メディアプランナーの仕事とは?ゲームの世界をより深く楽しんでもらうための仕掛け人【サイゲームス仕事百科】

1つのゲームの周辺には、そのゲームを盛り上げるたくさんの要素があります。多くの人々にゲームの世界を楽しんでもらうために、リアルイベントやオンラインイベント、動画やラジオ番組など、さまざまなコンテンツを企画するのがメディアプランナーという職種です。今回はサイゲームスのメディアプランナーの仕事について、マネージャーへの取材を基に解説します。

メディアプランナーのミッションは
ゲームファンであるお客様の満足度向上

メディアプランナーの仕事内容は多岐にわたります。既存ユーザーのみなさんにゲームをより深く楽しんでもらうために、ゲームに関連する各種ゲーム外コンテンツを企画・制作します。これまでにもさまざま企画を展開してきました。具体的には、『グランブルーファンタジー』ファン向けのイベント「グラブルフェス」、『Shadowverse』のeスポーツ大会「Shadowverse World Grand Prix」、『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』のYouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」などの運営、その他各種オンラインイベント、企業様とのコラボレーション企画もメディアプランナーの仕事です。

これまで手掛けてきたコンテンツの事例は下記の通りです。フェス、eスポーツ大会、番組制作などさまざまなゲーム外コンテンツの企画・制作を行っています。

【メディアプランナーが手掛けるコンテンツの事例】

■リアルイベント

▲「グラブルフェス 2019」の模様

■eスポーツ大会

▲「Shadowverse World Grand Prix 2019」の模様

■Web施策(公式サイト、SNS運用など)

▲『Shadowverse』公式サイト。この他にも『グランブルーファンタジー』『プリンセスコネクト!Re:Dive』など自社タイトルの公式サイトやSNSを運用

■番組(Webラジオ・生放送・配信動画)

▲『ウマ娘』YouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」。その他にもタイトル毎にYouTube公式チャンネルを運用

■キャラクターソングCD・書籍

▲ゲームのキャラクターソングCDの進行管理
▲コミカライズ作品・ノベライズ作品の監修管理作業などを実施

この他にも、各タイトルのメディア対応や新しいコンテンツの提案をしています。メディアプランナーの仕事の範囲に「ここまでしかやらない」という線引きはなく、ゲームを盛り上げるためにありとあらゆる企画を立案し、実現していきます。

手掛けるコンテンツは世の中の状況によっても変わります。現在は新型コロナウイルスの影響もあり、番組配信やオンラインイベントの重要度が増しています。ただし、番組やイベントを実施するにしても、視聴者の方々が参加できる要素を盛り込んだり、配信イベントだからこそできる映像演出を仕込んだり、オンラインならではの新しいユーザー体験を常に模索しながらコンテンツ制作を行っています。

メディアプランナーチームの体制

サイゲームスのメディアプランナーは、手掛けるコンテンツの内容によって「メディア室」と「eスポーツ室」に分かれ、各ゲームタイトルの専任として業務を担当します。

■メディア室
リアル/オフラインイベント、Web施策、企業コラボ、番組制作、キャラクターソングCD・書籍の制作など、幅広いコンテンツを担当します。

■eスポーツ室
eスポーツ関連イベントの企画・運営に特化したチームです。『Shadowverse』や『グランブルーファンタジー ヴァーサス』などeスポーツタイトルの大会運営および関連業務を担当します。地域や店舗が主催する『Shadowverse』のES大会(※)の運営サポートも行っています。

ES大会……Shadowverse Event Supportの対象となる大会・イベント。企業・団体が主催となり、全国各地で開催されている

メディアプランナーの業務フロー

コンテンツの種類によって業務内容は変わりますが、いずれのコンテンツ制作の場合も業務の流れは大きく変わりません。ここでは、ネット配信番組を例に紹介します。

1.コンテンツの企画

ユーザーのみなさんに楽しんでいただくためにはどんなコンテンツが良いか企画します。例えば番組制作の場合は、どのようなコンセプト・内容の番組にするか、どんな配信プラットフォームを使うかなどを考えます。企画はプロデューサーやディレクターから提案を受けることもあれば、メディアプランナーが発案することもあります。

2.協力部署やパートナー企業の選定・連携

企画が決定したら、コンテンツ制作のためのチームを編成します。コンテンツ内容・制作予算・スケジュールなどの条件を加味しながら社内の他部署や社外のパートナー企業様と連携します。そしてメディアプランナーはチーム内において、プロデューサー・ディレクター・開発PJ内での意見を集約し、よりクオリティーの高いコンテンツの完成を目指して、各所との調整作業・クオリティーチェック・予算管理など、コンテンツ制作に必要な進行管理全般を担当していきます。

3.コンテンツ制作の進行管理・監修

ユーザーのみなさんへコンテンツをお届けするベストなタイミング・出演者のスケジュールを考慮しながら、配信日を決定します。そして配信日から逆算して制作スケジュールを組み、制作作業に着手していきます。さらに番組制作以外にも、「こんな番組を放送します」という告知をどのようなタイミング・内容で行うかを考えて情報発信していくことも必要です。
コンテンツの各制作段階における監修に加え、制作予算の管理、当日の収録現場のディレクション作業などもメディアプランナーの仕事です。大きな案件ほど求められるクオリティーが高く、そのクオリティーを実現するためには、各所との密なコミュニケーションが必須となります。基本的にメディアプランナーの仕事は一人で完結するものはなく、多くの方の協力があって成り立つものがほとんどです。そのため、コンテンツの制作進行・監修作業においては関係者との調整を円滑に行うことのできるコミュニケーション能力が求められます。

4.コンテンツの公開

コンテンツの制作準備が整ったら、いよいよ公開です。例えば生放送の場合は、番組が滞りなく進行しているかを見守るだけなく、番組の進行に合わせたSNSでの情報発信や、視聴者からのコメントチェック、トラブル対応などをリアルタイムで行います。
事前収録の場合には、番組内容が正しいかを事前にチェックし、公開タイミングに合わせて各プラットフォーム上で公開します。

5.実施内容の振り返り

公開終了後には、再生数や視聴者数などの数字情報や視聴者コメント、SNSでの反応などを見ながら企画を振り返ります。同時接続者数が多かったのはどのタイミングだったのか、新しい企画は視聴者に好評だったのか、あまりよくなかったときは何が原因だったのかなどをしっかりと関係者全員で振り返り、次回に向けての課題を見つけてコンテンツのクオリティーアップを目指します。

ネット配信番組以外のコンテンツも基本的な業務の流れは同じとはいえ、コンテンツの内容によってディレクションや現場対応のノウハウは異なります。そのため、イベント、Webサイト、番組制作など、領域毎に各スタッフがスペシャリストとして担当しています。

いずれのコンテンツの場合も、大事なのは「ユーザーのみなさんにいかに楽しんでもらうか」です。その目標を達成するにはどうするのがベストかという視点から、案を練っていきます。また、自分の担当領域以外はノータッチということはなく、チームで随時意見を交換してコンテンツの質を高めています。

メディアプランナーに必要な
マインド・スキル

各部署や外部パートナーとのやり取りが多い仕事のため、コミュニケーション能力は必須です。それに加えて、下記のようなマインドやスキルが求められます。

■コンテンツに対する強い想い

自身が担当するコンテンツの魅力をもっと多くの人に伝えたい、そのためにこういう企画を実現したいという強い想いを持っていること。そして、もっと良い企画にしたい、そのためにどうしたら良いかを考え続けられる意志が必要です。また、企画を成功させるためには、担当するコンテンツについて深く知っておく必要があります。担当コンテンツのゲーム内の知識だけではなくユーザー属性やSNSでの反応など、ゲーム外における知識も理解しておくことが大切です。

■課題解決に向けて自ら動く姿勢

指示待ちの姿勢ではなく、企画をより良いものにするためにどうするか、自ら考えて調査し、課題を見つけて解決してくことが求められます。例えば、SNSでの反応や番組内のコメントなどで前回はどのような反応があったかを振り返ったり、他ゲームタイトルの実績なども参考にしたりしながら、現状の課題は何かを見つけることです。課題を把握して次回に繋げられるように、PDCAサイクルを回すスキルと姿勢が必要です。

■プレゼン力(言語化・具体化する力)

どんな企画をどんな理由でやりたいのか、その企画にどんな効果が期待できるのか。関係者に趣旨を理解してもらい、根拠を示すプレゼン力が必要です。実際のプレゼンの際にも自分が実現したいことをただ一方的に伝えるだけでなく、プロデューサーやディレクターの要望をしっかりと聞いて企画のクオリティーがアップするかたちで反映する能力が求められます。また、実際に企画を具体化するためには、契約にまつわる知識や各所との調整力も重要です。

■柔軟性

ユーザーのみなさんが求めることは時間の経過や世の中の状況に合わせて変わります。過去に好評だったコンテンツが次も好評を得られるとは限りません。ユーザーの方々が求めていることと、プロジェクト側が実現したいことを踏まえつつ、その都度、何がベストかを考えて柔軟に対応できることが大切です。

メディアプランナーの
仕事のやりがいとは?

メディアプランナーの仕事のやりがいは、やはり自分が企画したコンテンツがユーザーの方々に喜んでもらえることです。SNSで「面白かった!」という内容の投稿を見かけたり、生放送のコメントが盛り上がったり、イベントで参加者の楽しんでいる姿を見たときなどは、達成感ややりがいを感じる瞬間です。特にリアルイベントでは、ユーザーのみなさんと近い距離で仕事ができる喜びがあります。

これまでに手掛けてきた仕事の中で印象に残っているのは、2018年に『Shadowverse』のプロリーグ「RAGE Shadowverse Pro League」を立ち上げたことです。その際、『Shadowverse』のことが本当に好きでプロになった方から、「(プロリーグのおかげで)人生が変わった」と言ってもらえたときは自分の作ってきたものが間違っていなかったと思えた瞬間でもありました。また、eスポーツ大会をきっかけにして友達が増えた、配信を始めたといった声などを聞く度に、この仕事をやっていて良かったと強く感じます。

もちろん、前例がないものを作るのはとても難しく、「これで本当に正しいのか?」と常に自問自答しながら仕事を進めなければならない不安はあります。過去に実績のあるものについても時流にあった「最高のコンテンツ」が求められるため、ユーザーのみなさんに自信を持って「これは楽しんでもらえる」と思えるくらいのクオリティーでないとそもそも企画さえ通りません。人を感動させるコンテンツを作ることは簡単ではありません。この仕事は厳しい言葉をもらっても、「次はもっとユーザーの方に喜んでもらえる企画を考えよう」「さらにクオリティーを上げてこの企画を実現させよう」と思えるようなメンタルと意志がないと厳しいのは確かです。

メディアプランナーの
キャリアパス

現状、サイゲームスのメディアプランナーは中途入社スタッフの多数が経験者ですが、必ずしもゲーム業界で経験を積んだ人ばかりではありません。前職では異なる業界でイベント制作・番組制作などを行う会社に所属していて、そのときの経験を活かして活躍している人もいます。
また、中途入社でもまったく畑違いの職種から転向するパターンもあり、前職で営業マンだった人や、アパレル企業の販売をしていた人もいます。彼らは未経験ながらもゲームに対する情熱があり、またサイゲームスで成し遂げたいことも明確で強い想いをもって業務に取り組んでいます。
近頃ではOJTを中心とした未経験者の教育体制も整いつつあり、中途入社スタッフのみではなく、新卒・第二新卒入社スタッフといった未経験者でも成長・活躍できる職場環境となってきています。

経験者、未経験者問わず、自分自身で課題を見つけ、それを解決するための企画を提案し、その企画を実際にかたちにできるようになればサイゲームスにおけるメディアプランナーとして一人前と言えるでしょう。そのためには、メディアプランナーに必要なマインド・スキルでも述べたように、プロデューサーやディレクターに提案する力や、各部署や外部パートナーと連携・調整できるスキル、ディレクションスキル、予算・進行管理能力などを含めた総合力が求められます。最初からすべてできる人はほとんどいないので、一つひとつを積み重ねて力をつけていく必要があります。個人差はありますが、未経験の人が一人前になるまでに3年くらいはかかると思います。もちろん、時間をかければいいというわけではなく、他人任せにせず自分自身で学んでいくモチベーションがなければ、成長はできません。

メディアプランナーを
志望する人へのアドバイス

メディアプランナーを志望する方は、未経験者、経験者ともに、「こんなイベントを作りたい」「こんな方法で情報を発信したい」など、サイゲームスでこういうことをやりたい・成し遂げたいといった強い想いやビジョンを持っていることが大切です。もちろんお客様にゲームの魅力を伝えて楽しんでもらうのが仕事ですので、ゲームが好きであることは必須条件です。自らがゲームを楽しめないと務まらない仕事だと言えます。

採用の面接では、サイゲームスで何をやりたいか、そしてそれがユーザーの方々にどのようなメリットをもたらすのか、そしてメディアプランナーの業務を通じて自分がどう成長していきたいのかなどをお聞かせください。コミュニケーション能力や業務における経験値も大切ですが、何よりも重視しているのは熱量や想いです。ゲームが好きなのであれば、「どこが好きなのか」「なぜ好きなのか」を語っていただければと思います。その上で、なぜサイゲームスに合流したいと思ったのか、サイゲームスのゲームを自分の手でどうしていきたいのかを自分の言葉で良いので、熱量を持って語ってもらえるとうれしいです。業務経験問わず、サイゲームスのゲームを通じて、自分が作ったもので人を感動させたいという気持ちを持っている人はぜひ、採用選考へ応募していただきたいです。


以上、メディアプランナーの仕事についての解説でした。
現在サイゲームスでは、一緒に働く仲間を募集しています。この記事で興味を持った方は、ぜひ一度こちらをチェックしてみてください。

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