『シャドバ』『グラブル』『ウマ娘』のこだわりについて語る イラストレーター(キャラクターデザイナー)採用セミナー開催決定!
サイゲームスのイラストに対するこだわりやデザインの手法をお伝えするため、6月7日(水)に「イラストレーター(キャラクターデザイナー)採用セミナー」を開催いたします。
イラストは、ゲームを構成する各種要素の中でもユーザーのみなさんの目に最初に触れるもので、作品の世界観を表現し、ゲームの入り口となる重要な要素です。
本セミナーでは『Shadowverse(以下、シャドバ)』『グランブルーファンタジー(以下、グラブル)』『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』について、各タイトルで大事にしているこだわりを語ります。開催に先立ち、今回はイラストレーターの採用チームにセミナーの見どころについて聞きました。
ゲームタイトルを横断したセミナー
開催の背景とは
まず、今回のセミナー開催のきっかけを教えてください。
サイゲームスのイラストチームは、技術面やテイスト面でさらにバリエーション豊かに、クオリティーの高いイラストをユーザーのみなさんに届けるべく、メンバーを募っています。
これまでも定期的に採用セミナーを開講してきましたが、今まではゲームタイトルごとの開催となっていました。しかし、前回ゲームタイトルを限定しない「背景イラストレーター採用セミナー」を開催したところ、「『グラブル』や『ウマ娘』から様々な事例を聞くことができて良かった」「各工程が画像付きで説明されており、業務内容のイメージが湧いた」とご好評をいただきました。そのため今回もゲームタイトルを限定せず、ゲームのイラスト・キャラクターに興味のあるたくさんの方に参加してもらいたいと考え、タイトル横断での開催としました。
具体的にどんな内容をお話するのでしょうか。
『シャドバ』と『ウマ娘』からは、それぞれの業務内容の紹介や一枚絵の仕上げ方、分業での制作工程について具体例をお見せしつつ解説していきます。
加えて、今回初めてキャラクターデザインの制作事例も紹介します!最近採用担当として多くの方とお話する中で、ゲーム業界のイラストレーターにチャレンジする方はキャラクターデザインにも興味がある方が多いと改めて感じましたので、「サイゲームスではどのようにキャラクターをデザインしているか」をお伝えしたいなと。今回は『グラブル』の事例をお話しする予定です。
複数のゲームタイトルの事例が見られるのは良いですね!ご紹介するイラストも多いのしょうか?
実は80を超えるイラストを資料に入れ込んでいるので、てんこ盛りです(笑)。サイゲームスのイラストチームの具体的な業務を紹介する予定なので、イラストの仕事に興味がある方はぜひ今回のセミナーに応募してほしいですね。
講演の見どころをご紹介
『シャドバ』は1枚のカードイラストを1人で手掛けているんですよね?
そうなんです。『シャドバ』のイラストチームでは、イラストレーターの作家性・個性を活かし、キャラクターや背景を含む一枚絵を制作しています。ただ、1人といっても、制作に入る前にはアートディレクターとイラストレーターでどんなイラストにするか認識合わせをしたり、どのイラストにも必ず監修が入ってチームとしてクオリティーを高めたりするなど、コミュニケーションを大事にしながら進めていますね。
また、TCGである『シャドバ』のイラストはカードの種類やレアリティ、クラスなどを示す様々な役割があるため、その点を考慮しながら制作を進めます。ここは自身のアイディアが詰め込めるところなので、イラストレーターの腕の見せどころですね。
セミナーでは、カードの種類やレアリティ、クラスについての役割をどのように絵に落とし込んでいるのか、実際のイラストをお見せしつつお伝えする予定です。
ありがとうございます。続いて『ウマ娘』の講演はどのような内容になるのでしょうか。
『ウマ娘』のイラスト制作は『シャドバ』とは異なり、各イラストレーターによる絵柄のばらつきを抑えるため、主に原画チーム・彩色チームに分かれ、工程ごとに協力して制作をしています。
ゲームタイトルによって作り方が異なるのですね。どういった分担をされているのですか?
役割としては、ラフから線画までを原画チームが担当し、着彩を彩色チームが担当します。また、安定したクオリティーのイラストをユーザーのみなさんに届けるため、完成までに多くの中間監修やディレクターチェックを設けています。講演では、より詳細な工程をイラストの変化をお見せしながらお伝えしようと思っています。
1枚の絵を完成させるために、多くの人が関わっているのですね。
はい。分業制のチームでは、作業者同士での意思疎通がとても重要になってきます。そのため、報告・連絡・相談など日頃のコミュニケーションを密に取りながら、それぞれのチームを信頼し合い、また信頼に応えるため誠実さを意識して仕事をしています。
キャラクターデザインについてどのようなお話をするのか教えてください。
今回は『グラブル』から「水の六竜ワムデュス」の人化を例に、キャラクターデザインの流れやこだわりについてお伝えします。発注書を見た際にどのようにキャラクターを組み立てるのか、どのような点に気を付けてラフを描いているのかなどをお話します。
また、ラフを作成する際には色面・シルエット構成や明度構成なども確認しながら作成していきます。その後は『ウマ娘』と同じく、線画チームと着彩チームが協力して1枚の絵を完成させていくといった流れですね。
ありがとうございます!最後に、今回のセミナーにはどんな人に応募してほしいですか?
サイゲームスが好きでイラストに興味のある方はもちろん、業界未経験で迷っている方や自分のスキルを不安に思っている方にも参加してほしいですね。今回のセミナーは複数のゲームタイトルにおけるイラスト制作の工程を幅広く紹介しています。イラスト制作といっても求められる技術やテイストは様々ですので、自身の技術が活かせる部分も具体的に知ることができると思います。
また業務以外でも、イラストチームとしての育成や取り組みなどを紹介しています。合流後の業務や技術の向上方法なども知れる機会になっていますので、今はまだ技術や経験不足を感じて不安……といった方にもお越しいただきたいです。
マインド面でいうと「チーム制作をしたい」方はぜひ応募してほしいです。コミュニケーションが大切、というのは何回かお伝えさせていただいた通り、イラスト制作といっても1人で最後まで完成させることはできません。チームの協力があり、多くの人の力を借りて一つのイラストが完成されています。チームや周りのメンバーと一緒に作り上げるという想いと、チームの中で自分の持っている経験や技術を活かしたいという気持ちのある方にご参加いただきたいです。
以上、「イラストレーター(キャラクターデザイナー)採用セミナー」についてのご紹介でした。ご興味を持たれた方はぜひご応募ください。