「Tech Kids Grand Prix Cygames賞Meetup」リポート 子どもたちのさらなる活躍を願って開催した交流会
サイゲームスでは、次世代のIT技術者育成に向け、小学生を対象としたプログラミング教育の支援活動を行っています。その一例として、2018年から小学生向けの全国プログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix(以下、TKGP)」に協賛し、サイゲームスの企業賞を子どもたちに贈ってきました。このたび、「Cygames賞」を受賞した歴代の子どもたちを対象にした交流会「Tech Kids Grand Prix Cygames賞Meetup(以下、Meetup)」を開催。その模様をリポートします。
受賞者同士の交流を深める
「Tech Kids Grand Prix Cygames賞Meetup」とは
TKGPは株式会社CA Tech Kidsが主催する国内最大級の小学生向けプログラミングコンテスト。サイゲームスは初開催となる2018年から協賛し、プログラミングへの熱意を持った子どもたちを応援してきました。
「Tech Kids Grand Prix」についてはこちら
このたび開催したMeetupでは、TKGPで優秀な成績を収め、企業賞の「Cygames賞」を受賞した歴代の子どもたちに初めてお声掛け。彼らによる情報交換や交流の場を設けることで、今後の活動の参考にしてほしい、モチベーションを高めて更なる活躍に繋げてもらいたいとの考えから実施しました。今回は全3名の歴代受賞者にご参加いただき、各自の最近の取り組み発表やサイゲームスのスキャンスタジオ(※)見学、そして参加者同士やサイゲームススタッフとの交流などを行いました。
※スキャンスタジオの概要については以下の記事をご覧ください。
初めにTKGPでの受賞内容に触れながら参加者同士で自己紹介。同年代とはいえ学年も出身地も異なる3名でしたが、もともとTKGPの受賞者であることをお互いに知っていたようで、すぐに打ち解けていた様子でした。
続いてスキャンスタジオ見学では、サイゲームスのスタッフがボディスキャナーやフェイススキャナーをどのように使ってゲームに利用しているかを紹介。スキャンシステムの概要や、撮影データを取り込むサーバーのスペックなど、専門的な話にも興味深く熱心に耳を傾けていました。
スタジオ見学後は、TKGPで審査員を務めていたサイゲームスのスタッフがIoT(※)による過疎地域の課題解決をテーマにしたプレゼンテーションを実施。コンテストではプレゼンテーションの審査を受ける側だった参加者が、今度はスタッフのプレゼンテーションを審査・評価するというプログラムです。参加者からは「審査って難しい!」といった声が漏れる一方で、スタッフからも「みなさんのように5分にプレゼンをまとめるのは難度が高い」という感想が聞かれ、お互いに刺激のあるプログラムとなりました。
※IoT……“Internet of Things”の略。今までインターネットに繋がっていなかったものを繋げて通信させること
プログラムの最後は、参加者の現在の取り組みについての発表会です。会場に持ち込んだPCを使いながら、各々が直近の制作物などを自由に紹介しました。発表された制作物は、Webサイトのデザインや、作曲から撮影、編集、アップロードまで1人で行ったというPV映像、数学の「完全数」を求めるプログラムの検討など。TKGPで表彰されて以降もそれぞれ自分の好きなことを追究してきた成果が発表され、参加者同士はもちろん、随行した保護者のみなさんも制作物の着眼点や完成度の高さに興味深そうに耳を傾けていました。
これからの活動へのモチベーションに
Meetup参加者の感想
初開催となったMeetupでしたが、参加者からは「憧れの人(TKGPの自分以外の歴代受賞者)に会えて刺激になった」「他の参加者の話を聞いて、自分の知らない世界を知ることができた」など、参加者同士の交流が良い機会になったという声が上がりました。また、普段は見ることのできないゲーム開発に関する設備の見学や、大人のプレゼンテーションを逆に審査するというプログラムについても「新鮮で貴重な体験になった」という感想をいただきました。保護者の方からも「非常に良い機会になったようで、Meetupから帰ってきてからプログラミングに没頭している」といったお話も伺いました。
今回のMeetupが、参加者のみなさんにとって今後の活動や取り組みのモチベーションアップに繋がっていれば幸いです。
サイゲームスでは、これからもプログラミングの楽しさや、アイディアや発想を形にしていく面白さ・大変さを子どもたちに体感してもらえるよう、プログラミング教育支援活動に取り組んでいきます。
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