CyFreshers ~新卒1年間の成長記録~Vol.13 タクミ プロモーションディビジョンの場合

サイゲームスには、毎年フレッシュな新卒社員が入社しています。「CyFreshers(サイフレッシャーズ)」は新卒入社で活躍する若手社員に、会社や仕事について語ってもらう連載です。新卒社員がどのような想いを持って入社し、入社後何を経験して、どう成長を遂げたのか、そして今どんな夢や目標を持っているのか?率直に語ってもらいました。

2024年新卒 マーケティング本部 プロモーションディビジョンタクミ
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学生時代からアルバイトとしてサイゲームスに合流し、『Shadowverse』の大学生リーグや各種大会の運営などを経験。新卒入社後も同IP関連の各種リアルイベントに関わり、現在はマーケティング本部のプロモーションディビジョン コンテンツマーケティング部に所属し、『Shadowverse: Worlds Beyond』関連のオウンドメディア施策運営に携わる。

マーケティング関連の業務を担当
各種メディアで情報発信

現在はどんな業務を担当していますか?

私の所属しているプロモーションディビジョンは、主に国内のモバイルアプリのプロモーションを担っている組織で、私はその中でもリアルイベント、オウンドメディア、動画・生放送番組など、ゲーム外の施策に関して制作や運営を行うチームに所属しています。

私が直近で関わっているのは『Shadowverse: Worlds Beyond(以下、シャドバWB) 』 の公式サイトやX、YouTubeなどをはじめとするメディアから発信する投稿や動画コンテンツの作成などです。プロデューサーや開発陣と情報出しについてすり合わせをしながら、文章や画像、動画などの素材作成から実際の投稿とその振り返りまでをチームで行っています。

▲公式Xのポストの一例

ゲーム内でイベントなどが行われるタイミングに合わせて、イラストなどの画像素材データの支給をイラストチームに依頼したり、バナー画像に掲載する文言を考えたりすること。そしてそれらの素材をデザイナーにレイアウトしてもらい、できあがったコンテンツを各種メディアに投稿しています。
また、『シャドバWB』のYouTube生配信にも「新カード紹介パート」を中心に台本制作や動画制作などで携わっています。様々な情報発信の方法がある中で、目的に合わせて一番良い手段は何かを考えて取り組んでいます。

配属された当初はどのような仕事を任されましたか?

私が入って初めに携わったのは、「Shadowverse最強チーム決定戦 powered by RAGE」というeスポーツの大会です。ご主催いただいた各地方予選の主催者のみなさんやRAGEと一緒に、サイゲームスからも盛り上がりを作るべく、SNS投稿や公式番組内でのロケVTRなどを企画しました。

入社後、仕事の進め方はどんなふうに身に付けていきましたか?

とにかくメンター・トレーナー制度のトレーナーの先輩に教えてもらった部分が大きいです。部署として企画を作る機会がとても多いので、資料の作り方やタスクの管理方法、企画が通った後の他部署への依頼の仕方といった基本部分から、企画をプレゼンするときの話し方や、どれくらいの粒度で伝えるかといったテクニック面まで、最初はすべて先輩に見てもらって修正して⋯⋯という感じで覚えていきました。

働く上で大事にしていることはありますか?

二つあります。一つは「成長する」ことです。昨日の自分を超えることを意識しながら、日々全力を出すよう心掛けています。もう一つは「情報を受け取る方にこういう思いをしてほしいからこの施策をする」というように「目的を明確にすること」です。

職場はどんな雰囲気ですか?

明るいチームだと思います。休憩時間などは結構雑談も多くて、最近話題の面白いコンテンツの話もしますし、みんなでわいわい言いながら『シャドバWB』をプレイすることもあります。マーケティングは理論が大事である一方、直感でどう感じるかも大事だと考えているので、雑談のような何気ないやり取りから仕事のヒントが見つかることもあり、大切にしたいなと思っています。単純に、楽しい時間を共有することで関係値が高まって、仕事のお願いがしやすくなるといったこともあります。

人と違う経験をしてみたくて
大学1年からサイゲームスでアルバイト

学生時代はどんなことを学んでいましたか?

私はわりとふわっとした動機で大学に入ったところがあって(笑)。大学受験では幅広い分野を学べる環境系や総合政策系の学部がある大学を目指したんです。入った大学では、文化の保存やSDGs、サステナブルな経済や経営などを学びました。ゲームづくりには直接関係しない分野ですが、ビジネスパーソンとしてその分野の視点は活きる部分があると思っています。

そこからゲーム業界に興味を持ったきっかけはなんだったのでしょうか。

ずっとゲームが好きで、『Shadowverse(以下、シャドバ)』はリリースの初期、中学生の頃から遊んでいました。ただ、就職先としてゲーム業界を意識していたわけではなく、就職を考えるより先にサイゲームスで学生アルバイト(※)として働いていたという感じです。

※ 現在は「長期インターンシップ」として募集していますhttps://fresh.cygames.co.jp/internship/

前提として、アルバイトをするなら、時間をお金に変えるだけでなく人と少し違う経験をしてみたいという想いがありました。そんなとき、サイゲームスの採用サイトを見てアルバイトを募集していることを知り、これだ!と思って応募しました。大学1年のとき、そこからゲーム業界に足を踏み入れることになりましたね。

アルバイト時代の初期には、『シャドバ』のカードパックがリリースされる前のテストプレイのお手伝いなどをしていました。自分がわずかながらも携わったものが初めて世に出るという経験をして、それに対してユーザーの方々からの反応があるのがすごくうれしかったですね。

その後、マーケティングという分野への興味が強くなり、eスポーツのイベントを運営する部署に移って、卒業までの約2年間携わらせてもらいました。大学では学園祭の実行委員をやるくらいイベントも好きだったので、ゲームの大会というリアルイベントの運営は興味深い経験でした。そこではXでの情報出しなど、現職に繋がる業務も経験しました。

就職活動をするにあたって、あらためてサイゲームスを就職先として志望したのはどんな理由からですか?

私が22歳の頃、『シャドバ』がリリースされてから約8年が経っていて、人生の3分の1くらいを費やしたゲームということになったんです(笑)。他にそれほど長くやったゲームはなかったし、そんなゲームを開発している会社でアルバイトができたのは幸運だと思いました。だから、他の会社を選ぶ理由があまりなかったというほうが近いかもしれません。

それから、大学4年の頃からマーケティングが面白いと思うようになったことも関係しています。マーケティング活動をするのであれば自分がその会社のコンテンツを本当に良いと思っていたほうがやりやすいと思うんです。『シャドバ』はまさにそういう存在だったので、大学4年のときには『シャドバ』のマーケティングの仕事をしたいという想いが固まっていました。

就職活動のために意識していたことはありますか?

定番ではありますが、ガクチカ(※)みたいなものはあったほうが良いと思っていました。大学1年生のときにサイゲームスでアルバイトを始めたこともガクチカの一歩になるという意識があってのことです。他にも何かスキルを身に付けようとして、プログラミングや動画配信にも挑戦したり、Xでフォロワーをたくさん集める工夫などをしてみたりしていました。

※ ガクチカ……「学生時代に力を入れたこと」の略で、就職活動の際に学生に問われることが多い。学生時代に力を注いだ経験を通じて、自身の人物像や強みを企業に伝える材料とする

また、当時コロナ禍だったことも影響していると思います。自発的に何かをやらないと何も経験できないまま時間が過ぎてしまう、何かやらなきゃという想いは常にあって、役に立ちそうと思ったことはとにかくやってみるようにしていました。

『シャドバWB』をもっと楽しんでもらう
プレイの幅を広げるための施策に取り組む

入社してからの1年で一番達成感を得たエピソードを教えてください。

『シャドバWB』のリリースのタイミングで、SNSにポストした瞬間は特に達成感があったと思います。プロジェクト全体で直前まで準備をしてきて、みんなでリリース記念のお祝いをしたことや、リリース後に多くの方が『シャドバWB』を取り上げてくださったこと、たくさんのユーザーの方々がプレイしてくださっていることを実感できたのは、大きな充足感がありました。

▲リリース当時のポスト

他にも挙げると、オフラインイベント「シャドバスペシャルフェス」での先行体験会も印象に残っています。
このイベントはリリース前に『シャドバWB』を体験していただくイベントで、私は機材の手配やデッキ(※)選びなどを担当していました。初めて『シャドバWB』をユーザーの方々にプレイしていただく機会だったので、開発陣含め相当な緊張感をもって臨んでいたのですが、現場でユーザーの方々が楽しんでくれている様子や生の声を聞けたのは貴重な体験でした。

※ デッキ⋯⋯カードゲームにおいてプレイヤーが使用するカードの束(セット)のこと

反対に、失敗談や大変な思いをしたエピソードはありますか?

自分が深く考えずに企画した施策が、いざ実行しようとしたら想像以上に時間がかかってしまったことです。「この内容ならこれくらいの時間でできるだろう」という計算がまだできないところがあって、数週間程度と見積もっていたら実際には数か月かかるものだったことも。
そういうことがあると当然、全体のスケジュールが押して余裕がなくなってしまうので、例え最終的な納期には間に合ったとしても、良い進め方ではないなと思います。後から考えると、準備に時間がかかることがわかっていれば、もっとクオリティーを上げられたなと反省することがありますね。

入社してからの自分を振り返って、成長したと感じる部分はどんなところですか?

これは本当にトレーナーからのアドバイスや指導があって成長できたことですが、タスクを自分で管理できるようになってきました。アルバイト時代は、タスクの書き出しを一切していなくて、勢いで進めていくようなやり方をしていたんです(笑)。
先ほど言ったような失敗もまだまだあるのですが、レギュラーで任せてもらえている業務については、優先順位を決めて取り組むことや、ユーザーの方々からの反応を想定したクリエイティブや文言を作成することを、この1年で心掛けられるようになりました。まだ完璧ではありませんが、そうした習慣や視点が身に付いたことは、自分の成長だと感じています。

今後の目標を教えてください。

『シャドバWB』の魅力を、より多くの方々に感じていただけるように発信をしていきたいです。デッキを組んで勝負する醍醐味はもちろん、それ以外にいろんな楽しみ方があることも、各種発信を通じて広げていきたいです。例えば、『シャドバWB』のカードには、能力以外にもキャラクター性やフレーバーテキストの魅力などが詰まっています。そういった魅力を発信することで、ユーザーの方々に『シャドバWB』をさらに楽しんでいただきたいと思っています。

以上、プロモーションディビジョンのタクミさんへのインタビューをお届けしました。本連載では、今後もフレッシュに活躍する新卒の姿をシリーズでお伝えします。お楽しみに!

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