形にしてきているので、それを体験したいという方に来ていただきたいです。

ツトム とにかく「好き」を仕事にしたいと思っている方に来てもらいたいです。好きなことを考えているときの「熱量」って爆発的なパワーを生み出すと思っているので、そういう熱を帯びた方たちと一緒にマーケティングについて語る時間を過ごしたいです。

最後に、お二人から学生のみなさんにメッセージをお願いします。

ミズキ サイゲームスのマーケティングは、施策について企画から実行まで一貫して関われるので、自分が思った以上に任せてもらえる領域が多いです。その分、責任感や行動力も求められますが、それだけ大きなやりがいを感じられるはずです。
インターンシップではそういったやりがいも伝えることができますので、共に実りある時間を過ごせればと考えています。

ツトム 好きなことを仕事にするための第一歩として、サイゲームスのインターンを活用してもらいたいと思っています。脳みそに汗をかきまくる体験と、面白いことを考え抜く厳しくも楽しい時間を私たちは全力で提供しますので、次回開催の折には、意欲あるみなさんのご応募をお待ちしております!


以上、インターンシップ マーケティングコースの紹介でした。

サイゲームスは一緒に働く仲間を募集しております。ゲームづくりに熱い気持ちを持つ学生のみなさんのエントリーをお待ちしております!

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